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突然始まった起業のキロク②

4月に起業すると決めて
5月に合同会社を設立
6月にECサイトをオープンしました。

難関だと聞いていたメガバンクの法人口座も
バーチャルオフィスだから難しいかなと覚悟していましたが
意外とすんなり開設できました。
噂が先行しているだけで案外ハードルは下がっているのかも?
躊躇している人がいたらチャレンジしてみてください。
ちなみにわたしは三井住友銀行で作りました。

会社の登記は
とっても面倒くさかったけど
わからないながらも自分たちでやりきりました。

残すは社会保険事務所に行くかどうか
つまり、役員報酬を出すかどうか決める
といった段階です。



さて、とても順風満帆のように書きましたが
もちろんそんなことはありません。

ECサイトの構築はさすがにどこかに頼まないと
全くの素人なのでお手上げです。
夫がshopifyで作ると決め
どこに頼もうかとネットで調べてみました。

ネットで一番に出てくるような大きな会社は
まるっとお願いすると300万円!と言われました。(構築+撮影)
リリース後、売れるようにフォローしていただくと1年間で1,000万円と言われました。
(この数字もぼやかしてなかなかはっきり言わないんですが。)

うそでしょ?
1,000万稼げるかどうかもわからないのに
おたくに1,000万払うの?
もう笑うしかない。

で、次に見積もりもらったところは
夫がYouTubeで見たところで
いろいろな解説を出していてなんだか詳しそう、
という理由で。(いかにも素人っぽい釣られ方)
そこは100万円のところ
スプリングセールで50万円弱と言われ
こんなのにも春のセールがあるんだぁと思いました。笑

30代とおぼしき営業の方に
「ECサイトはオープンしてからが大事です。
我々は決して突き放したりしません。一緒に伴走します!」
と熱く語られ、こちらも急いでいたので
「お願いします!」と契約しました。
結局サイト構築以外に撮影をお願いしたので
プラス30万円ほどかかりました。

撮影は出来そうな商品は
スクリーンやら三脚を買って
自分たちでもしました。
サイトはなんとか形になりましたが
商品登録や細かな設定は夫が、
悪戦苦闘しながらひとつずつYouTubeなどで
勉強しつつ毎日がんばりました。


結局のところサイトが出来るまでは
制作チームの方に質問もできましたが
サイトの枠組みができて、
後は自分でやってね状態になってからは
冷たいもので、
始めに言っていた「一緒に伴走します!」というのは月々2万円くらい払ってお願いするようで、
(これでも安い方だと言われますが)
お願いしても必要なアプリなどは別途料金が
発生するし、
なんとなく誠意が感じられない会社だったので
さよならすることにしました。


今は荒野に2羽、
生まれたてのひな鳥が
産毛をふわふわさせて風に吹かれ
体を寄せ合って立っている…。
そんな気分です。

次々にやってくる大きな鳥に
ツンツンつつかれ
産毛をむしり取られている。
そんな気分です。


起業すると
何かといろいろ必要なんですね。
そこには起業した人に
まつわるお仕事の人々が
それはそれはたくさんいて、
いろんなコンサルという名の方々はじめ
便利なソフトを売っている方々

税理士はいかが?
社労士も必要ですよ。
はい、会計ソフトは月々3,980円です。
労務管理ソフトは月々いくらですよ。
eFAXは月々いくらで
印刷物も必要ですよね?


ちょ、ちょ、ちょっと待って!
なんか、なんか、
なんとなくだけど、なんとなくなんだけど


く、食い物にされてない・・・?



子供の時の
お店屋さんごっこだったら
わたしばっかりお客さんじゃん!と
怒るパターンです。


いえ、もちろん必要なものなのはわかりますよ。
世の中の会社さんはもっともっと経費をかけていることも。
そもそもこんな便利な会計ソフトや
労務管理ソフトや
ECプラットフォームも
作ってくれた人がいるから
こんなに簡単に利用できるんですよね?
ありがたい話です。
でもそれを2,30代の若者に
流れるようにプレゼンされ、
あっという間にカードで払わされてしまうと
なんとなく、ね。

しつこいようですが今現在の
わたしの気分をお伝えすると

百戦錬磨の鷲やら鷹やらが
大空を飛んでいる
そんな荒野で
産まれたてのひな鳥が2羽、ピヨピヨと
無防備にもよちよち歩いている。


そんな気分です。


さてこれからどうなるか。


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