やっぱりシンプルが好き

５０にして知った私の天命は、シンプルライフ／ミニマルライフ。シンプルな家、シンプルな服や靴や鞄、シンプルな人間関係、シンプルな生活、やっぱりシンプルが一番いい。シンプル／ミニマルに暮らすとは、自分の好きなもの、大切なものを知っているということ。

最近、色々なことが重なってイライラ、鬱々した気分から抜け出せずにいた。そういう時は、シンプルに暮らして好きなことをするように心がける。整理整頓、掃除が一番。でも、もうきれいにする場所はあまり残っていないから、ヨガをして、瞑想をして、旅のエッセイを読む。近所の友人達と散歩に行っておしゃべりもした。前なら、引きこもっている場面だけど、外に出ることと友人達とのおしゃべりが大事だと今の私は知っている。

自分の好きなもの、大切なものを知っているだけでなく、イライラ、鬱々を増長させる余計なものを排除することも大事。例えば、暴飲暴食。ちょっと前は、食べたり飲んだりでストレス解消、と思っていたけれど、結局は逆効果(体重増加や二日酔いで自己嫌悪)になるのを今の私は知っている。

それでも気分が晴れない時もあるけど、そんな時は、ただ時が過ぎるのを待つだけ。できるだけ好きなことをして、余計なものは取り除いて、ただシンプルに暮らす。片付いたシンプルな家、必要なだけのシンプルな服や靴や鞄、心地よいシンプルな人間関係に囲まれていて、充分幸せであることを見つめ直す。

自分の機嫌は自分で取るしかないということは、ずっと前に気づいていたけれど、何をどうすればいいのか具体的には分からずにいた。４０にして惑わずというけれど、ずっと迷っていた。でも、５０になって分かった。やっぱり私はシンプルが好き。シンプルにミニマルに暮らすこと、それが私の幸せ。