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ネパールひとり旅 『美しく、寒い宿』

2020年1月 ネパール旅行記 Vol.2

調度品などいちいち可愛い。
差し込む朝日の柔らかさよ!

タメル地区から5分ほど歩いた距離の路地裏にある小さな宿に到着。
タメル地区は夜でもうるさいと言う評判を聞いていたので、あえて少し離れたところに予約を取ったが、確かに静か。
そして美しい。
うっとりするも、初ネパール。
荷物を置いて、なにはともあれ散策に出る。

フロントも吹きっさらしなので、ここに寝そべって本読んだりとかできない。
こんなに居心地良さそうなのに!
オサレ

しかしこのホテル、暖房は辛うじて付いているがほとんど湯たんぽほどしか機能しなかった。
そしてシャワーを浴びて大後悔。
お湯の出が悪くいっこうに温度も上がらない。どんどん体温が奪われていくので、慌ててバスルームを出て、さっき脱ぎ捨てた、まだ己の温もりの残る服をまた着込み、さらにハイキング用に持参した内側フリースのシャカシャカパンツとウルトラライトダウンを着用してベッドに潜り込んだ。

水圧が悪いのは、最上階ってことにも原因があるかもしれない。

老体に堪えるので、翌日寝袋を購入。シャワーはもちろん浴びず。
よって2日目の夜はそこそこ暖かく眠れた。

誰かときたらロマンチックだろうか。旦那ではないな。

程なくして気がつくことになるのだが、屋内で暖房がついているお店は稀で、ほとんどが、入り口のドア全開で吹きっさらしの状態で営業している。
寒いからどこかに入ってあったまろう、と言う期待はことごとく裏切られる。
つまりネパールの街中には、冬からの逃げ場はないのだ。

牛乳あっためて、と言ったら時間がかかると言われたのでそのままいただいた。
とにかく部屋に戻りたい一心。

朝は、美しい、しかし吹きっさらしのテラスで朝食をあてがわれる。
牛乳だけ飲んでお暇する。

寒さに強い人には素晴らしいホテル。


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