世にも珍しい?!赤いとうもろこしを作る浅田農園さんで農業の魅力を体感してきた【No 農 No Life × NIPPON TABERU TIMESコラボ企画】
突然ですが、皆さんは‘’赤いとうもろこし‘’をご存知ですか?
とうもろこしと聞くと、黄色いものを思い浮かべるのではないでしょうか。
『大和ルージュ』という品種のとうもろこしは写真のように濃い赤色をしたとうもろこしなんです。
午前は農業、午後は仕事という農業×ワーケーションが体験出来る「ののの」のサービスを使用して山梨県都留市で大和ルージュを育てている浅田農園さんに2泊3日お世話になりながら、農業についてや赤い野菜の魅力についてインタビューをさせていただきました。
書き手:moko(モコ)
とうもろこしの種ってどんな形?
知らないことだらけの農業体験
まずはじめに、今回の農業体験について大まかな流れと実際の体験についてですが、私は4月24日〜4月26日の3日間お世話になりました。
大まかなスケジュール
9:00〜 農作業
12:00〜 昼食
13:00〜 観光
19:00〜 夕食
この時期は種をまく作業と、雑草抜き、苗植えのお手伝いをしました。
1日目は雨だったので畑には出れず、種をまく作業を午前いっぱいしました。実はとうもろこしの種を見るのは初めて。この小さな種からあの大きなとうもろこしが育つことにまず驚きました。
作業は本当に地道で、マスに一粒ずつ入れて行きます。この種も全て芽が出るとは限らず、天候などによって発芽率が左右されるそうです。
他にも白菜、レタスの種も見せていただき同じように種をまいていったのですが、さらに小さくてゴマ粒ほどの大きさにびっくりしました。
こちらの写真は成長したとうもろこしの苗。写真の通り、たくさん芽が出ているものもあれば、間が空いてしまっているものも……。
すぐには分からないところが農業の難しさであり、面白さでもあるのかなと。奥が深いです。
2日目は見事な晴天で雑草を抜く作業をしました。雑草があるとせっかくの栄養分が取られてしまうのでとても大切な作業です。
根っこから抜かないとすぐに生えてきてしまうので、そこを意識しながら抜こうとしますが、なかなかに手強くて体力をかなり使いました。しかし、根っこからスパッと抜けるととても達成感があります。
ところどころ綺麗な花も咲いていましたが、雑草は雑草。
他に活用出来るものでもないので、ひたすら畑の周りの雑草を抜いて綺麗にする必要があります。
種を植えて、水を与えて、収穫する。
これだけが農業ではなく、こうした地道な作業も大切だと知ることができ勉強になりました。
雑草抜きまでなかなか手が回らないと言っていたので、こんなことでも役に立てるのかと嬉しくなりました。
3日目の最終日は畑にとうもろこしの苗を植える作業をしました。
都内で会社員をしていたときは、土がどんな感触かを考えることはまずありません。ふかふかの土を感じながらの作業はとても新鮮でした。農業をしている実感もあって面白い!
これが夏になると3m以上に成長するそう。となりのトトロのリアルメイちゃんを体験出来るとか?!(笑)
大きくなったとうもろこしを見るのが今からとても楽しみです。
農作業以外の時間について、昼飯は浅田さんに地元の美味しいところに連れて行っていただき、夕食はご家族の方と一緒に家庭料理をいただきました。また空いた時間は山梨を観光しました。
初日は「田原交流センターnicot(ニコット)」のカフェでご飯をいただいたのですが、お店にいくと浅田さんの知り合いの方ばかり。
とても綺麗で落ち着く場所で、地元の方、都留市に移住してきた方たちの憩いの場のようです。浅田さんに紹介していただいて地域の方ともお話する機会を作ってくださいました。
私自身が少し移住に興味があったので、実際に移住してきた方のお話を聞くことが出来たのはありがたかったです。
また、お昼中も赤いとうもろこしとパン屋さんのコラボの話で盛り上がる場面があり、「無理やり横の繋がりを作ってるんです」と笑顔で話す浅田さん。都留市の方々はとてもエネルギッシュだなと感じました。
そしてこちらは浅田さんおすすめの大和ルージュの炊き込みご飯!
