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誕生日プレゼントを用意し忘れていても許してくれる彼女は世界で1番かわいい!

今日は2月の17日。
世間はバレンタインでショックを受けている男子や、バレンタインの売れ残りを狙ってチョコを買いに行く女子で溢れている。

ただ僕は違う。

今日は彼女の誕生日なのだ!

ということで何を渡そうか何日も前から悩んでいたのだが結局何も買えてないまま17日がやってきてしまった



〇:(はぁぁ....まじでどうしよう...

〇母:〇〇ー!和ちゃんがきてるわよー

〇:!?!?

〇:(まずい!今日会う約束してたんだった!

〇:(なんなら今日は和の家にお泊まりじゃないか!



〇:ごめんお待たせ

和:ほんとに待ったんだけど!


〇:すまんすまん

和:私の家集合にしてたのにぜーんぜんこないし

〇:こめんって....

〇:(この流れでプレゼント用意できてないとかいったら......考えただけでも冷や汗かいてきた

和:そういえばさ

〇:ん?

和:〇〇って今日が何の日か知ってるよね?

〇:ん〜今日は千切り大根の日だね

和:もう!それもあるかもしれないけど私が言って欲しいのはそれじゃない!

〇:ふふ

〇:わかってるよ。和の誕生日でしょ?

和:わかってるなら言ってよね‪💢

〇:ちょっとふざけたくなっちゃって笑

和:ほんともう......


〇:(プレゼントないって言ったら怒りそうだけど今言わなかったらもっとヤバイよな...

そう考えた〇〇は


〇:和...

和:ん?

〇:ひとつ謝らないといけないことがあるんだけど

和:なに?

〇:ごめん!プレゼント選びで迷いすぎて結局準備できなかった...

〇:本当にごめん

和:ふふ

思ったよりも怒ってない様子の和

〇:え?怒ってないの?

和:ん〜怒ってはいるけど〇〇の荷物みたら何となく察したよ笑

〇:いやーほんとにすまん

和:いいよ。〇〇は私のことそんなふうにしか思ってないんだって分かったから


〇:ちょっ、ほ、ほんとにすまん!

〇:だ、だから別れるのだけはやめてっ

和:アハハハハ

〇:ふぇ?

和:嘘だよ!笑 誕生日プレゼント用意されてないくらいで拗ねるようなめんどくさい女じゃないよ笑

〇:騙された...

〇:あ、そうだ!

和:ん?

〇:和の家に行く前にプレゼント買いに行かないか?

和:いいの!?

〇:うん。このまま渡さないわけにもいかないからね

和:やった!




それから2人はショッピングセンターへ行き


和:ん〜何にしよっかな〜


〇:なんでも好きな物でいいよ

和:言ったね?

〇:うん

〇:(そんなボロくそ高いもん買うんかな?

それから和は真剣な眼差しで商品をみつめ

『ん〜これじゃない』

などと言いつつ商品を選んでいっている

〇:(こういう悩んでる顔も可愛いんだよなぁ

〇:(俺みたいなやつの彼女が和だとは思えんわ

そう思っていると和は買う物を決めたようで


和:これがいい!



そう言って手にしているのはピンク色のヘッドホンだった


〇:あ〜ヘッドホンね!

和:え?ほんとにいいの?

〇:は?だって欲しいんだろ?

和:でもこれ結構高いよ?

〇:俺だって和のプレゼント買うためにちゃんとアルバイトで稼いだのを貯金はしてたんだから大丈夫だよ笑

和:ほんっとうにいいの?

〇:いいんだってば笑

〇:レジ行こ

和: …うん!




それからレジを済ませ和の家へむかう道中


和:ほんとにありがとっ!


〇:うん。喜んでるみたいだしよかったよ

和:これで音楽いっぱい聴けるな〜

〇:和ってほんとに音楽好きだよなぁ

〇:色んな人の曲知ってるし

和:まぁね〜

〇:俺なんて全然知らないよ

和:〇〇が好きな曲は古すぎるの!


〇:そこはしゃーないだろ。好みなんだから

和:まぁたしかに

和:〇〇が好きって言ってる曲ぜーんぜんわかんないもんな〜

〇:和も騙されたと思って聴いてよ

和:じゃあ私のおすすめも聴いてよ?

〇:おう。わかった

和:じゃあまずはこれ!

そういってつけていたイヤホンの片方を渡し

〇:こういうのって座ってやるもんじゃないの?

和との身長差があることから変な体勢で歩くことになる〇〇


和:座ってたら時間がもったいないじゃん!


