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カレーに「選挙」を持ち込んでみた カレーセンターマエダ 梅原浩之さんインタビュー(仕事文脈vol.21)

滋賀県大津市でもお洒落なショップが並ぶエリア、膳所(ぜぜ)。2022年2月1日11:00にオープンしたカレーセンターマエダは、バウハウスを連想させるデザインの文字「WAKURABA」が目印の建物1Fに店を構える。多彩なスパイスカレーのほか、「追いソーダ」ができる「さわやかクリームソーダ」も看板メニュー。地域のイベントにも積極的に出店し、店舗の2Fは地域おこしに関連したトークセッションの会場にもなっている。「政治家だけが政治をしているわけじゃない」と語る、梅原浩之さんに訊いた。(取材・文 丹野未雪)

カレーセンターマエダ
梅原浩之さん(滋賀県大津市)

ーー梅原さんはカレーセンターマエダのオーナーシェフなんですか?

いや、会社員なんです。カレーセンターマエダは「ワクラバハウス」という建物の1Fに入っているんですが、どっちも社会福祉法人美輪湖の家大津というところが運営してるんです。もともとこの場所には、その前身である共同作業所・瑞穂を設立した方の家があって。だから昔からの地元の人たちには、「瑞穂がやってんねやな」というふうに知られていると思いますね。カレー屋さんをやっているのは、その先代がレストランをしたいといっていた思いがあったので。

ーーオープンして半年ほど経ちますが、地域おこしや選挙をテーマにしたトークセッションを開催しています。「こういう場にしたい」というような考えや方向性が、オープン前からはっきりあったんでしょうか?

2Fはフリースペースなんですが、活用部分としては、自治会であったり商工会の会議をしてもらう場に使ってもらったりしています。オシャレなことばかりやっていても地域から浮いてしまうので(笑)。地域の人に何をやったら面白いか、楽しめるかを聞きながら、アートの展示やワークショップをやったりというのと、地域で取り組んでいく活動とで埋めたいなって考えています。単なる飲み会だけはやめてよ、っていうのは言ってますね。

ーー7月の参院選を前に、選挙に出馬する議員2名と、梅原さん、ママフォトグラファーのyukaさんでトークセッションをしていますが、オシャレなカレー屋のイメージから離れるんじゃないかとか、周囲から何か言われたり心配されたりっていうのはなかったですか?

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