赤いとうもろこしにはアントシアニンという健康に良い成分がたくさん含まれていて、ご飯がピンク色になっていて見た目も綺麗。
優しい甘さでとても美味しかったです。
また浅田さん家の家庭料理を食べたい……(笑)。
「ののの」を通して農業体験に行こうと思わなかったら、都留市に行くことは正直なかったかもしれません。
旅行で行かないような地域に興味を持って新たな交流が生まれるという点も「ののの」の魅力の一つであり、様々な価値観や文化に触れられるのはまさに半農半Xだから出来ることだと感じました。
農業を始めたきっかけは娘さんたちへの「農育」
浅田さんがなぜ農業を始めたのか気になり、これまでの経歴をうかがうと様々な仕事を経験されていました。
農業を始める前は観光会社に勤めていたそうですが、コロナ禍やご自身の怪我を理由に農業を始めることに。
また、子ども達に“農育”をしたいという思いも農業をやるきっかけになっているそうです。
スーパーに並んでいる野菜は一年中あるけれど、旬の野菜がいつか分からない人が多いのではないでしょうか。
旬な野菜を味わってもらいたい、どんな過程で野菜が出来ていくのか、どんな花が咲くのかを伝えていきたいという思いで浅田さん自身も発信をしたり、都留市のコミュニティや他のイベントとコラボをして農育を積極的に発信をしていきたいと話していました。
浅田さんの娘さん達のお弁当を作る際にもその点にはこだわっていたというエピソードを聞いて、浅田さんはいつかは必ず農業をやるべき人だったんだと思いました。
大変だけど、農業を続ける理由は「美味しかった」の声
育てた農産物の成長が見れることだったり、なにより「美味しかった」と言ってくれる人がいるのが嬉しくて、それこそが農業の楽しさだと語ってくださいました。
最初は家庭菜園の延長で始められ、1〜2年続ければと思っていた農業も気づいたら仕事として辞めるに辞めれなくなったんだとか。
難しい部分は、体力面と天気に左右されてしまうところ。
実際に農業を体験してみて、いくら体力に自信があったとしても1人でこの広さの畑を管理するのはなかなかに大変だなと身をもって知りました。
また天気に関しては、こちらでコントロールできる部分ではないので、年によって発芽率が違ってきたり、思った通りに出来なく難しいとのことでした。
大和ルージュの魅力について
このとうもろこしの魅力を表すとしたら、
ずばり“見てよし、たべてよし、体によし”
見た目のインパクトはもちろん、健康にもいい成分が含まれています。
そのほか、味は甘さ控えめの優しい味でもちっとした食感が特徴。
山梨県で1番初めにこのとうもろこしを作り始め、こんな素晴らしいものはないと浅田さんは語っていました。
私もですが、友人に聞いてみると見たこと・聞いたことのない人が多かったですが、これから赤いとうもろこしの認知度が広がることを期待しています。
農業に興味がある人に向けて浅田さんからのメッセージ
まず、野菜をただ食べるだけでなく、野菜の旬、できる過程、その野菜を作る農家の大変さを知ってほしいと話していました。
「野菜なのに値段が高い」と思うことがあるかもしれませんが、野菜を作る上で必要なものの値上げがあったり、農家さんの手間を知っていれば野菜を手にしたときに思うことが変わると思います。
「食」を見直すきっかけになった2泊3日の農業体験
今回は農業体験を通じて、新しい発見がたくさんありました。
普段何気なくスーパーで目にしている野菜がどんな風に出来ているのか全く知らなかったけれど、この種からあの野菜が出来るんだ!ということが知れて面白かったです。
また、農家さんがどれだけ手間をかけて育てているか。
実際に体験して、もっと食べ物を大事にしようと思いましたし、たくさん旬の野菜を買おうと思いました。
『農育』に力を入れていきたいとお話ししてくださった浅田さん。
農業体験はもちろん、今後も様々なところでイベントをしたり、農業以外のものとのコラボなどで可能性がどんどん広がっていくと思います。
私も何か力になれるよう、日頃から農業や農育に興味をもって日々を過ごしていきたいと思った2泊3日の体験でした。
皆さんも少しでも農業に興味があれば浅田農園さんにぜひ行ってみてください。
「ののの」の可能性は無限大?!
「ののの」を通じて浅田さんをはじめとする素敵な人たちと出会い、新しい体験をすることが出来ました。
私は東京で会社員として働いていましたが、なかなか自然に触れる機会がなかったですし、人との交流も限られた中でしかあまりなかったので、こういった場は新鮮でした。
元々自然は好きだし、農業にも興味が少しありましたが、
なんかハードルが高そう……。
しかし、今回の参加を機にイメージがガラッと変わりました。
宿泊費も気軽に参加しやすい価格で、受け入れてくださる農家さんによってはご飯も一緒にというところもあるので、地域の方と交流してみたいと思っている方には特におすすめしたいと思います。
農業に興味がある、自然が好き、旅をしたい、誰かの役に立ちたい、人と交流したい、など。
どれか一つでも当てはまったら是非参加してみてください。
今回、浅野農園さんを体験する際に使用した午前は農業、午後はワーケーション体験を提供する「ののの」について詳細はHPまたはInstagramをご覧ください。
農業ワーケーションを体験したい方はこちら!
のののが提供する農業ワーケーションは、午前中は農業。午後からはテレワーク、オンライン授業、観光...などなんでもOK!
1日3~4時間の農業・漁業・酪農のおてつだいで、受け入れ先が宿泊場所とテレワーク環境、ちょっとした作物のお礼を用意してくださいます。
農をもっと身近に、あなただけの農ライフを楽しみたいと思った方はののののHPをご覧ください。
のののHP:https://nononolife.com/
のののInstagram:https://www.instagram.com/nononolife
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