アブダビ版Uber eatsを活用しよう
◎筆者は…
2022年よりUAE(アラブ首長国連邦)の
首都アブダビにて駐在帯同生活中。
海外で長く暮らすのは今回が初めて。
30代のママです。
デリバリーバイクが大活躍
1年の半分以上は酷暑のアブダビ。
「ちょっと買い物」にも
自家用車かタクシーが欠かせないこの地で
食生活を救ってくれるのが
近年台頭しているデリバリーサービスだ。
日本を始め各国で有名なのはUber eatsだが、
UAEにはUberは進出していない。
代わりにアブダビで同様のサービスを提供している二大勢力が
talabat(タラバット)とDeliveroo(デリバルー)だ。
talabatのドライバーさんは
オレンジのデリバリーボックス付きバイクに
同色のシャツとヘルメットが目印。
Deliverooは青緑色に
カンガルーの顔のイラストがトレードマーク。
どちらもアブダビの道路を走れば
見ない日は無い。
配達元になるレストランの多いエリアや
ショッピングモールの側などでは、
注文待ちのバイクがズラリと並んでいる光景をよく見かける。
使い方は超簡単
注文方法は日本でUber等を使ったことのある人にとっては
特に難しい点や大きく異なる点はない。
使いたいサービスのアプリをDLした上で
最初に名前や住所を設定し、
店を探してメニューを選び、注文する。
支払いはクレジットカード、Apple Payなどの他
Cash on delivery(受取時に支払い)も
選ぶことができる。
注文後、アプリで状況(調理中、店を出発など)やドライバーさんの現在地を確認できる点も同じだ。
配達料は店によって異なるが
概ね7〜9Dhs=280〜360円くらい。
さらに3Dhs=120円強のサービス料が載る。
アプリからドライバーさんに任意でチップを払える仕組みもUber同様。
どちらにもtalabat pro/Deliveroo Plusという名称のサブスクシステムがあり
2024年9月現在、
ともに月額29Dhs=約1200円にて
加盟店の配達料が無料になる
(月に4回以上利用するならお得だよというサービス)。
配達時間はやや長め?
配達にかかる時間だが、これが結構長い。
もちろん選ぶ店と住まい(届け先)に寄って変わるのだが
筆者の経験では注文から到着までの平均は45分〜1時間弱というところだ。
アブダビは、街自体がかなりコンパクトで
住宅地も、モールやレストランも
大体20キロ圏内くらいの中心地に
多くが固まっている。
そのため、店の位置をあまり調べずに頼んでも、それほど遠くから届くことはないのだが
その割にはなかなか時間がかかる。
理由として考えられるのは
そもそも調理がそんなに早くないということ。
これは特にフードコートなどで実感するのだが
ファストフードが全然ファストじゃない。
アブダビで初めてマックに行った時に
全く混んでいる気配はないのに15分ほど待たされて驚いたものだ。
それでも、マックはこの時が最長記録で
普段は10分前後で出てくるので
かなり優秀な部類。
その他のファストフードだと、混み具合によっては20-30分待ちも珍しくない。
(日本が早すぎるという説もある…)
通常のレストランで食事をする際は、
さすがにそこまで待つことは少ないのだが、
デリバリーに関しては、
ファストフードもレストランも到着までの時間にあまり差はないように感じている。
加えて、夕方〜夜にかけては
道路の渋滞がひどいことも多く
バイクとは言え、ある程度は混雑に巻き込まれてしまっているのかもしれない。
かと言ってお料理が冷めてしまうかというと
ありがたいことに、
ちゃんとホカホカが維持されている。
外気温が高いからなのか、
保温バッグが優秀だからなのかは分からないが
どちらにせよ灼熱の中を運んでくれる
ドライバーさんには感謝しかない🙏
多国籍なメニューを楽しもう
日本と異なるのは、当たり前だが
ご当地アラビア料理の種類が多彩なこと。
その中でもさらにレバノン料理、シュワルマ(=中東起源の肉料理)など
細かくジャンル検索できるようになっている。
もちろんイタリア、中国、韓国、インド、タイ、ベトナムなど各国の料理も山ほどある。
前述のマクドナルドやケンタッキー、ピザハットなど世界的チェーンも進出済み。
一応Japaneseも該当ありにはなるのだが、
これは「なんちゃって」もかなり含まれるので
あまり期待はしない方が良いかもしれない
(この辺りは食生活の記事として後日アップしたいと思います)。
最初はどの店を選べば良いか
何の手掛かりもない状態だが
しばらく生活していれば、ショッピングモールや街中にお気に入りの店ができたり(ほとんどの店が宅配にも対応している)
同僚や友人から評判を聞いたりして
徐々に知っている店が増えていく。
はずれることもあるが
自分で開拓してみるのも楽しい。
料理する気力も外に出る手段もない時は(私は頻繁にそうなりますが笑)、
ぜひご活用を。