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妹がアイドルになって俺の家に住むことになったんだが!


ー駅にてー

さくら:お兄ちゃん本当に行っちゃうの...?


〇:まぁな。大学は東京だし

さ:さみしい....

〇:さくらはもう高校生になるんだからこんなことで泣くな

さくら:さくにとってはこんなことじゃないもん

〇:またこっちにもたまには帰ってくるから

さくら:ぜったい?

〇:うん

さくら:さくもお兄ちゃんの家行ってもいい?

〇:もちろんいいよ

さくら:ありがと

〇:じゃあな

さくら:うん。またね




それから時は過ぎ1年ほど経ったころ....


ピンポーン🔔

〇:あれなんか頼んだっけ?

ガチャ

〇:え、さくら!?

さくら:久しぶり!


〇:おう......とりあえず入ってよ

さくら:ありがと






〇:で、なんで東京に来たの?

さくら:そりゃあ兄ちゃんに会いに来たの!

〇:へ〜それにしては随分とかしこまった格好だな

さくら:そ、それは .... 東京 ...だからだよ....

〇:本当か?

さくら: ....

〇:無言ってことは他に何かあるな

さくら:やっぱりバレた

〇:何しに来てたの?

さくら: ....実は...乃木坂のオーディションを受けにきたの

〇:えぇ!? さくらが!!?

さくら:やっぱそうだよね....可愛くないし変だよね

〇:いや、可愛いし俺が驚いてんのはそこじゃない

さくら:え?

〇:さくらが人前に立つ仕事に就こうとしてることに驚いてんの!

さくら:そっちか

〇:だって他人に挨拶するときですら俺の後ろにいたのに

さくら:そうだね

さくら:でもやってみたかったんだよね 「アイドル」

〇:そっか。受かるといいな

さくら:お兄ちゃんも願っててよ

〇:もちろんだよ


グぅぅぅぅ


〇:飯食ってないの?

さくら:朝からなんにも食べてない

〇:もう夜だぞ?

さくら:ご飯なんて二の次だったんだもん

〇:さくらって意外と1点集中型だよな

さくら:あんまりよくないよね

〇:良くないこともないとは思うけどね

さくら:そっか

〇:なに食べたい?

さくら:パスタがいい!

〇:俺が作るやつでいい?

さくら:うん!



それからパスタを食べさくらは帰り....


ー2カ月後ー


母📱:今さくらが東京向かったよ

〇📱:分かった

母📱:何かと不慣れだと思うからよろしくね

〇📱:うん。できる限りサポートするよ

母📱:ありがとね

〇📱:うん


結局さくらは合格して今日上京することになった
(俺は合格したことすら昨日伝えられた


〇:さくらが芸能界か ....大丈夫かな....

〇:サポートするっていっても気軽に家に行けそうもないし

若干不安気な〇〇


しばらく時間が経つと


ピンポーン

〇:??

〇:今月金ないから配達なんてくるはずないんだけど....

ガチャ


さくら:お兄ちゃんただいま!


〇: …は?

さくら:『は?』って何さ!

〇:なんでさくらがうちに来るの?

さくら:そりゃー住むからでしょ

〇:ここに住むの?

さくら:うん

〇:なんでこんなとこに....

さくら:お母さんが「一人暮らしさせるのは不安だから」ってことで決まった

〇:そっか (俺に拒否権ないんかい!

さくら:さくはお兄ちゃんと暮らせて嬉しい!

〇:俺も嬉しいよ

〇:それにお祝いしないとだな

さくら:お祝いなんていらないよ

〇:それがもう予約してんの!

さくら:本当!? お兄ちゃんそんなお金あるの?

〇:こういうとき用のお金は別にある

さくら:そうなんだ

〇:だから早くいくぞ

さくら:うん!





さくら:なんか....高そう

〇:そんなことは気にしないの

さくら:うん....(お兄ちゃん本当に大丈夫なのかな?




料理がとどくと


さくら:すごい✨

〇:こんなの初めてだ笑

〇さ:いただきます


パクっ


さくら:うm....美味しい


〇:途中で言い換えたね笑

さくら:こんな所で「うま」はよくないかなって

〇:可愛い妹だ

さくら:可愛い...かな?//

〇:照れてるさくらも可愛いよ

さくら:もう!そんな褒めないでよ

〇:ごめんごめん笑

その後も楽しみながら食事をし.....



さくらがアイドルになって3日目のこと


ガチャ🚪

さくら:ただいま  ハァハァハァ

〇:おかえり

〇:なんで息きれてんの?

