目指せ絶景ビーチの『カランガマン島』(マラパスクア島経由)
小さくて美しいビーチのカランガマン島への旅の話
Hatです!
あまり観光客が目をつけない、マイナーで隠れた名所を探すことが好きな僕がずっと行きたいと思っていたフィリピンの離島の一つ
『カランガマン島(Kalanggaman-Island)』
細長いセブ島の東側の海に浮かぶ小さな島です。
グーグルマップで拡大しないと出てきません!
「ここならまだ誰も行ったことないんじゃないか」と踏んで目を付けていました。(多くの人がすでに訪れる有名な島のようです笑)
そしてついにそのチャンスがやってきました。しかも僕の旅に同行してくれるという勇敢な友も!
台湾人のHongです。料理人で英語を勉強するためにセブに来ていました。
彼は僕のことを「ローカル」と言いながら、基本的に僕の選択に信頼を置いてくれています。
プレッシャーがかかりますね。
カランガマン島への行き方と所要時間
まずは行き方から調べてみました。
するとどうやら3通りの方法があることが判明。
Bogo(ボゴ)という街の港から船
セブの北端からフェリーでマラパスクア島へ、そこからさらにフェリー
レイテ島へフェリー渡り、Palomponという街の港からフェリー
一番早いのは『1』の方法、だけど船はプライベートだから高いらしい。
『3』は時間もかかるし全然メリットが感じられないので『2』で行くことに。
まずはセブの『ノースバスターミナル』から『マヤ』行きのバスに乗ります。
そしてマヤの港でマラパスクア島行きのフェリーに乗ります。
マラパスクア島ではカランガマン島への船の交渉が必要のようです。
これだけ情報があれば十分!
ネット上の情報だと所要時間は、
セブ―マヤ間は4時間~5時間
マヤーマラパスクア島は40分~1時間
マラパスクア島からカランガマン島は2時間半かかるらしいです。
「片道で約9時間もかかるのかー。」
しかし僕らは日帰りするつもりです笑。
これはかなりの修行になりそうです。
いよいよ出発の時
夜中の3時ぐらいのバスに乗れば行けるだろうと踏んで、念のため前日の夜にバスの時間を調べてみると…。
全然バスの時間の情報が出てきません。
「朝5時が始発」、という情報もあれば「24時間」運行している、いやいや「午前3時が始発」…一体何が本当なのか、わからずまま出発の3時間前になってしまった。
セブのきたない感じの中、バスターミナルで待ちぼうけも嫌なので「朝5時説」を信じて出発時間を遅らせることにしました。
4時半に部屋を出発、ちょうど5時前にバスターミナル到着。(※実際は0:30が始発でした…笑。ネットの情報には踊らされてはいけませんね、実際に動かないとわからないことだらけ)
長旅になるのでトイレに行くとなんと5ペソ(約12円)を払えと言ってきます。
アンコールワットのトイレでお金を取られたのは納得はいきますが、なぜこんなお粗末なトイレで!と思いつつおとなしく払いました。
さて今回のバスはエアコン付きで窓が開けられないタイプです。
料金は230ペソ(約500円)
ごみごみした空気を浴びなくても良く健康的な道中です。
しかしクーラーが寒いですね…。
しかし、僕らは一番後ろの席、MAX5人です。
そこになぜか6人目を座らせてきました。
他の人はゆったりしている中、僕らだけかなりキツキツなわけです。人の密着により寒さは若干しのげたのでOKです。
だんだんと陽が昇ってくる光景は綺麗でしたね。
マラパスクア島へ到着、いざカランガマン島へ
途中で降りる人、乗ってくる人がいるのでちょいちょい停まりながらのバスでした。
そんなこんなで5:00ごろ出発したバスはマヤ到着8:30でした。
所要時間、3時間半!思っていたより早くてよかった!
天気も良好です。
切符売り場のようなところで乗船手続きを行ない、料金100ペソ(約220円)を支払って乗船です!
