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普通の会社員が畑を借りる話し

自宅横のビニールハウスと畑をお貸ししてもらうことになりました。

今回畑を貸していただく近所のおじちゃんと以前から交流があり、今回思い切って「貸して下さい」と頼んだことがきっかけです。

そのきっかけはひょんなことで「ビニールハウス壊そうと思っとるよ」と聞いたとき「ええー、もったいない。それなら自分が管理するので貸してください!」
と言ってみたことから、この話しは進みます。

まず、お隣のビニールハウスと畑はおばあちゃんが色々作物を育てたりしてたんですが、数年前にお亡くなりになってしまったんですね。

それからおじちゃんが定期的にトラクターで畑を耕し、ときたま私達家族も一緒に何か植えたりとしていた感じです。ただ、ビニールハウスはほとんど使っておらず、トラクターで耕しにくいこともあるのか、私もずっと気になってはいました。

なので「ビニールハウスを壊す」と聞いたときは、何となく愛着があった私は「ああ、いよいよか」と思うと同時に「それなら貸してください!」と口から出てしまいました。

お借りする予定の畑
こちらがそのビニールハウス

農業の現実的な話し

当然、そんな簡単に「いいよ」とはなりません。

というのも、私って今会社員してるし、そんな簡単には維持はできないのは傍目にわかります。なので当たり前ですが「ちゃんと話しを聞いてから」となりました。

それで時間を作って「何故農業がしたいのか」をコンコンとお話しさせていただき、今お借りする前提で準備を進めているところです。

ここでまず、これから農業に携わりたい方に以下をシェアします。

  • 「農業で稼ぐ」はかなりの確率で反対される

  • 「計画」が大事。思いつきやミーハーな感じはすぐ見抜かれる。

というのも、農業って想像以上に大変です。これはちょっと手伝ったことある方はわかると思いますが、とにかく一言で言うと大変!!

特に畑は「雑草の管理」が何より大変で、自然農法で草を残すとか言ってる場合じゃないぐらい草は伸びてくる。それに、草ボーボーの畑は地元の農家さんが嫌がるので、基本的には放置は厳禁です。

それが前提なので、計画性がなければ反対されるのは当たり前。更にそのハードルを超えても、育てた作物を売って生活しようと思ったら、本当に大変であろうことは容易に想像できますよね。

農業との距離間

ここ数年、農業が注目されているのは間違いありません。それは社会不安、いわゆる食料危機が叫ばれているので、自衛の為に検討する人が多いと感じます。

私もそんな感じで、最低限、家族の食べる食料は自分で確保したい。そんな考えから農業に興味をもちました。

そこから市民農園を借りてみたり、ちょっと手伝わせてもらったりということを意識しました。

結果わかったのは、

農業は大変!!

これに尽きます。もちろん、土に触れて気持ちいいとか、何となくデトックスされる感覚とか、収穫できたときの達成感とか、良い点もたくさんあります。でも、やっぱりマメさが問われるし「人間側の都合」ではうまくいかないんですね。

私の場合、平日会社員してて週末畑しよーって思っても、雨降ったらそれまでです。

それでも農業したい方へ

さて、ここまで読んでモチベーション下がった方いたら申し訳なかったですが、全く動じなかったあなたは本物です。

かくいう私も、あらゆるところで反対されて今に至ります。

「それで生活できるのか?」

「農業はきついからやめたがいい」

そんなことを何度言われたか。。

でもね、今農業に興味を持っている人って、今までのそれとは違う気がするんですね。

何となく楽しそうだからとか、気楽そうでいいなとか、多分それじゃないはずです。

私もそうです。別に農業で生計を立てようとか思ってません。おそらくですが、

農業✖︎○○

いわゆる半農半Xで生計は別に考えているはずです。だから「農業は甘くない」というツッコミを受けるんですが、そうじゃない。そうじゃないんですよ。

ぶっちゃけ、そんな聖域みたいにしなくても、興味ある人がいたら受け入れてくれればよくないですか?

これからの日本を考えたら、レベル100の農家にはなれなくても、レベル10ぐらいの兼業農家が増えれば、日本の食料自給率の底上げになるからいいじゃないですか。

農業が遠ざけられている

私はそうやってハードルを高くした結果、海外の輸入に頼る羽目になったら元も子もないって言いたいんですよ。

これからは昆虫食??

とんでもない。もうそんな誘導に付き合ってる暇は1ミリもありませんよ。

良いことは悪いとされ、悪いことは良いとされる。

目的は人間の弱体化です。コロナ騒動で気づいた人も増えてきているはずです。

ただし、だからこそ今農業に興味をもつ人が増えてきたのも事実。

添加物のヤバさに気づき、オーガニック食品に興味をもち、農業にたどり着く。そしてその流れは、子供の教育に活かせるはず。そう考える人、今増えてますよね。

農業は日本の今そこにある希望なんです。

だから農家の方も経験者の方も、未経験の方で興味を示している人いたら、あたたかい目で見てあげて欲しいんですね。

そしてこれから農業したい方は、既存の農家さんにリスペクトして、ドアをノックしてお邪魔しましょう。

これからは○○農法だ!

無農薬じゃないと駄目だ!

そういうこだわりもわかりますが、まずは既存の農業を謙虚に知りましょう。それからでも遅くない。

私のように、農家さんと信頼関係ができれば必ず畑は借りれますから。

こちらの畑も本格的にするなら、、とお話しをいただいます

最後に

私は今年3月から本格的に畑をお借りする予定で、まずは自宅横の畑をしっかり管理できるようになります。

作業時間は早朝を予定してて、会社行く前に30分〜程度は触るようにし、時間がかかる作業は休みの日にしようかなと思ってます。

会社を辞めたらもう少しガッツリできるんですが、当面はそんなスタイルかな?育てるのは、手入れが簡単なハーブ類から育てていこうかと。

そんなこんなを全国各地のこれから農業始める皆さんと、シェアし合っていけたらと思ってます。

なので、ちょっとでも興味ある方はまずは市民農園を当たってみましょう。そこからまた話しが広がりますよー。

さてさて、次このお話し触れるときはちょっとは畑もそれらしくなってるかな?

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

また次の旅でお会いしましょう!

「生きる為に働く 食べる為に働く」何となくボーっと見てても農や食へのモチベーションが上がる作品です。Amazonプライムで見れるかな?と思いますので、お暇なときでも観てみて下さい。

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