さくら:お兄ちゃん今すぐお部屋片付けて

〇:どうかしたのか?

さくら:飛鳥さんがくるの!

〇:あすか...さん?

さくら:まさか知らないの?!

〇:かならず手にいれたいものは〜 ♪♪

さくら:ASKAさんじゃない

〇:あ!あの畑のことよく知ってる人か!

さくら:工藤阿須加さんじゃない!

さくら:齋藤飛鳥さんがくるの

さくら:乃木坂の大先輩!

〇:すまんなりアイドル全然わかんなくて

さくら:まぁお兄ちゃん古いからね


〇:傷つく....

さくら:そんなのどうでもいいから片付けて!

〇:はいはい






ー30分後ー


飛鳥:齋藤飛鳥です。おじゃまします


〇:あ、はい (この人顔ちっさ

さくら:齊藤さんこっちです!

飛鳥:だから飛鳥でいいって笑

さくら:なかなか慣れなくて....

飛鳥:そっか笑

さくら:お兄ちゃんお茶だして

〇:はいよー




〇:どうぞ

飛鳥:ありがとうございます

〇:(この人先輩だよな? 幼く見える

飛鳥:本当に2人で住んでるんだね

さくら:はい。母がそうしろってうるさくて

飛鳥:1人じゃないから寂しくなくていいね

さくら:そうですね

飛鳥:それじゃあ本題にはいるんですけど...

飛鳥:〇〇さん

〇:はい  (急だな

飛鳥:今日は〇〇さんに用があってきたんです

〇:僕にですか

飛鳥:はい

飛鳥:今度テレビでさくらのことを紹介するので〇〇さんにも色々聞きたくて


〇:そうなんですね。わかりました!

飛鳥:最初に聞きたいのは.... さくらってどんな人ですか?

〇:さくらは恥ずかしがり屋でしたね

飛鳥:ホォホォ  さくらの癖ってありますか?

〇:癖っていうか....すぐくっついてくることはよくありますね

飛鳥:私と似てる....

〇:齋藤さんとなんですね

飛鳥:はい

飛鳥:最後なんですけど....

〇: ....

飛鳥:〇〇さんは乃木坂知ってますか?

〇:すいません。ほとんど知らないですね

飛鳥:そうですか。私のことは知らないですか?

〇:も、もちろん知ってます!

さくら:うそですよ!

〇:ギクッ

さくら:飛鳥さんが来るっていったら真っ先にASKAさんがでてきましたから

飛鳥:〇〇さんウソついたんですか?

〇:すいません....

飛鳥:じゃあこれから乃木坂を知ってさくらを支えてください

〇:わかりました

飛鳥:それじゃあ私はここで

〇:送りますよ

さくら:私も!

飛鳥:さくらは明日早いから大丈夫だよ

さくら:はい.....



2人で歩くことになり


〇:やっぱアイドルって大変ですか?

飛鳥:大変....だけど楽しいです

〇:そうなんですね

飛鳥:でもさくらはこれからだいぶ大変になると思います

〇:なんでですか?

飛鳥:大きな声では言えないですけど....さくらはたぶん次のセンターになりそうなんです


〇:え!? まだ加入してすぐですよ?

飛鳥:あの子のポテンシャルの高さなら全然ありえます

〇:そうですか

飛鳥:だから〇〇さんにさくらを支えてほしいんです

〇:わかりました

飛鳥:ありがとうございます

飛鳥:あっタクシーきた

〇:ですね

飛鳥:それじゃあまた

〇:はい。また





家に帰ると


さくら:むぅ....

〇:なんで怒ってるの?

さくら:お兄ちゃん絶対飛鳥さんのこと好きになった

〇:可愛い人だとは思ったけど好きにはなってないよ

さくら:ならなんで好かれようとする嘘ついなの?

〇:これから先も会うかもしれないからあれは嫌われないための嘘だよ

さくら:そうなんだ

〇:さくらは飛鳥さん好き?

さくら:好きだよ。でもお兄ちゃんの方が好き!

〇:おっめずらしっ

さくら:なにが?

〇:好きとか言ってくるのがだよ

さくら:好きって言われるの嫌い?

〇:いや、好きだよ

さくら:じゃあこれからいっぱい言う!


〇:さくら見ない間に性格変わった?笑

さくら:そんなことない!


それからブラコン化が進み毎日のように「好き」といわれ元気づけられながらも心配になる〇〇でした

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