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2024J1第9節サンフレッチェ広島戦

体調不良に加え右足ふくらはぎを負傷していたのでドーム参戦は断念。金曜朝の段階ではワンチャン行けるかもと思っていましたが、仕事に出て帰ってみると体調が再び悪化。4月は気付かぬうちに謎の疲れが溜まるんでしょう。自分ではそんな疲れてないと思うんですが。謎です。

というわけで強豪広島との死闘はDAZN越しに観戦しました。良い内容とは言えない試合で結果をもぎ取ったのは普通に素晴らしいと思います。


感想

スタメン近藤友喜

前半、近藤の右サイド攻撃はほんと面白かったです。あの佐々木翔との一対一でバッチリ抜き去ってクロスあげた時なんかは1人でディスプレイ眺めてるのに「おおっ!」って声出ちゃいました。

目を引くのは独特のドリブルスタイルと闘争心。

前任者の金子拓郎はとにかくキレ、一瞬の加速で強引に相手を置き去りにするドリブルスタイルでした。対して近藤は上半身を揺らして相手の重心を何度も崩しに行き、タイミングよく抜き去る感じ。フィーゴみたいな雰囲気で見てて面白いです。

金子は飄々とプレーする感じですが、近藤は結構闘争心を出しますね。綺麗な突破だけでなく強引な突破も選択肢にある。アイシールド21で例えるならば小早川セナではなく大和猛。その辺も炎のドリブラーって感じで応援したくなります。

とまぁ、近藤のプレーはとにかく見ていて面白い。アタッキングサードで彼にボールが行くと、「待ってました!」って気分になります。

そんな近藤ですが、後半に交代。担っていた右サイドにはシャドーの浅野が入る形に。

この交代はわかります。攻撃面を局地的に見れば面白いし一対一に勝てる時もあって効いてる感のあった近藤のプレーですが、観客視点で試合全体から見ると結構危うかった。守備で後手を踏んでしまう状況が続いていました(これは近藤ってよりチーム全体的にそうでしたが。広島強すぎ)。あと気になったのがプレー選択。敵陣深くではなくハーフウェーライン、割と浅いところで相手を抜きに行ってボール奪われて大ピンチって場面がありました。

そんなこんなで馬場ちゃんの負担がだいぶ強まっていたので、この右サイド問題に早々とテコ入れしたミシャの判断は自分的にはストンと落ちました。実際落ち着きましたし右サイド。

サッカーファンとしてはプレーをずっと見ていたかった近藤ですが、残念ながら試合状況的に叶わず。広島の攻撃とプレスが強烈すぎてある種異常事態だったので仕方ないですね。

あのコンサが少人数カウンターで点取った件

攻めに攻められ自陣に監禁状態だったコンサでしたがまさかの先制ゴール。自陣パスカットからチェックと浅野のコンビネーションでロングカウンターを決め切りました。

これがなかなか無いんですよね最近のコンサ。でも強いと言われる時のコンサには少人数の速攻が決まってあったイメージです。

ジェイチャナ三好の時はチャナと三好がそれぞれ独力で自陣からアタッキングサードまでボール運べましたし(今思うと凄すぎた)、海外に旅立つ直前の鈴木武蔵もそんな感じ。金子もそう。良い時の小柏もその役割やってました。

ミシャサッカーにはそういう選手、そういうユニットが必要なんですよ。多分。ジャンケンにグーチョキパーがあるように、ミシャサッカーにも遅攻だけでなく速攻、物理で殴るも全部備わってなきゃ本当の力は出ないんだと自分は勝手に思ってます。

チェックがいよいよその速攻を担える域に来ている気がするので未来は明るいですね。チェック浅野近藤!札幌の最高速チームだ!誰も追いつけるもんか!みたいな日が来てほしいもので。

四方田さんと福森を抜かれセットプレーを骨抜きにされ、金子小柏が旅立ち速攻も失い。今年のミシャはここまでグーとチョキだけどころかむしろグーだけでJ1リーグを戦っていたような気がします。


蛇足

ダイナミックプライシングの話

ダイナミックプライシング、やばいんじゃね?

的なコメントが連日飛び交う我がタイムライン。自分もやばいんじゃねって思ってます。正直チケット高いですよ。長い目で見りゃ未来のサポが減っちゃいますよ。

で、この件について妄想するにあたって自分が大前提としているのが、「フロントはそんなこと当然わかっていて、それでもDPを選んでいる」って考え方。

DPのデメリットを承知の上で、それでも目先の収益を狙わざるを得ない。それほどまでにチームの財政が緊急事態なんだとしたら…

そんな妄想をするとゾッとしてきます。というわけで、ダイナミックプライシング、やばいんじゃね?と自分は思います。それを選ぶヤバさではなく、それを選ばざるを得ないヤバさ。色々な意味で今年のコンサはSURVIVEですね。

都倉のゴール

ひょんなところから懐かしい話題が出ました。
ミドルシュートのように飛んでいくヘディングシュート、なぜ人間にあれができるんでしょうね。

自分はこれまでもこれからも都倉ファンです。


6−1で負けてもおかしくない内容だったこの広島戦で勝ち点1を積みました。この1が消えることはありません。

運の要素も多々絡んだ結果の勝ち点1ですが、その運を引き寄せたのは選手の頑張り。

スピナマラダ第3巻 野田サトル

難しい試合でしたが、個々の頑張りも監督の采配も見どころだらけの一戦だったと思います。

あのスタッツでこんなこと言うのもアレですが、やっぱ最近のコンサは上り調子だと思うんですよ。大きな怪我が出てこなければそのうち5連勝とかするんじゃ無いかと思ってます。こんなとこにいるチームじゃないの精神で突っ走って欲しいです。

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