マイルのアレコレ(6)

最後におすすめのマイレージプログラムを紹介して、一旦マイル編を今日で終わりにしよう…と思っていたのですが、おすすめを紹介する前に、「アライアンス」について説明を忘れていたことを思い出しました。マイルを貯める/使ううえで超大切なことなので先に説明します。次回をマイル編最終回にします。笑

アライアンスとは航空連合のことで、各航空会社は就航ネットワークを広げるための共同運行、各地の空港でのカウンターやラウンジ(*1)の相互利用、マイルの融通提携などで利便を高めて競争力をつけるために、仲間作りを行うためのもの。世界には3大アライアンスが存在していて、ANAが所属する「スターアライアンス」が最大。スカイマークやスターフライヤーなどの準大手、PEACHやJetstarなどのLCCは所属していない。(ロイヤリティが高いのかな?)

それぞれのアライアンス名と所属航空会社は以下の通り

①スターアライアンス
全日空、エア・カナダ、ニュージーランド航空、中国国際航空、アシアナ航空(韓国)、オーストリア航空、エジプト航空、ルフトハンザ航空(ドイツ)、スカンジナビア航空(デンマーク/スウェーデン/ノルウェー)、シンガポール航空、南アフリカ航空、スイス航空、タイ国際航空、トルコ航空、ユナイテッド航空(アメリカ)、エバー航空(台湾)、エアインディア
②ワンワールド
日本航空、アメリカン航空、ブリティッシュエアウェイズ(イギリス)、キャセイパシフィック航空(香港)、フィンランド航空、マレーシア航空、カンタス航空(オーストラリア)、スリランカ航空、カタール航空
③スカイチーム
アエロフロート・ロシア航空、アエロメヒコ航空(メキシコ)、エールフランス、チャイアエアライン(台湾)、中国東方航空、中国南方航空、デルタ航空(アメリカ)、KLMオランダ航空、大韓航空(韓国)、ベトナム航空、ガルーダ・インドネシア航空、アリタリア航空(イタリア)

この「アライアンス」と「マイル」の関係性としては、例えばマイルを貯める時、JMB(JAL)のマイル口座を持っていれば同じワンワールドのアメリカン航空に乗った時にもマイルを貯めることができる。そして、使う時も、都合のいい便がJAL路線でなければ、アメリカン航空の便を特典航空券で取ることもできる。

自分がよく行く目的地や利用する航空会社のマイルを貯めるのが一番だけど、そうした特定の事情がないのであれば、路線ネットワークが広く、同じアライアンス内でたくさんの目的地に行けるスターアライアンスが貯めるのにも使うのにも優位性があるという考え方もできる。

これらのアライアンスの知識を踏まえて、いよいよ次回オススメのマイレージプログラム及びそれに紐づくクレジットカードを紹介して締めくくりとしたいと思います!

(*1)ラウンジ:搭乗前の休憩スペース。国際線ラウンジでは、仮眠室やシャワールームがあったり、軽食が取れることが多い。ラウンジには大きく分けてカードラウンジとエアラインラウンジの2種類がある。カードラウンジはゴールド以上のクレジットカードを持っていると入れるラウンジ(お金を払って入れるところもある)。アルコールはほとんどの場合有料。エアラインラウンジは航空会社が自社の搭乗客のために用意しているラウンジで、ビジネスクラス以上もしくは上級会員でなければ入れない。無論、エアラインラウンジの方が豪華。

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