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『高級』って言葉が好きじゃない

『高級』ってなんか気にくわない。

会社紹介でよく『高級な〇〇として採用され~…』という文句が使われるけど、その度に何だか気持ち悪いなと思ってしまう。

じゃあ、『低級』って何なのよと思ってしまうのかな。

『高級食パン』にも似たような気持ちがある。普通の食パンは高級じゃない、と直接言ってるわけじゃないけど、何かを貶した上で成り立つ言葉なイメージが私の中にあるのかな。演出含めて、普通のパン屋とは違うのよ感がすごい。高飛車っぽい。(高級食パン好きな方ごめんなさい。)

『高級ブランド』だって、高級ブランドなんだけど。『高級』という言葉から、普通の人には手が届かないよっていうメッセージを私が勝手に受け取ってしまってるのかな。でも、高級ブランドって自分からは名乗ってないよなぁ。

だからこそ、『高級な〇〇として採用され~…』にムムっとしてしまう。庶民には手の届かないレベルを提供してるよっていう解釈を、私が勝手にしてしまってるのかも。

そもそも、高級って言葉をいつ・どこで聞くかと考えたら、廃りつつある『高級食パン』くらいしか思いつかなかった。あとは『高級マンション』かね。高級マンションは、なんかもう、許容範囲だけど。

最近の私の感じ方としては、金額にものがついてくるのじゃなくて、ものに金額がついてくる気がする。高級志向というよりも、特別・こだわり志向というか。なんとなく『高級』っていう言葉を使う行為自体が、高級感を損なってる気もしてきた。

言葉って難しいなと思うことが多々あるけれど。その中でもここ数年の私は、『高級』に敏感になってしまう。



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