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アムステルダムの朝、


朝の9時、アムステルダム中央駅。

とくにすることもなくって
待ち合わせの11時半まで
散歩して、珈琲のんで、
教会でぼーっとして
10時になったらどこかの美術館でも
入ろうと歩き出してみる。

ちょっと雨、やんで虹。

たまたま休もうとおもった教会で
ブッダ展がやっていて、
(プロテスタント教会にお釈迦さまが飾られている奇妙な空気)
しかもたまたま艾未未がつくった
木がたっていた。

ここに艾未未が来て
この木をつくったって想像するだけで
ぞっとしたし
艾未未が「木」を作ったことに
もっとぞっとする
(大学の時に死ぬほど艾未未の作品についてかんがえてた)


「わたしは、人生は一本の木だとおもってて、」


もう何人の人にこの話をしたんだろ、
またおなじこといってるよ、と
おもわれてるのかもな。

わたしの枝は一本、ぽきと折れた。


アムステルダムの朝、
艾未未がつくった木をみながら
自分の人生をみつめてみる。

きっとこれから新しい枝が生えて、
いっぱい太陽を浴びて、
花が咲いて実がなるところ。

負けるな、強く、凛と。

つづく


#旅行記 #ヨーロッパ #アムステルダム


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