見出し画像

#12 糖尿病・高血圧・腎臓病は関連している

糖尿病と高血圧は、それ自体なったら大変だと想像が誰しもつくと思います。
腎臓病を併発するということになったら、ダブルで大変になります。

糖尿病と高血圧、腎臓病のループ

糖尿病は腎臓の機能を低下させるとともに、高血圧を招く。そして高血圧は、「火に油を注ぐように腎臓病を加速させる」のです。

 結果として、心臓と腎臓が互いに影響を及ぼし合って病状を悪化させる「心腎連関」を引き起こし、その根源である高血圧をさらに悪化させる。廻り回っています。


糖尿病から腎臓病を併発するのを「糖尿病性腎症」、高血圧から腎臓病を併発するのを「高血圧腎症」と言います。

糖尿病性腎症

糖尿病の合併症の一つで、糖尿病罹患後10年~15年以上経過してから発症することが多い。透析導入患者約3万8千人のうち、約1万6千人(42.3%)は糖尿病性腎症が原因となっています。(2018年)

高血圧腎症

長く高血圧が続くと腎臓の血管に動脈硬化が起こり腎障害をきたします。進行すると腎機能が低下、腎不全を起こします。

高血圧腎症は、透析導入の原疾患の第3位を占めていて増加中です。(2021年資料)

防ぐには

早期発見が重要です。
尿検査も早期発見の有用な方法の1つです。

まずは、適切な食事、そして病院・クリニックで適切なアドバイスを求めましょう。

(参考文献:糖尿病ネットワーク,国立循環器病研究センター順天堂大学医学部付属順天堂医院

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?