映画『菊とギロチン』新宿凱旋上映決定&トークイベントに栗原康さん登場!

映画『菊とギロチン』の新宿凱旋上映が決定しました! 期間中は、連日上映後に出演キャストやスタッフなどのトークイベントが開催され、弊社刊の評伝小説『菊とギロチン やるならいましかねえ、いつだっていましかねえ』著者の栗原康さんも女力士チームと一緒に登壇します。

関東大震災直後、急速に不寛容な社会へとむかう時代、女相撲とアナキストが出会った-。鬼才・瀬々敬久、構想三十年の入魂作『菊とギロチン』。
本書はこの映画オリジナルストーリーを、小社刊『はたらかないで、たらふく食べたい』でもおなじみ、栗原康氏の独自の視点・解釈で作り上げた創作評伝小説です。

映画の物語を追いながら、アナキスト集団「ギロチン社」の面々の生い立ちや境遇、女相撲を目指した貧しい女性がおかれていた状況、シベリア出兵、在郷軍人の自警団、関東大震災、朝鮮人虐殺……その背後にあったことをあぶり出していきます。一瞬だけ出てきた歴史上の人物や、ギロチン社メンバーの最期など、映画の世界をより深く理解するのに役立つ読み物になっています。

瀬々監督をして「化学変化極まり爆破寸前の爆弾であり、脳天へズドーン小説」と言わしめ、刺激を受けた監督は映画の後日談「小説・その後の菊とギロチン」を執筆、急遽収録しました。こちらも昭和史の事件の数々が「菊ギロ」の物語と絡み合う、まさに映画を観ているような読みごこちの作品です。表現の自由が脅かされ、人の尊厳がおろそかにされる出来事が相次ぐいまこそ、ぜひとも「菊ギロ」を観て、読んでほしいと思います。会場では書籍の販売もございます。

『菊とギロチン』新宿凱旋上映情報
日時:8/17(土)─8/23(金)
会場:K’s cinema
    東京都新宿区新宿3丁目35-13 3F
    http://www.ks-cinema.com
料金:一般・学生¥1,500(税込)シニア¥1,000(税込)
公式サイト:https://kiku-guillo.com

『菊とギロチン』トークイベント 栗原康さん登壇情報
*連日18:50上映開始/終映後トークイベント開始(22:05開始予定~約30分想定)

8/19(月)「栗原康と女力士 vol.1」
木竜麻生(花菊)、前原麻希(梅の里)、仁科あい(若錦)、田代友紀(羽黒桜)、栗原 康(政治学者―アナキズム研究)

8/20(火)「栗原康と女力士 vol.2」
木竜麻生(花菊)、大西礼芳(勝虎)、持田加奈子(小天龍)、播田美保(与那国)、栗原 康(政治学者―アナキズム研究)

書籍情報
菊とギロチン やるならいましかねえ、いつだっていましかねえ
著 栗原康 原作 瀬々敬久・相澤虎之助
本体2200円+税
ISBN978-4-907053-25-3
2018年7月発売

1章と、瀬々監督による後日談小説の冒頭を試し読みいただけます。
http://tababooks.com/tbinfo/kikuguillos_trial



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