乗客だけではなく大量の食糧も一緒に運ぶようです。船に乗ってから30分ぐらい積み込みを行なっていました。
やっと出航、透き通った海を突き進み、マラパスクア島到着が9:30!
ちなみにフェリーが港(というか岸)に着いた後、浜辺までの数メートルを小舟で移動です。
この小船でなんと20ペソ(約50円)も取られます…。フィリピンはちょいちょいこういうこすい真似をしてきます。
さてフェリー探しです。
船の近くにいる人に声をかけてみます。
アイランドホッピングの客引きもたくさん寄ってきます。
彼らいわく、カランガマン島への船は9:00に出ちゃったばかりだと。
今は9:30です。
「次の便は何時?」
「Finish!一日1便なんだよ」
そんなウソには騙されません。
もう今日は船は出ないからアイランドホッピングに…という話の流れに持って行こうとするのが見え見えです。
他の人たちにも聞いてみました。
やはり利害関係のなさそうなレストランの店員さんに聞くのが良いですね。
「9:00に出ちゃったよ。一日1便だから明日だね、どこに泊まってるの?」
マラパスクア島での楽しみ方
日帰りしなければいけない僕らにはもうカランガマン島への望みを絶たれてしまいました。
Hongは海がきれいなこの島でも十分!と言わんばかりに僕を責めることなく「まずは朝ご飯だ!」と意気揚々です。
綺麗なビーチが続き、その道沿いにはレストラン!
かなり良いロケーションです。
しかもアジア人は僕らをのぞいてほとんど見かけません。白人の観光客が多いです。こういう点も大事ですね。カメラで撮ると彼らは画になるんです。
朝ごはんを食べ、透き通った海で泳ぎ、のんびりとマラパスクア島を満喫しました。
小さな島なので歩いてみようということで、反対側のビーチを目指すことに。
現地の方の素朴な家々の路地を歩くこと30~40分。
すでに雲行きは怪しくなってきたころ、やっと到着しました。広めのビーチです。
白人の人たちがビーチリゾートに来たぞと言わんばかりに日焼けをしたり海ではしゃいでいます。
しかし青い空はあっという間に雲に埋め尽くされそうになってきたので、港の方へ戻ることに。
雨が降ると踏んで、バイクタクシーで戻ります。
やはり降ってきました。
激しくなる前にレストランに入ったので濡れずに済みましたが、帰りのフェリーの最終が確か4:00。だけど天候によって早まると言われています。
この大雨なのでフェリーが出るか心配です。
そしてこのレストラン、犬猫がたくさんいて可愛いのですが、客がいなくなったテーブルの上に上がって食べるし、床もおそらく尿をしたように濡れているし…。
衛生面に大きな不安を感じながらここで昼ごはんを食べ、現在2:30。
フェリー乗り場に行くと、乗客は君たちしかいないから一人1,500ペソ(約3,300円)だ!と言ってきます。
それだったらこの島で宿を取った方が安いです。
しかしどうしても帰らなくてはならない!
こういう状況にいることをわかって高額を提示してくるんですよね。
まあ、雨が止むのを待っていたら乗客も10人ぐらいになり、結局一人200ペソで帰ってこれました。良かった。
しかし、フェリーがマヤに着いた場所が港からはずいぶんと離れた場所だったのでバスターミナルは20分ほど歩かなくてはなりませんでした。
だけどその途中で出発したバスがやってきて無事乗れました。このとき16:00ぐらいです。
そしてセブに到着したのが21:00ごろ、帰りは5時間以上要しました。
大変でしたが良い旅でした。
普通の人はマラパスクア島の日帰り旅行はしません。一泊してゆったり過ごします。
弾丸ツアーがお好きな人はぜひご参考に!
かかった交通費980ペソ(約2,200円)
ツアーで申し込んだら数千ペソですから格安の旅でした!
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