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声は立場そのものを揺るがせる

?:ちゃんとやれー

今日もあの人の怒号が飛ぶ


楽屋ー

早:キツい...

秋:聖来ちゃん大丈夫?

早:だ、大丈夫ですよ、、

秋:そっか...あんまり1人で溜め込まないでね?

早:分かりました...ありがとうございます

遠:せいら...今日も色々言われたんでしょ?
    Sさんに

早:やっぱわかる?

遠:わかるに決まってるじゃん!
    大事な同期だよ?

早:今日ね、、

遠:うん

早:ブスって言われた

遠:ブス!?

○:どうした?

遠:す、すいません...

○:ブスって聞こえたけどオレ?

早:ちがいます、違います。私が今日Sさんから
    言われたんです。

○:ブスって!?

遠○:最低!

遠:○○さん、スタッフなんですからどうにか
    出来ないんですか?

○:今度全体の会議があるからこのこと行ってみるよ。

早:○○さん...

○:僕みたいな下っぱのスタッフが言っても
    どうにもならないかもしれない。
   そうなったらごめん。

早:そうなったらしょうがないですよ

遠:○○さんは位は下かもしれないけどメンバー
    からの信頼は厚いんですから!

○:ありがと!言ってみるよ


ー会議室ー

上司:これにて会議を締めようと思う。
     なにか他に言いたいことがある奴はいるか

○:🙋すいません、いいですか?

上司:○○どうした?

○:先日早川さんから教えてもらったんですが
    Sさんから「ブス」等といった悪口をSさん
   から言われているようなんです。

○:本人はすごく考え込んでいます。
   何か対処法はありませんでしょうか

上司:Sさんか...それは無理だな

○:何故ですか

上司:Sさんは立場的に強すぎるんだよ。
        そう簡単に対処出来ないんだよ。

上司:○○がメンバーから信頼されているのは
        分かる。
        だが、こればっかりは理解してくれ

○:そうですか...理解したくないですけど
    理解しました...
    (立場が強いからあんなこと言えるんだろうな



ー翌日ー

遠:○○さんどうでした?

○:ごめん。ダメだった

早:え?
 潤んだ目でこっちを見る早川

○:本当にごめん💦

遠:理由を教えてもらえませんか?

○:Sさんの立場が強すぎて何も対処できないん
    だと...

遠:そんな...

早:もう少し『耐えてみます』

○:ごめんね。我慢じゃなくて耐えてるんだよね

遠:とりあえず対処法!私達で考えましょうよ

○:そうしよう

とは意気込んだものの何も浮かばなかった一行


ある日ハプニングが起きた

メンバーがステージから落ちるという事が
                                                     起きたのだ

遠:大事なメンバーが😭

秋:まずは無事を祈るしかないよ

飛:雨が降ってたから滑りやすさも考えるべき
    だった...

今:すまん。連携不足だった.....

早:(私もなんかできたんちゃうかな.....

ー  ー  ー

○:(Sさんだ...演出家だから何か言うのかな...)

S:今回怪我したのはお前らのせいだからな

○:(は!?)

S:それでは...🚪ガチャ

早:ウッ😥やっぱり私のせいだ

遠:せいら...

○:メンバーが悪いわけじゃないよ。勿論
    全く非がないわけじゃないけど.....

全:......


ー後日ー

早:○○さん、、、

○:だいぶ調子悪そうだね

○:ちょっと活動止めるのも考えた方が
    良いんじゃない?

早:でも..迷惑かけちゃうし...

S:ひとりいなくなったって大丈夫だよ

○:おい

S:なんだ?

○:、、、なんでもないです(やってしまった....

  強い眼力に屈する○○

早:やっぱり活動止めます

○:早川さん......

早:○○さんのせいではないですからね!

○:ごめんね


ー早川活動休止中ー

○:早川さんは活動を止める程に精神的ににも
    きてる。どうにか打開策を見つけないと。

賀:多分聖来は自分なりの策を持ってくると
    思いますよ。

○:あ、賀喜さん。そうですよね。
    早川さんはすごいです

賀:私たちも耐えてるんですけど‪!

○:あ、ごめん。周りのこと全然見れてないね。

賀:今はしょうがないですよ
    ただ!

○:ただ?

賀:解決したらご飯奢ってくださいね!

○:賀喜さんと早川さんを?

賀:被害者は私たちだけだとおもってます?

○:ってことは全員分!?

賀:はい。

○:それ半端じゃない値段するんじゃ...

賀:さあ?

賀:嫌って言ってないんでOKなんですよね?

○:もう...わかったよ


〜  〜  〜  〜
その頃早川は


早:やっぱり何処かで発言しないとダメだ!


ー活動復帰ー

早:復活しました

○:本当に?

早:策も考えてきました!

○:どんな?

早:告発します。

○:今はやめた方が良いんじゃないかな

早:なんで?

○:飛鳥さんの卒コン終わってからが良いんじゃ
    ないかな?

早:卒コンって5月頃ですよね?
   そんなに耐えられないですよ

○:今やっちゃうとファンの中でも味方をしてくれる人としてくれない人で分かれると思う。

早:え?(こんなに辛い思いをしてるのに?)

○:『卒コンをめちゃくちゃにしやがって!』
    みたいな意見が出ると思うんだよ。

早:わかりました。これ以上延びることは
    ないですよね?

○:大丈夫だと思う。


ー5ヶ月後ー

○:早川!

