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チェコの新しい出版社について

今回は前回予告でお話していたチェコの最近の出版社についてお話しようと思います。

有名どころだとBAOBAB(バオバブ)という出版社があります。2000年頃に設立された家族経営の小さな出版社だそうなのですが、質が高い出版物が多く若いイラストレーターの方などを発掘し世に送り出しているという...活発な出版社です。

下の画像はチェコの現代作家12人が描いた作品を「おとぎ話」や「恐い話」と、テーマを絞ってZINEの様な形態で作りBAOBABから出版されたもの。12冊1セットで箱に入っています。箱もテーマごとにグラフィックデザインが異なっており、すごく凝っているのです。(ちなみにこの写真はおとぎ話編)

日本のとあるイベントでBAOBABが出展していた時その場にいた方と少しお話をさせていただいたことがあるのですが、本に対する熱量がすごかったなという印象でした。紙に対するアプローチや、本の形のこだわりに力強い意欲がありチェコの国の文化レベルの高さに驚愕しました。

上記画像はPASEKA(読み方不明)というチェコ共和国のオロモウツ州のオロモウツ地区にある村の小さな出版社から出た本で、その村まで行く地下鉄を紹介しているお話のようです。

ちなみに実際の地下鉄の写真がこちら↓

絵本のイラストほぼそのまんまですね。この写真自体も絵に見えてくる...ほど街中もおとぎ話の中みたいでした。

チェコに限った話ではないかもしれませんが、若手の作家さん達がこうして本という形でもどんどん新しい挑戦をしていける場があるというのは本当に素敵なことだと思います。

紹介しきれないほど出版社があるので、今回は有名なBAOBABとオンラインに上げた最新のチェコの本のリンクを貼ります。よかったらぜひ見てみてください。

チェコの新しい絵本はこちらでご覧いただけます。→https://tabanerubooks.stores.jp/news/5ed8ab9e55fa0354b42893af

BAOBAB出版の本はこちらからご覧いただけます。→https://stores.jp/search?q=BAOBAB&store=tabanerubooks




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