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#01 ポテトサラダを知ろう

このチャプターでは、ポテトサラダをつくるうえで知っておきたい基礎知識と、ポテトサラダのバリエーションを紹介します。

👨‍🍳 ポテトサラダってどんな料理?

茹でたじゃがいもをメインにしたサラダのことです。茹でたじゃがいもを潰し、ハムやきゅうりなどと一緒にマヨネーズであえたものが一般的です。

🗺 設計図

まずはポテトサラダの全体像を確認しましょう。白色の枠は最低限必要な要素、点線の枠は好みでアレンジできる要素です。

点線の枠はこのほかにも様々な選択肢があります。自由に発想してみましょう。

🥦 食材

ポテトサラダといえばじゃがいもが定番です。
柔らかい食感のじゃがいもをメインに、少し歯ごたえがあってアクセントになる、玉ねぎやきゅうりなどの野菜を合わせていきます。

ハムやサバ缶、コンビーフなどの旨味を持った食材を加えると、全体のバランスがよくなります。
また、メインのじゃがいもは、里芋やさつまいもなどにも置き換えることができます。かぼちゃやおからなど、芋以外の食材でもつくることができるので、自由に発想してみましょう。

🧂 味付け

ポテトサラダの味付けはマヨネーズがメインです。

マヨネーズだけでもつくることができますが、茹でたじゃがいもにお酢や塩で下味をつけておくと、一層おいしくつくることができます。

また、カレー粉を加えたカレー風味や、アンチョビやガーリックを効かせてイタリアンな仕上がりにするなど、好みで風味をつけることができます。

🥘 調理のポイント

次の2点が外せないポイントです。

  • 茹でたじゃがいもが熱いうちに潰す

  • 熱いうちにお酢や塩で下味をつける

じゃがいもは、冷めると硬くなってしまうので、熱いうちに潰します。また、熱いうちにお酢や塩を振っておくと、冷める過程でグッと味が染み込みます。

マッシャーがなければ、フォークで潰すこともできます
マヨネーズは熱に弱いので、冷めてから加えます

😋 ポテトサラダの調理例

アレンジの参考として、設計図をもとにした調理例を紹介します。

🍽 定番のポテトサラダ

じゃがいも、玉ねぎ、ハム、きゅうりを合わせた定番のポテトサラダです。

🍽 組み合わせを変えたポテトサラダ

魚や肉類を合わせると、使う具材が少なくてもボリューム感のあるポテトサラダに仕上がります。サバ缶やコンビーフなど、缶詰を活用すると手間なくつくることができます。

じゃがいも、玉ねぎに鮭フレークを組み合わせて
コンビーフとコーン。缶詰を活用すると手間なくつくれます

🍽 じゃがいも以外でつくるポテトサラダ

じゃがいも以外の芋類を使っても良いと考えると、アレンジの幅が広がります。

里いものポテトサラダ
サツマイモのポテトサラダ

🍽 味付けを変えたポテトサラダ

マヨネーズ、酢、塩をベースに、風味付けの調味料をプラスすると、様々な味のアレンジが楽しめます。

グリンピースと紫玉ねぎを組み合わせて、カレー風味で
サバ缶とみょうがを組み合わせて、しょうゆで和風に

また、ポテトサラダだからといって、味付けにマヨネーズを使わなければいけないわけではありません。お酢とオリーブオイルを合わせてドレッシングをつくってあえてみるのもおすすめです。

お酢、オリーブオイル、砂糖、塩を合わせたフレンチドレッシングであえても

🍽 食感を変えたポテトサラダ

茹でたじゃがいもに少量の牛乳を加えると、潰しやすく、なめらかな食感のポテトサラダになります。

牛乳の量を調節して、好みのなめらかさに仕上げてみましょう

📚 豆知識

ポテトサラダに合うじゃがいもの品種

どの品種もポテトサラダに使うことができますが、仕上がりに違いが出ます。目的に合った品種を選びましょう。

  • 【男爵(だんしゃく)】ホクホクした食感が特徴で、最もポテトサラダに適しています。ゴロッとした食感の仕上がりに向いています。

  • 【メークイン】甘くねっとりしているのが特徴です。なめらかな食感のポテトサラダをつくりたいときに向いています。

  • 【キタアカリ】甘味が強く、男爵と同じようにホクホクした仕上がりに向いています。

  • 【ニシユタカ】新じゃがいもとして多く出回る品種で、メークインと同じように、なめらかな仕上がりに向いています。

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