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食べログでFEチームブログを始めたら

この記事は食べログ Advent Calendar 2021の6日目の記事です。
フロントエンドチームリーダーの辻です。
突然ですが、今日でブログ開設後516日目です!
500日超えてた〜!1年半ほど経過しました!

この記事では、このブログを開設した目的、ブログを公開してみて起こった変化について紹介します。
企業ブログ/技術ブログ開設を検討中の方の参考になれば幸いです。

ブログ開設の目的

「フロントエンジニアを採用したいから!」

ブログ開設前は下記のような採用課題を抱えていました。

・ 求める人物像,スキルとマッチした人の応募が少ない
  ・ チーム開発が出来る人
  ・ 良い設計を追求できる人
  ・ プロダクトを良くしようという志向がある人
  ・ チーム横断でコミュニケーションが取れる人
  ・ モダンフロントエンド開発経験がある人
・ 採用メディアでリーチできる範囲は限られている

食べログFEチームが求める人物像・要件を満たしている人に「食べログが割とモダンな環境でやっている」ということ、チーム開発であること、チームの雰囲気などが伝わっていないのでは?
という仮説から、本ブログが爆誕しました!

noteを選んだ理由
ブログで伝えたいことに一番マッチしたメディアだと感じたからです。
転職先を検討する際、会社の技術力だけでなく、どんな人が働いているのか、配属されるチームはどんな働き方なのか、気になりますよね。
食べログフロントエンドの技術や開発で得た知見に加え、チームの働き方や価値観、雰囲気、社内制度などを発信したいと考えました。
技術だけじゃない、オールジャンルOKなnoteを選びました。

ちなみにその他の手段としては、勉強会を主催/登壇する、SNSアカウントを作るなどがあがっていました。どれも効果が見込めるものの、コストパフォーマンスや運用ノウハウの観点から一旦見送りました。
今後やっていきたいです!


採用への影響

採用応募数
コロナ禍と重なり単純比較はできなかったのですが、応募全体数の変化は少ないです。
内容や更新頻度にもよるところですが、現在ここで公開している内容/頻度ではすぐ応募数全体が増えるというわけではないようです。

カジュアル面談への影響
カジュアル面談時に任意でアンケートを採っています。


📊 カジュアル面談前に本ブログを参照したと回答した比率
2021年4月〜2021年11月

面談グラフ


フロントエンジニア職では半数以上の方に、事前にブログを読んでいただけています!
カジュアル面談はスカウトメッセージにお返事を頂いた場合と、採用メディアで「気になる」などを頂いた場合に設定される事が多いです。スカウトメッセージにブログのURLを載せているため多くの人が事前に読んでいると思われます。
もちろん、スカウトを受け取る前からブログを読んでいた、ブログを読んで「気になる」を送ったという方もいらっしゃいます。

ブログ公開前は、カジュアル面談のほとんどを「食べログとは」「食べログFEチームとは」「FEチームのミッションと業務とは」という説明で使い切ってしまい、ゆっくり候補者の方とお話する時間が取れていませんでした。
ブログを読んでから面談する方は、最初からReact/TypeScriptのリプレースに取組んでいること、FEチームの働き方などを把握されているので、そこから一歩踏み込んだ話が出来るようになりました!
ミスマッチを防ぐとともに、より深く食べログエンジニア組織の魅力をお伝えすることができて志望度アップにも繋がっていると感じています。

選考への影響
面接時にヒアリングもしています。(時間の関係などで省略するときもあるので全件ではありません)

📊 一次面接実施以前に、本ブログを参照していた比率
2021年4月〜2021年11月

面接グラフ


フロントエンドを志望されている方の多くが面接前にブログを確認されています。
選考まで進む方は企業研究をされている事が多い点、選考前に面談をした方は面談時にブログを紹介している点から、面談前アンケートよりさらに比率が上がっていると思われます。
募集要項や面談で説明しきれない部分まで把握して応募いただけているため、マッチ度はあがっていそうです。実際、面接時に「ブログでこう書いてありましたが、○○なんですか?」のような質問も多く受けます。
前述の面談と同じく、面接時間では説明しきれない部分まで把握されているため、ミスマッチを防ぎ、魅力をお伝えすることができていると感じています。

よく読まれている記事
技術以外も伝えたい!と思って始めましたが、一番読まれているのはやっぱり技術の記事です。それはそれでうれしい😊
記事別アクセス数、面談/面接で読みました報告、ともにこちらがダントツ一位です!👏

