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【猟師の村で感じたこと : 動物とヒトと縄張りと】

これは熊が鹿を食べた場所で
縄張りを示すために
木の皮を剥いでるんだそうな

横の木には
リスが巣に持ち込むために
皮を剥いだあと?があって

カモシカはワサビの芽を食べにくるし
イノシシは沢蟹を食べにきて荒らすし
猿はいつだって人間との熾烈な収穫あらそい
罠にかかった猿が、
寂しそうにこっちを見ていた
あとで鉄砲で打つから
これはそう見るもんじゃねぇって
猟師さん

動物と動物の縄張り
人間と動物の縄張り
そんな話をしたあとに

「ここは俺が罠仕掛けてっからよ。あっちの山はあいつがやんだ。」
「山菜?んなもん、いくら生えてるからって人の土地のもん採らしてくんねぇよ。」

人間と人間の縄張りの話を聞いて
おお
なんとも自然なグラデーションだ
なんだかすごく腑に落ちた
人間も
しっかりと自然だ

害獣駆除とか頭数調整とか
なんかこう人間て何様?な感じがしっくりきてなかったのだけど、なんのこたーない、人間のエサを食われるんだから、自分の身を守るだけよな
これまた自然の摂理
(他にもいろんな理由はあるだろうけど)

東京都は動物保護団体がうるさいから
動物達は元気よく山梨へ入ってくるそうな…
んー。
東京に巣を持ってる人間達の群れは
エサを自分でとる必要も
熊に襲われることもねぇもんな

なるほどな
なんだかな

まぁ
何がどうホントの話か
よくわからなかったりもするけれど

モヤモヤが自分の感覚で
うまく受け止められた気がしたのでした

のっち

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