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モザイクタイルのモスクが見たい!-ウズベキスタン記1-

3月の終わり、仕事もひと段落して旅行に行こうと思い立った。
コロナ禍で海外旅行に行けなくなって3年。いつでもできると思っていたことがそうじゃないと気付いて、やりたいコトは先延ばししないと決めたから。

行き先はイスラム圏の都市。それだけははっきり決めていた。モザイクタイルの遺跡が見たかった。
イランは?イスファハンが有名だ。けれどせっかく行くなら数都市見たい。それにはハードルが高そうだな。じゃあイスファハンから周辺国に移動すれば?そう思って調べたら、サマルカンドという都市がイスファハンと共に上がってきた。何処だ?ウズベキスタンだった。それで初めてウズベキスタンが候補に上がってきた。
調べてみるとサマルカンドはシルクロードの交差点、国内には他にもイスラム建築の有名な都市が2つあり、周遊が可能みたい。
2018年にはビザが緩和され、日本人はノービザで入国できるようになっている。ここにしよう、そうしていく国が決まった。
この時点ではソロ旅の予定だった。自分の趣味が偏っていることを知っているので、普段は誰も誘わない。今回もそのつもり。
でもフライトを見始めて大韓航空のいい便を見つけた時、シルクロード好きの友人の顔が浮かんだ。その友人とは趣味が近くて、以前コンサートに行った話をした時、誘ってくれたら良かったのにと言われたことも思い出した。
ダメ元で誘ってみるか。
友人に電話してみると、食い気味に「行きたい」と。その後家族と相談した友人が行けることになり、2週間のウズベキスタン女2人旅が実現したのだ。

タシケントの空港

5月25日朝、曇りの成田を後にして大韓航空で出発。お昼には韓国の仁川に到着。日本からの直行便はほとんど出ていなかったが、仁川からは飛行機がたくさん飛んでいた。
4時間も乗り換え時間があったので、空港内をウロウロ。帰りに買いたいお土産をひやかし、スムージーを買い、楽しく時間を潰す。成田と違い自国人を含めたくさんの旅行客がいて、仁川はとても賑わっていた。コロナ後ますます海外に出なくなった日本人。世界3位の自由度を誇るパスポートがもったいないなあ、日本のガラパゴス化がますます進むなあなどど感じていたら、あっという間に飛行機の時間。ついにウズベキスタンへと飛び立った。

天候の関係で離陸が遅れ、ウズベキスタンの首都タシケントに着いたのは現地時間の夜7時半。タシケントの空港は日本の地方空港くらいのサイズで小ぢんまりとしていた。荷物を受け取り両替へ。ウズベキスタンの通貨はスムで10000スムが日本円で130円くらい。クレジットカードがあまり使えないらしいので、10万円くらいをまずUSドルに両替。物価は日本の1/3から半分くらいらしいので、これで旅程のほとんどはいけるだろうとの計算。で、そのうち3万くらいをスムにしたら、お札の束で財布が閉まらなくなってしまった。

ウズベキスタンのお札 100000スム(1300円くらい)
コインは流通していない


空港を出ると早速タクシーの客引きに捕まり、ホテルまで10ドルと言われる。タクシーは特に安いと調べていた私達。普段なら交渉もせず立ち去るところだが、この時すでに日本時間だと夜中12時半で疲れていたので、9ドルで手を打ってホテルまで。
やっと車が走り出しホッとしたのも束の間、いきなり道路が封鎖され、理由を聞くと「プレジデント」どうやら大統領が空港に来るようで、封鎖されたみたい。ツイてるんだかツイてないんだか。

ホテル外観
ホテルは市街地から少し離れた住宅街にあった

9時前にようやくホテルに到着。ホテルは小さいながら必要なものは全てあり、ベッドも清潔で快適。2人とも早々にシャワーを浴び就寝。お疲れ様!

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