公開時にフロントエンド界隈でバズったことに加え、「AtomicDesign」でググると3つめに、「AtomicDesign ディレクトリ」だと1つ目に表示されるためアクセスが多いと思われます。
2位以下を見ても、タイトルに世間の関心が高いキーワードが入っているとアクセスが伸びやすいようです。

2位: SassからCSS Modules、そしてstyled-componentsに乗り換えた話 
3位: 食べログでのAtomic Design 〜どう分類しているか編〜
4位: レガシーなフロントエンド環境をリプレースするためにチームでやっていること 

課題へアプローチできたか

人物像/スキルとマッチした人の応募増!
以前は志向やスキルが違いすぎて、ミスマッチなのに時間を取らせて申し訳無い気持ちになる応募も多かったです。体感ですが3人に1人は該当していた気がします。
ブログ公開後はそのような応募は格段に減りました。こちらも体感ですが現在は10人に1人ほどになっていると思います。

採用メディアでリーチできる範囲外にリーチ!
こちらも面談時にヒアリングしています。
採用メディアをほぼ使っていない、食べログを扱っていない採用メディアのみ使っている、という方にも複数名お会いしました。
また、採用メディアでは検討していなかったが、Twitterなどで記事を見て興味を持ったという方もいらっしゃいました。
リーチ出来る範囲が広がってきています!

どちらもブログだけではなく、イベントへの登壇や去年のアドベントカレンダーなど他の情報発信の効果もありそうです。
情報発信が大事ですね。


ブログをやってみて意外だったこと

フロントエンドエンジニア以外にも読まれている
FEチームの採用を目的にスタートしましたが、他職種への応募を検討する際にも参照されているようです。
食べログはもちろん、価格.comを希望されている方も読まれていたと採用人事担当からうかがっています。

エージェントの方にも読まれている
採用エージェントの方がカカクコムは、食べログは、フロントエンジニアは、どのような環境なのかを知るために読んでくださっているそうです。

社内の反応

いい機会なので、社内の採用担当の人にもブログの印象を聞いてきました。

・情報発信の文化ができてきた
・会社の認知度が向上した

・ブログをみて実際の働き方のイメージできたと候補者様よりいただけた。

・会社の制度を利用されている方の情報が載っており、こんな感じですよと候補者様にお伝えしやすくなった。

・働くママさんがいることが女性エンジニアに伝わり安心してもらえた。

・エンジニアの主体的な発信文化ができた
・エージェントさんとの打ち合わせで利用することでわかりやすく伝えられる
(エンジニア採用担当)
ウェブエンジニアの面接でも、FEブログみたことあるという人いますね
最近はサーバーサイド開発しつつ、React触る人も多くて、Reactについて調べる中でFEブログに行きついているようです
FEブログを見て、食べログの雰囲気を感じてもらえていると思います!
(ウェブエンジニア採用担当)
アプリでも見たことあるよって人はいたので、アンテナ高い人は見てくれてそうです。
技術に力を入れてるかどうかを気にしている求職者が多いのでそう言う方のモチベーション向上につながっているのではと思ってます。
(アプリエンジニア採用担当)

FEチームだけでなく、他職種や食べログ全体の採用にも貢献できているようです!

まとめと感想

フロントエンドエンジニアにFEチームのことを知ってもらうためにブログをはじめました。結果、ミスマッチの応募が減り、採用メディアだけではリーチできない方にもリーチし始めています。
FEチームに留まらず、カカクコム全体へも好影響を与えているようです!開設して良かった🎉

開設前からの懸念でしたが、更新頻度を保つのはやっぱり大変です。ネタはあるんだけど、ネタはあるんだけど、ね…
一緒に食べログフロントエンド開発をして、更にそれを記事化してくれる方!!!募集しています!!

・難しい課題にチーム一丸となって取り組みたい
・React/TypeScriptでバリバリ開発したい
・レガシーなシステムのリファクタリングがしたい
・アーキテクチャについて探求したい
・食べログというプロダクトに貢献したい
・大規模なシステムの開発に携わりたい
・柔軟に働ける環境で自分のスキルを活かしたい

どれかに当てはまった方は以下のリンクも是非御覧ください!
フロントエンド統括チームに所属するフロントエンドエンジニア
フロントエンドをメインにサービス開発を担当していくWEBエンジニア

明日は@tanuki___tkさんの「要件通りになっていればそれでいい?実装後の画面確認で、もっと高みへ!」です!
お楽しみに〜🎉🎉🎉

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