25日間世界一周⑤マチュピチュからオリャンタイタンボ 旅行者の試練その5:カメラを向けるということ
前日の午後とこの日の午前はマチュピチュへ入るためのチケットがないため、ホテルから歩いて行ける範囲で、マチュピチュ村を散策しました。
線路沿いにホテルやレストランが並んでいます。
駅前はごちゃごちゃとした土産物屋ゾーンとなっており、例によってマグネットを買ったり、ホテルやレストランの集まる範囲を越えた、単なる村の中をただ歩いたりして過ごしました。
天気もよく明るい雰囲気でいいところです。
しかし、写真が全然残っていないんですよね。
興味のひかれるものがなかったというわけでもなく、単なる住宅街を撮ることがためらわれて。
復路の列車では、すっかり元気だったので往路と違い、景色や食事を楽しめました。
観光客向けの列車なので、乗客としては白人の人が多い印象です。
4人でひとつのテーブルを囲み、向かい合って座るのですが、私以外の3人は夫婦と幼稚園児くらいのご家族でした。
ご家族同士、日本語で会話していたので、お子さんに「こんにちは」と言ってみました。
え、なんで日本語!?
と言わんばかりの表情で口元に手を当ててかわいかったです。
道中、突然アルパカセーターファッションショーが始まりました。
列車の中で食事をサーブしてくれる方がいるのですが、その方達がセーターを着て座席の間をランウェイかのように歩きます。
乗務員さんが近くを通るたびに、お客さんは口笛を吹いて喝采。
車内は大盛り上がりでした。
日本人としては、
そ、そんなにファッションショーで盛り上がるのか・・・?
と思ってしまい、同じくらい盛り上がれないのが寂しいです。。
オリャンタイタンボ に着いたのは、午後のまだ明るい時間でした。
クスコまでのバスが満席で取れなかったため、旅行会社にはタクシーでクスコまで行くようにと言われていました。
オリャンタイタンボ は歩き方には1ページしか載っていませんが、遺跡があるようで、せっかくなので1泊します。
駅前にはあまりタクシーがなく、歩いてホテルに向かうと意外と遠くて、スーツケースを引いての移動は辛かったです。
小さな町なので、どこに行くにも徒歩です。
すぐに遺跡に着きました。
段々畑を登って遺跡見学できるようですが、結構疲れそうなので、明日にします。
遺跡の前は何列も土産物店が並び、町の規模と比較してすごい数の土産物店です。
売っているものがほぼ同じという店が何軒かおきにあります。例えるなら、買いそびれても歩き続ければまたすぐにわたあめ屋が出てくる、お祭りの露店みたいな感じです。
とってもカラフルな民族衣装の子どもたちがいました。
他の子どもたちは普通の洋服を着ているので、おそらくこの子たちは写真を撮らせてお金をもらっているのでしょう。
いかにもアンデス地方という雰囲気がたっぷりで、イメージ通りの民族衣装。もの珍しさとかわいらしさからテンションが上がって、写真を撮りたくなってしまいます。
しかし同時に、別に日常にではなく、観光客のために着ているという演出、なぜ子どもがお金のために働いているのか、とカメラを向けることに罪悪感も感じてしまいます。
普通の住宅の様子。
建物の下の方の壁が積んだ石でできていて、古そうです。
四方を山で囲まれた町です。野良犬がいっぱいいました。
危険そうな犬とか、治安が悪いとかいうことはなく、単に誰のものでもなく犬が放し飼いにされてるみたいな雰囲気です。
これなら自分で犬を飼わなくても犬と触れ合えるので嬉しい、と思いました。衛生面を考えると、自分の近所で実行したくはないですが。
スーパーマーケットのようなものは見つからず、市場や個人経営の金物店などを覗きました。マチュピチュ村よりも町歩きが楽しい。
夕飯を食べた店では、途中で流しの演奏家のような人がやってきて、伝統的な音楽を披露してくれました。
帽子を持って各テーブルを回ってきます。チップを断る人が大半だったのですが、私は演奏を楽しめたので、帽子に小銭を入れたら、CDの購入を勧められました。
次の日は、タクシーでクスコに向かわないといけません。宿の人に相談しました。
途中にあるマラスの塩田というところも面白そうなので寄りたい。というと、モライは?チンチェーロは?と聞いてきて、おすすめだそうなので、全部寄ってもらうことにしました。
▪️ホテル情報
Q’ori Anka’s B&B
よかった点:2000円くらいでバストイレ付きの個室、コスパ良し。
悪かった点:窓なしの部屋。
私はむしろ好んで選んでいるのですが、古い普通の住宅といった雰囲気。
そういうのが好きな人は多数派ではないかもしれない。
I found these great hotels on Booking.com and love them all. Help me decide which one to book!
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