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旅の話

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ただ、街をあるく。自分の目にうつる景色と、においと、音と、空気を大切に、わたしの旅。
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#ベルギー

フランドルを東へ

フランドルを東へ

どこまでも牧歌的な景色がつづく

ゲントからブリュッセルへの電車、1時間。

みどりのはらっぱに牛がいる。

ある人のことをかんがえてる。

こうあるべき、な未来の姿よりも、

こうありたい、とおもう未来の姿を

わたしは大事にしたいとおもう。

たぶんそれはいわゆる「正しさ」とはちょっと違って

きっと微妙なずれがいくつもかさなっていて

でもそのずれの中に、

あたたかみとか、人情みたいなも

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パイプオルガンの響き、ゲント

パイプオルガンの響き、ゲント

オランダ黄金期、17世紀。

オランダの巨匠たちはみんな知ってる

栄える者はみんないつか滅びるんだってこと。

晴れた日、ゲント

大聖堂でパイプオルガンを聴きながら

今日もいい朝。

無理やり、新しくスタートするけれど

根っこの自分はやっぱ

変わらないままだなあ。よわっちい。

この教会を建てただれかは

800年後のだれかが、こんなふうに

ちょっとセンチになってるなんて

思いも

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