夢が叶った整体師の奮闘記! .13 宮城編
飛鳥:おはよぉ
さくら:飛鳥さんおはようございます!
遥香:あれ?〇〇さんと一緒じゃないんですか?
飛鳥:〇〇はねぇ....たぶん今ごろ後悔してると思う
さくら:え?
遥香:後悔?
そのころ〇〇は、、、
〇:(あち”ぃ....生写真買うのって命懸けじゃねぇか
なんと一般の人に混じって生写真の列に並んでいたのだ
〇:(さすがに飛鳥と一緒には並べないからなぁ....
そんなこんなで10時になり販売開始時間となり
〇:ふぅ....買い終わった....
さくら:もう開けました?笑
〇:今戻ってきたばっかだよ....てか外めちゃくちゃあちぃ
さくら:言ってくれれば並ばなくても生写真用意したのに..笑
〇:いや〜それじゃあ面白くないんだよね
飛鳥:バカの考えることなんて分からないね
〇:それは自分にいってるの?笑
飛鳥:〇〇に決まってんでしょ!
〇:ただ列に並んで正規ルートで買っただけなのになんでバカなんだよ!
飛鳥:バカだからバカなの!
〇:なんじゃそりゃ...笑
さくら:〇〇さんせっかくだし開けましょうよ~♪
〇:そうだね。5パックあるし1つ開ける?
さくら:開けたいです!
飛鳥:しょうがないからあすかちゃんも開けるの手伝ってあげる
〇:自分が開けたいだけでしょ..笑
飛鳥:そ、そんなことは....ないぞっ
こうして1パックずつ開けていくと....
飛鳥:あ!山がでた!
さくら:私かっきーでました!
〇:おっ、俺はさくらがでたよ
さくら:え!ほんとですか!?
飛鳥:これは〇〇にみたらし団子かってもらわなきゃだね
さくら:買ってくれるんですかっ..!
〇:なんで当てたらその人の好物プレゼントしなきゃいけないんだよ!
飛鳥:新しくない?普通のファンの人はできないシステムだよ?
〇:俺からしたら損しかしないシステムじゃねぇか....!
さくら:いつでもみたらし待ってます!
〇:はぁ...完全にその気になってるし
〇:飛鳥の財布から出しとくね
飛鳥:そんなことしたらお家いれないからっ
〇:(横暴だ....
それから数時間が経ち最終リハを終え
和:〇〇さーん!
〇:ん?どうかした?
和:呼んだだけです..笑
〇:なんじゃそりゃ笑
〇:てか、腰は大丈夫?
和:まったく痛くない訳じゃないんですけど、平気です!
〇:ほうほう。それならよかった
和:そんなことより!
〇:ん?
和:私の生写真当ててくれました?
〇:いや〜それが当ててないんだよね
和:ひどーい!さくらさんは当ててるのにぃっ
〇:ごめんって笑
和:罰としてあとでアイス奢ってください!
〇:あ〜爽とかスーパーカップとか?
和:いや、ハーゲンダッツと31で!
〇:くっ...贅沢者が
和:当ててくれない〇〇さんが悪いんだもーん!
〇:(当てたら買わされるし当てなくても買わされるし....どうしようも無いじゃん...
?:あのぉ....盛り上がってるとこ申し訳ないんですけど...
和:あ!どうしたの “ アルノ “
アルノ:実はちょっと喉に違和感があって....
和:え?風邪!?
アルノ:いや、そんなんじゃないんだけどなんかさ、変な感じがするんだよ
〇:うーん....とりあえず触診するからこっちおいで
アルノ:はい
ー施術部屋ー
〇:じゃあ触るよ
アルノ:はい
……
……
〇:うん。これは風邪ではないね
アルノ:やっぱりそうですよね
和:じゃあ、なんで喉が変になっちゃうの?
〇:最近結構歌う機会増えたでしょ
アルノ:そうですね
〇:たぶんそのせいだね。喉が少しだけズレちゃっててそのせいで炎症を起こしてる
アルノ:そ、それ治るんですか!?
〇:まぁ....治ると思うよ
〇:今日は Actually もあるから絶対治さないとだね
アルノ:お願いします!
〇:はーい
〇:じゃあまずは首のほぐしからだね
ーほぐし開始ー
〇:それにしてもActuallyってかっこいい曲だよね
アルノ:ですね。でもリリースのとき色んな人に迷惑かけちゃって....もうしわけなかったです
〇:別になんにも悪いことしてないんだし大丈夫でしょ
〇:それに、迷惑っていうのは生写真を引けなかっただけで高いアイス買わせるような人のことをいうんだよ
和:それ私じゃないですかっ!
〇:そうですあなたです
和:別に私は迷惑かけてないもんっ
〇:ほら、こんな感じで「本当は迷惑かけてるのに迷惑かけてないと思ってる」人もいるんだよ
〇:だから、アルノさんの場合はその逆で「アルノさんは迷惑かけてないのに迷惑かけてる」って勘違いしてるんじゃないかな?
アルノ:たしかに....そうかもしれない
〇:反省しすぎたら、それはそれで自己肯定感も無くなるし良いことないしね。過去に囚われる必要はないよ
アルノ:〇〇さんやっぱりすごい....!
〇:そうかな?笑
和:私を教材にしたんで〇〇さんアイスプラス2個で!
〇:別に教材にしてないわ!
和:え〜3個もらえると思ったのに〜
〇:そんなに食ったら太るぞ
和:なっ....女の子にその言葉は禁句です!
〇:そうか笑
アルノ:あの...私忘れられてませんか?
和〇:あっ....
ー施術開始ー
〇:(まずは7番の骨を動かすから....
〇:息吸って~ 吐いて~
アルノ:ふぅ....
『ボキッ』
アルノ:うわっ..すごっ
〇:どう?息しやすくなったんじゃない?
アルノ:あっホントだ!すごい!
〇:喉の方はほぐしの時に治し終わってるからもう大丈夫だと思うよ
アルノ:え!? もう治し終わっちゃったんですか?
〇:うん。結構純粋な歪みだったからね
アルノ:純粋な....歪み?
和:純粋なのかひねくれてるのか....
〇:まぁ中間ってとこかな..笑
こうして無事施術を終え
ーライブ中ー
『んをぉ”ぉぉぉぅをおっ』
〇:いつもより雄叫びの質高くなってんな
飛鳥:活き活きしてる感じするよね
〇:いや〜アルノさんはもう一個壁を壊していけそうだけどね
飛鳥:〇〇もそう思う?
〇:やっぱり飛鳥もか
飛鳥:うん
そうしてライブは無事終了し、、、
さくら:〇〇さーん!みたらし買ってください
〇:わかったよ....
和:私のアイスも忘れないでくださいね!
〇:なぎのアイスはないから大丈夫。
和:ケチ~ドケチー超どケチー
〇:ケチでいいけど、今度言ったら二度と腰治さないからね?
和:なっ....公私混同だ!
〇:権利って使うためにあるんだよ
和:むぅぅ....負けた
〇:よし、じゃあみたらし買いに行くか
さくら:ごー!
和:それなら私も.....!
こうしてアイスは買って貰えなかったものの、憧れのさくらさんとみたらしを食べる和でした
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