和:誰かさんが集合時間に遅れたせいで時間がいっぱい無くなっちゃったし

〇:それはごめんなさい.....


それから2人は自分の好きな曲を聴かせあい...


和:〇〇が選んだこの曲好きだったな〜

〇:うん.....どの曲?

5曲以上紹介したためどの曲かわからない〇〇

和:The Answer's On The Windy Road ♪

和:のやつ


〇:あーあれね

和:最後急に英語になってビックリしたけど好きだった!

〇:和が好きって言ってくれたの嬉しいよ

和:へへ




それから歩いていると和の家へつき


『あ!和姉ちゃん帰ってきた!』

和:ただいまぁー


〇:お邪魔します

和父:お!〇〇君よくきたね

〇:どうも

和母:今日と明日ゆっくりしていってね

〇:あ、はい

和父:それじゃあ俺らは行くかな

和:行く?どっか行く用事なんてあったっけ?

和母:言ってなかったっけ?今日はうちの会社の慰安旅行なんだよ

和:普通子供の誕生日の日なのに参加する?


和父:ハハハ

和父:すまんすまん

和母:それじゃあ行ってくるね

和:行ってらっしゃい


それから両親は旅行へ行き

弟:〇〇兄ちゃん久しぶり!

〇:おう!元気にしてた?

弟:うん!げんき!

和:元気すぎて映画館でポップコーン盛大にぶちまけたよね‪💢

弟:ごめんなさい.....

〇:なかなかなことするね笑

和:ほんとあの時恥ずかしかった

〇:まぁでも弟連れて映画みにいくとかめっちゃしっかりしてるお姉ちゃんじゃん

和:そりゃそうでしょうよ


〇:俺といるときは妹みたいなのに笑

和:そうかな?

〇:わざとらしく上目遣いでお願いしてきたり、妹がしそうなテクニック結構使ってんぞ?

弟:お姉ちゃんって妹なんだ〜

和:こら!変なこと覚えないの!

弟:だって〇〇兄ちゃんがいったもん

和:〇〇はデタラメなことしか言わないの!

〇:おい!別に俺は変なことはいってないぞ!?

和:だって妹とかいうから弟が勘違いしたじゃん


〇:俺は妹『みたい』って言ったの!

和:そんなの弟にわかるわけないでしょ!

弟:2人ともケンカしないの!

〇和:ごめんなさい...

〇:俺らが子供みたいだな笑

和:だね笑

弟:ぐぅ...

〇:ん?腹減った?

弟:うん...

和:そうじゃん!お母さんいないから料理作らないとじゃん!

弟:『和に料理頼むと危ないから料理は〇〇君に頼んで』ってお母さんがいってた

和:むっ...私だってできるしっ


〇:ありゃ、負けず嫌いスイッチがはいっちゃった笑

和:でも料理のこと全然知らないんだよね...

〇:まぁそれは存じ上げております笑

和:ってことで〇〇お願いっ

〇:結局俺かいっ!



それから〇〇は料理を始め


ー30分後ー

〇:出来たよー

和:どれどれ〜

和:あ!ピーマンの肉詰めだ!

〇:好物でしょ?

和:うん!

弟:グラタンもある!

和:食べていい!?

ノリノリで聞いてくる姿はまさに妹だ

〇:うん。いいよ

和:いただきます!

パクッ

和:んまっ!


〇:お〜よかった

弟:お母さんのグラタンよりおいしいかも

〇:それはお母さんには言っちゃダメだよ?笑

弟:はーい

和:そんな勢いよく食べてこぼしちゃダメだよ?

弟:わかってるって!

〇:(弟の前ではやっぱりお姉ちゃんなんだな笑



そしてご飯を食べ終わり

和:お風呂湧いたから入ってきていいよー


〇:わかった。あ、弟くんと入ろうかな

弟:いいの!?

〇:おう

〇:あ、でもお姉ちゃんと入りたいか?笑

弟:お姉ちゃんとは...//

〇:そういう年頃なのか笑



それから2人で風呂に入り弟くんを寝かしつけ


和:今日はありがとね


〇:うん。めっちゃ楽しかったよ

和:それは弟と遊べて?

〇:まぁ俺は兄弟いないから弟くんと遊べるのも楽しいけど...

〇:和と1日ずっと一緒に入れることの方が嬉しいかな

和:嬉しい!


にっこりとした笑顔はほんっっとうにかわいくてかわいくてしょうがない

〇:マジでかわいすぎる

和:へへ

和:これからも好きでいてよねっ

〇:もちろん!!!

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