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コワさを忘れず気にしない勇気1

そもそも。
そもそも、です。

「乳がんになったからって運動出来なくなるなんてことは、ないでしょお!」って、これが私の最初の見解でした。実際、運動は出来ます。でも、思ってた以上に「恐怖感がある」これも事実です。

私は手術でリンパを「3個しか」取っていません。だからそこまでおののくこともないとは思っています。でも作業療法士さんにせよドクターにせよ「リンパ浮腫、数個しか取ってなくても”なる人はなる”」って言われるんですよね。これ結構ポイントなんです。ならない人はならないし、なる人はなる。けどハッキリ言って「リンパ浮腫なりたくありません」。

となると、否が応でも「そうならないように」気をつける生活になってしまいます。(リンパ浮腫についての参照note→「一生つきあっていくこと

to be or not to be

入院前にネットでいろいろ観ていた中で「キャンサーフィットネス」というのを見つけました。
それとは真逆で「運動しない方がいい」を提唱するサイトもありました。もちろん、ガンの種類によってもいろいろありますから、一概には言えません。それぞれの状況次第です。

実際、がん治療の一環として運動やスポーツを行うことで、治療中および治療後の症状管理や、生活の質(QOL)が向上し、健康状態も大幅に改善されることが明らかになっている、という研究結果も、フランスの機関で出ているようです。QOLの低いもっともリスクの高い患者さんでも、運動による改善効果は大きいといいます。

私は「動いちゃいけませんよ、と言ったって人間には秘められた能力だってあるんだから、可能な限り”運動する方がいい”に1票でしょ!」と考えてました。が、実際はそう簡単ではない、というのが術後の感想です。

日常的な動作は筋力に直結する

私の場合は乳がんなので、動きたいと思えば、足腰だけは動かせました。けど問題は上半身。最初の頃は「貯金」もあって、それを維持出来ればと思っていました。が、結局、手術側の腕は「使おう」と思っていても日常生活の中では使う機会は圧倒的に減っています。

今現在、術後半年ですが、上半身の筋力減少に自分で気づき始めました。「あれ?私これこんなに重いって感じてた?」それは手術してない方の腕でも感じることがあるんです。「右を使えば左も使う。右を使わなければ、左も使わない」使わないことはないけれど、”両手で持っていたもの”も、あまり持つこともなくなったので、その減少は、筋肉減少にも繋がってるっ。。!

うーむ。これはまずいのではないだろうか?
老後に向かって行く中年期。今ごろからそんなことでは、並行して体力が衰えてしまうのでは。。?!

危機感を胸に

術後半年のクライシス!ではないけれど、危機感を感じました。そこで改めて、入院中に作業療法士さんに確認していた「上半身の動かし方」を再度振り返ることにしました。「鍛えられないことはない」って、そういえば言ってたぞ。。。?これはやってみる価値があるんじゃないかな?よし、なにはともあれ、やってみよう。

次回へ続く。

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