早:どうかしたんですか?(Sさんのことかな?)

○:ジャ○ーズで問題が起きた。

早:なんだ...

○:告発をきっかけに問題視されるように
    なったんだよ

早川:てことは...

○:前例ができたかもしれない

早:それは!すごい進歩だ!

○:運が良かったね



ー1ヶ月後ー

早:そろそろ細かい事決めませんか?

○:卒コンの週のら○らーは?

早:なんでそこ?

○:その時ちょうど○7サミットの最終日だし、
    卒コン終わってすぐだからファンの方の
    守ろうとする気がより強くなってると思う。

早:ならその日にしましょう

賀:頑張ってね!

早:うん。

賀:今まで耐えた分全部出してきな!

○:なるべく短くまとめた方が良いよ

早:え〜30分は話せますよ

賀:聖来いままで耐えてきたんですよ?

○:長く話すと法的処置をとられる可能性が
    高くなるかもしれん

早:それは、、、短くします


ー告発予定日当日ー

早:今日ですね

○:あんまり緊張してないみたいだね

早:何回もイメトレしましたから。

○:ごめんね...最後まで何も出来なかった...
   
早:○○さんはしっかり役に立ってますよ
   
早:アイデアもくれたし

○:ならよかったよ


ー告発開始ー

早:演出家の方が酷くて〜

藤:うん?

早:『ブス』とか『一人欠けたところで問題ない』とか

藤:ちょっ(やばい!聖来ちゃん干されるかも)

早:『ステージから落ちたのはメンバーのせい』
   とか言ってくるんですよ

藤:そうなんだ...(言っちゃった)


ー告発後ー
早:○○さーん。しっかり言えました。

○:もうファンの方が反応してくれてるよ

早:少しは現状が変わればいいんですけど...

○:メンバーが困ってるってわかったときの
   ファンの方は強いからね

1時間後〜

○:トレンド入りしてる...

賀:どんなのが書かれているんですか?

○:『Sを許すな!』『女の子にブスとか有り得  
    ない!』『HPにいって意見言おう!』...

賀:かなり擁護してくださってますね

早:よかった

○:批判が少なくてよかった
   
○:にしても運が良かったね

賀:何かありましたっけ?

○:ジャ○ーズの問題とかN○Kの
    ニュース○ォッチ9とかがあって信じて
    もらいやすい状態になってる。

早:○○さんが卒コンまで待てって言ったのが
    功を奏しましたね。

上司:○○、明日臨時の会議な

○:わかりました。

上司:🚶‍♀️

早:私のことですかね

○:たぶん俺もだね

早:○○さんは違いますよ!

○:いちおう補助しちゃってるからね

賀:もし○○さんに何かあったらメンバーが
    助けます!

○:頼んだよ笑


ー会議中ー

上司:今回集まってもらったのはSさん
        についてだ。

上司2:今後一切契約を結ばないというのが
          良いんじゃないでしょうか。

上司:僕もそう思っていた。
   
上司:反対意見はあるか?

全:シーン

上司:ないんだな

上司:次は、早川の処分についての話だ

○:処分ですか!?

上司:告発をしたんだからな

○:待ってください!我々が解決できなかった
   ことを早川は立ち向かったんですよ?

○:なんで処分が必要なんですか!

上司:でも...

○:でもじゃないです。あの子は苦しんで耐えて
    限界を迎えてしまったんです。
    早川さんに非があるとは思えません。

上司:...わかったよ。でもな、お前も補助をした
       のだから共犯だぞ。

上司2:○○くんには減俸が妥当だと思います。

○:(やっぱりそうか、、、

🚪ガチャ

?:待ってください!

○:え?

   そこには全メンバーがいた

賀:○○さんは唯一聖来を救うために加勢して
    くれたんです。

遠:減俸どころかボーナスがあっても良いんじゃ
    ないですか?

上司2:そういうわけには...

遠:お願いします。○○さんは悪くないです。

上司:わかった。○○には特別ボーナスを与える

○:ありがとうございます

上司:それではこれにて会議は終了する


ー1時間後ー

○:良かったね!契約打ち切りだってよ

早:これで居心地よく本番に挑めます!

賀:でも、打ち切りによく出来ましたね?

遠:立場が強すぎるって言ってたよね?

今:それはな

遠賀早:今野さん!?

今:ファンの方からSさんを近づけないでくれ
   っていう文書が多く届いたんだよ。

今:あくまで私たちはファンがいて成り立つ。
    だから今回はファンの方の要望にお答え
    したんだよ

早:結局はファンの方の声ってことですね

今:そうなるね

○:でも良かった!無事に解決できて

賀:○○さん?約束覚えてますよね?

遠:約束?

賀:解決したらメンバーにご飯奢るって
    約束しましたよね?

遠:そういえばボーナス入るんですよね!

早:連れていってください

○:こ、今野さん、、助けてください

今:1度言ったんなら責任はとらないといけないよ

今:今回それは君が1番わかってるはずだよ?

○:はい

全:やったーー!

○:どこがいいの?

全:叙○苑!

○:やっぱ今野さん助けてー

今:少しだけボーナス多めにしとくよ笑

○:絶対ボーナスだけじゃ足りない💦

賀:メンバーみんな幸せになれたんですから
   良いじゃないですか!

遠:それじゃあ行きますよ!


それからもやし生活が始まる○○だった

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