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失語症 × 業務改善 3:検査結果及び情報提供

こんにちは奥住啓祐です。
今月は整形外科クリニックの職員向け研修として、口腔機能と身体機能について講義と実技を行い、先週末はケアマネさん向けに失語症をテーマにお話しました。

特に介護保険領域の方にお話するときは、単に失語症の話をするのではなく、制度も踏まえた話をすることを大切にしており、介護事業所への実地指導(運営指導)を行うなかで得た視点も盛り込みながら講義の構成を考えていきます。


さて、6月は全米失語症協会(the National Aphasia Association)が定めた失語症啓発月間。前回に引き続き、失語症をテーマにした記事を公開します。

お時間がある時に過去の「失語症 × 業務改善」についての過去の記事も読まれてみてください。



これまでの記事を読んだ若手STさんから、先輩と話ながら少しずつ現状把握と業務改善に取り組んでいるとメッセージ頂きました。素晴らしいですね。また、SLTAなどの検査項目のまとめについてなど、もっと改善できないかというご相談も頂き、今回はそのような内容もふれていきます。


お知らせ

7月9日(土)13:30~16:30
名古屋 口腔研修
定員6名
https://forms.gle/8PX4CRSGPZkmsGcY8
実際の歯科のアセスメント内容なども紹介しながら、口腔と身体について学ぶ内容で考えています。

7月10日(日)10:00~16:00
名古屋 PT × ST コラボ研修
https://pro.form-mailer.jp/lp/c74087d2255618

8月21日(日)10:00~16:00
東京 PT × ST コラボ研修
https://pro.form-mailer.jp/lp/b4563449256994

東京研修の前日も口腔研修か法人研修を行う予定です。こちらも少人数で行いますので、興味のある方は先はご連絡ください。


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APHASIA BILL OF RIGHTS

ご存知の方も多いと思いますが、2005年9月26日、全米失語症協会(NAA)理事会は、以下の内容を失語症がある方の権利の章典として承認することを決定しました。

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国内外11人の言語聴覚士を中心に執筆。このmagazineを購読すると、言語聴覚士の専門領域(嚥下、失語、小児、聴覚、吃音など)に関する記事や、言語聴覚士の関連学会に関する記事を読むことができます。皆さんからの体験談など、様々な記事も集めて、養成校で学生に読んでもらえるような本にすることが目標の一つです。

国内外の多くの言語聴覚士で執筆しているので、言語聴覚士が関わる幅広い領域についての記事を提供することが実現しました。卒前卒後の継続した学習…

皆様からの優しいお気持ちは、共同プロジェクト「言語聴覚士オンライン」の活動に活かしてまいります。