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手作り桃シロップ

近所の友人から、小桃をたくさんもらった。今年は小桃が豊作らしい。一昨年にも小桃をもらって、その時は桃酒を作った。去年は実がならなかったそうで、二年ぶりの今年は、桃ジュース用の桃シロップを作った。

桃シロップは、砂糖を少なめ、レモンを多めにしたので、かなりさっぱりした味になった。炭酸水に混ぜて飲むと、ほのかな桃とレモンの風味がして、爽やかで夏にぴったり。

桃酒は皮ごと漬けていたけど、桃シロップは皮むきが必要。ぱっと見、梅のような小さな桃なので、皮をむくのには手間がかかる。面倒だけど、むいている間ずっと、桃の香りが漂っていて、夏を感じていられた。桃の匂いとセミの鳴き声の相乗効果で、子どもの頃の夏を思い出したりして、ノスタルジックで幸せな時間だった。

なんとなく断酒が続いているので、桃酒を作るのはもうおしまいかもしれない。夫に梅酒を作ってもらうのも。あんなに大好きだったお酒がなくても、手作り桃シロップの炭酸水割りを心から楽しんでいる。そんな自分にちょっと驚く。人って変われるものなんだ。

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