人付き合いはなぜこんなにも苦しいのか①

あなたは、人と価値観が合わない、他人の気持ちが分からない、本当の自分をみて欲しいという悩みを抱えていませんか?

そんな悩みを持ち、人との付き合い方がわからない人は、人間関係がとても苦痛になってしまうと思います。

この記事では、なぜ人は傷ついてしまうのか、人付き合いが苦しくなってしまう原因についてまとめます。ぜひ最後までご覧いただき、参考にしてみてください。

事実に対する感じ方は人それぞれ

人付き合いがうまくいかない人の原因として、価値観の違いに気がつけないことがあります。

事実というものは、人によって全く重みが異なります。
このことを理解できるだけで、人間関係のトラブルが減ります。

何気ない日常生活の中でも、事実は人によって全く重みが異なります。
ある人にとってはどうでもいいことが、ある人にとっては重大なことである場合があるのです。

例えば、友達や恋人といろいろな理由で喧嘩になったとしましょう。
喧嘩の原因は「この机がガタついてきてるね」「あの車の方が自分の車より大きいね」など、些細な会話だとします。

言った方は何気なく発した言葉であっても、受け手の方は「新しいものを買わないことを責めているのか」「あっちの車の方が欲しかったのか」などと受け止めてしまい傷ついてしまいます。

事実は、それを受け止める人の価値観を通して心に到達します。
すなわち、同じ事実であっても人の心、受け方が異なれば、全く違うものとして感じられます。

また、自己評価の高い人や自尊心が健全な人は傷つきにくく、自己評価の低い人や劣等感を持っている人は非常に傷つきやすいです。

自尊心が健全な人にとって、劣等感を持っている人がどれぐらい傷つきやすいかは理解しにくいです。そのため、相手を傷つけながらも「なんでこんなに苛ついているのだろう」とわからなくなるのです。

自分が傷ついてしまった時の対処法

心が傷ついた時、次のように考えてみると楽になります。

「自分を傷つけた言葉や事実があるが、それは相手にとってはどうでもいいものであったかもしれないからこそ言われたんだ」ということです。

「相手はなぜそのようなことを言ったのだろうか?」「それは相手にとってこの事実はどうでもいいことだからだ」「つまりこの事実で傷つくのは自分の価値観の問題だ」というふうに、心の中で自分と会話してみましょう。

また、逆に自分が得意になって話しているのに相手の反応が素っ気ない時もあります。これは、自分にとって価値の高いものであっても、相手にとってはどうでも良いことであるということもあります。

自分の価値観が悪いというわけではありません。
相手の価値観にズレがあるため人付き合いが苦しくなるのです。

この事実を理解しておくだけでも、人間関係が楽になると思います。

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