見出し画像

これからが楽しみになる休校明けの声かけ

休校で子どもたちは長い間学校を離れていました。
そんな状況の中、休校明けに私たちがやる大切な事、それは、
子どもたちにこれからが楽しみになるような温かい言葉をかけてあげるということではないでしょうか。

今回は、休校明けの子どもたちにかけてあげたい言葉について考えました。(初めての出会いということもありますので、全てアイメッセージで伝えます。また、時間のない中だと思いますので以下に出てくる具体例は、対全体を想定して書きます。個別に声を掛けるときは、それをアレンジして使ってみてください。)

子どもたちに声を掛ける時に気を付けたいことは4つ

1、元気に来てくれて嬉しいということ

このことは、ストレートに伝えましょう。
例えば、
「みんなが元気に学校に来てくれて先生はとても嬉しいです。」
「元気でいてくれてありがとう、とても安心しました。すごく嬉しく思っています。」
等です。
まずは、相手が学校にくるという行動をしたことについて認める声をかけましょう。

2、不安な気持ちに共感すること

やはり状況はどうあれ、新年度のスタート、友達とうまくやれるか、先生はどういう人なのか不安に思う子は少なくありません。その気持ちを汲んで、声をかけましょう。

「最初は、不安に思う気持ちもあると思います。それは、楽しみたい、上手くやりたいという気持ちの表れです。不安な気持ちは、皆で過ごしていくと少しずつ消えていきます。だから焦らず、不安は自分の期待の裏返しと捉えてみんなで過ごす日を楽しみに待ちましょう。」

といったような内容の声をかけてはいかがでしょうか。
不安を前向きに捉え、原動力とできればいいなと考えています。

また、病気が流行っている中の登校です。

「学校でできることはしていきます。皆さんも予防や健康に気を付けた生活等のできる限りのことをしていきましょう。それでも不安な場合は、先生やお家の人に相談してくださいね。」と配慮をするのを忘れずにしたい所です。

3、一人ひとりを大切にするということ

一人ひとりを大切にするということを私はとても大切だと考えています。
ですので、この声かけは絶対にはずせません。

「先生は、皆さん一人ひとりを大切にすることを大事にしています。そして、それぞれの成長を楽しみにしています。ですから授業や休み時間に、皆さんの成長につながる様、一人ひとりに声をかけて、見守っていきます。そして、全員を大切に思い合うクラスにしていきたたいと思っていますので、皆さんの力も貸してくれると嬉しいです。」

といった内容の声をかけていきます。
一人ひとりを大切にしたいというメッセージと共に、自分の大切にしていることやこうしたいということを交えながら話すことをオススメ致します。(時間のない中ですから、どういうクラスにしていくか、その方法等ついての細かいことは、スタートしてから子どもたちとしっかり話し合って決めていくようにしましょう)

4、楽しい一年になるように一緒に頑張ろうということ

最後です。
子どもたちと別れる前に伝えましょう。

私たちは、何度も〇年生等を経験しますが、子どもたちにとっての〇年生は、生涯たったの一度きりです。
その一年間が充実した時間になるよう先生が力を発揮していくこと、そして、子どもたちにも頑張ってほしいということを伝え、希望をもってこれから登校してもらえるようにしたいと思います。
私でしたら、

「みなさんにとってこの一年間が充実して楽しい時間だった、またこういう時間を過ごしたいと思えるように先生は頑張っていきます。自分の力を発揮すると自分自身が成長すると私は思います。みなさんの先輩たちもそうでした。ですから皆さんも頑張って、自分の力を発揮してみてください。きっとさわやかな気持ちになるはずです。誰もが日々、成長する毎日を送る学校生活をみんなで作っていきましょう」

というような声を掛けていこうと思っています。
これから頑張ってみようと思ってもらうことがポイントです。
最後のお話は、先生自身も期待に胸を膨らませながら、周りをよく見渡して、ゆっくりと話をしてみてください。きっと先生方の言葉は多くの子の心に響くと思います。

まとめ

子どもたちに声を掛ける時に気を付けたいことは4つ
1、まずは、元気に学校に来てくれたという行動に対して感謝と喜びの気持ちを伝える
2、不安な気持ちは誰にでもあることを伝え、前向きに捉えていこうと話す。
3、一人ひとりを大切にすること、どういうクラスにしていきたいか考えていることを合わせて伝える。(どういうクラスにしていくか、その方法等ついての細かいことは、スタートしてから話し合って決めていく)
4、子どもたちが楽しい一年になるように頑張ってみようと思えるように、先生も期待をもって、これからの希望あふれる生活について語る。


以上です。

休校明けの短い時間の中だと思いますが、皆さんが素敵な出会いをされることを心から願っています。

いただいた分は、若手支援の活動の資金にしていきます。(活動にて、ご紹介致します)また、更に良い発信ができるよう、書籍等の購入にあてていきます!