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成田 くうこう (小説、詩、エッセイ)
2019年1月18日 22:05
からっぽの部屋ヘビのように絡み合い体温が上がるのじっとまつ ガスレンジ、蒼い炎しんしんと孤独を鳴らしつかれた目、冷えたゆび切れたくちびるの味、せつないかつて私たちは暗くあたたかな場所はなれがたく絡み合っていてお互いをことばや名前で切り離す必要なんてなくていつか灰のように透け、過去となり風のような音も消えこの世の悲しみを鉛と共に飲み下し魚となり、泡となりちりぬる