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酒呑み一家の年末年始

年の終わりは東京に行き、それから実家に帰るのが定番です。
最近はなかなか行けず、今回3年ぶりの東京でしたが、駅構内はとても賑やかで、それはそれで年末感があって、普段買いもしない高いお菓子を並んでまで買ってしまいます。

事前に予約した新幹線で富山まで行き、鈍行を乗り継いで雪国の飛騨まで帰ります。

実家の年末年始は食べて呑んでがメインイベントです。夜はひたすら呑みます。昼間は各々ダラダラと過ごし、夜は酒を求めて居間に集まる。まるでめぞん一刻です。
ビール日本酒ワインまでがセット(兄はそこからウイスキーを呑みます)で、母父兄の3人で毎日たらふく呑みます。

今年の日本酒は久寿玉と蓬莱。高山と飛騨の地酒です。久寿玉の方がすっきりと飲める気がして私はこちらの方が呑み続けやすい。兄や父はもう少しふくよかな蓬莱が好きみたいです。

今年は蟹が手に入らなかったらしく、といっても蟹を食べるのはほとんど私だけなのですが母は残念そうでした。

実家だとすいすいと、お酒が入る入る。一人だとお酒の都度でグラスを変えるけど、実家だと日本酒ワインは同じお猪口で飲み回します。ワインをお猪口で呑むのも美味しいんですよ。

私は普段から水をたくさん飲むのですが、母はお腹が冷えるからと、水を飲んでいるとよく注意されます。水を飲むなと叱られるのもよくわからない叱られ方ですが、ついに去年、「水飲むなら酒を飲みなさい!」と叱られ、思わず吹き出しました。なんちゅー親だ。この名言は今年も語り継げられ、なんと今年は書初めにまでなり、店先に飾られました。(実家は酒屋なのです。)

年末から毎日食べ呑み続けそろそろ胃が疲れてきた頃にアパートに帰ります。胃もへとへとなのに、明日が休みだと呑まないともったいない気がして今日もまた、どうせ呑みます。

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