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妥協を許さない僕に堕落の良さを教えてくれたのはぐーたら好きの彼女ですっ...!

ー6時20分ー


アラームの音と共に起き上がり、洗面所で歯を磨く。




ー6時35分ー

服を着替えランニング用の服を着て、町内を20分ほど走る





ー7時05分ー

少しかいた汗を軽く流し、出社のため今度はYシャツに着替える





ー7時30分ー

最寄り駅に着き、2番改札口でニュースを入手する








8時半になり余裕をもって始業しようとパソコンを開き他の人よりも早めに仕事を開始する。




ー8時58分ー


相も変わらずギリギリにしかこない隣のデスクの子の机を少し眺めていると






「すいませーん!遅れました」

部長:大丈夫!まだ59分だから!

「ありがとうございます.... 」

部長:次からはもう少しよゆうを持ってこようね〜♪




たぶん僕らがこんな時間にきたらかんかんに怒られるであろう

ただ...!彼女だけは違う


まぁそれは単純な話で、可愛いからであろう

それ以上でもそれ以下でもない




男ってなんでこんなに簡単なんだろう。

だが僕も同じ男だが、女尊男卑のような扱い方はすごく気に入らない。






そんなことを思っていると後ろから声を掛けられ....


?:おはようございます!


〇:うん。おはよう久保さん

久保:いや〜あと1分で遅刻だったなんてほんと私ツイてますよ!


そういうと嬉しそうな表情をしながら僕の隣のデスクへと座る




久保:あれ?なんか〇〇さん怒ってます?

〇:え?別に怒ってないけど?

久保:いや絶対怒ってますよ!

〇:別に何も怒ってないって...笑

〇:てかそんなことより早く仕事始めな

久保:はーい!ってあれ!?

久保:〇〇さんすっごい仕事進んでるじゃないですかっ...!!

〇:まぁ...30分前からやってるからね

久保:そんなにも前から..!?


まるで怪獣でも見てるのではないかと疑いたくなるほどに目がガン開きになっている


〇:焦ってミスりたくないから余裕を持たせるために早く来るんだよ

久保:あぁぁ....私には考えられない

〇:だろうね






それから登っていた日は夕方になりオレンジ色に染まる頃




久保:〇〇ざぁぁぁぁ”ん!!

〇:どうしたの?笑

久保:仕事がまったく終わりません

〇:そりゃぁ...量がすごかったからね


久保さんのデスクの上には大量の仕事が残っていた




久保:あのぉ...手伝って欲しいんですけど....


〇:えぇぇ.... (19時には家に帰って料理をしようと思ったのに

久保:お願いします!一生のお願いです!

部長:いいじゃないか。〇〇やってあげなさい

〇: ….わかりましたよ

久保:鶴の一声だぁぁ 部長と〇〇さんありがとうございます!

部長:いいよいいよ。それじゃあ




部長はバックを持ちそそくさと帰ってしまった




〇:(ヒーロー顔するならちょっとくらい手伝えよ




そう思いながらも久保さんは何も悪くないため不満を押し潰し仕事をリスタートした






それから5時間ほど時間が経ち




久保:やっと終わったぁぁ....

〇:はぁ...疲れた

久保:〇〇さんこれから予定あります?

〇:もう23時だよ?あるわけないじゃん..笑

久保:あ、そっか笑

久保:じゃあこれからどっか行きません?明日休みですし

〇:もうこの時間に開いてる店なんてないでしょ

久保:あ〜たしかに....あっ!じゃあ私の家にきて下さいよ!

〇:なにいってるの...笑  独身男性を家にいれるなんて絶対ダメだよ

久保:〇〇さんだからいいんです!それに今日のお礼もしたいですし!

〇:家に行ったら豹変して部屋荒らしちゃうかもしれないよ?

久保:大丈夫です!荒らすほど綺麗じゃないので!

〇:(それ大丈夫っていえるのか?








そう疑問に思いつつ久保さんの押しに負け、久保さんの家にやってきた



久保:どうぞ〜入ってください

〇:おじゃまします


〇:おぉ....すげっ


なんと部屋の中には楽天のグッズがずらりと並んでいたり、楽天のコーナーだけは壁紙も楽天のカラーになっていたりと、もれなく楽天で埋め尽くされていた




〇:楽天が好きなのは教育係の頃に聞いてたけどまさかここまでとは...

久保:楽天があればなんでも出来ます!


〇:そ、そっか...笑

〇:でもこんだけ野球好きな割にテレビはないんだね

久保:あっ...えっとぉ...それがですね

〇: 、?

久保:テレビはベットの方にありまして....

〇:え?なんで!?

久保:あ、まぁそのぉ....聞いても誰にもいいません?

〇:うん。いわない

久保:普段ずっとベットの上で過ごしてまして...

〇:え?ずっと?

久保:はい。ずっと

〇:ご飯は?

久保:ベットの上で...()

〇:まじか....

久保:だってほら!ベットの上で無限にYouTubeとか観るの最高じゃないですか!

〇:うん....俺ほとんどYouTube観ないんだよね

久保:なんですとぉっっ!?

〇:ほら、仕事でもそうだけど早めに行動する派だから起きたらベットからすぐ出ちゃうんだよ

久保:なんてもったいないことを....起きてすぐのグータラしながらベットにゴロゴロすることほど至福なもんはないですよ!

〇:そ、そうかな..笑
(久保さんってこんな感じだったんだ...部長がみたら驚くだろうなぁ







それから1時間ほど久保さんの家に居座っていると...

久保:あっ!いいこと思いつきました!


〇:ん?

久保:〇〇さん今日から泊まりません?

〇:はぁ!? ちゃんと家に帰るよ

久保:〇〇さんにも体験して欲しいんですもん!ベットでゴロゴロ

〇:そんなの自分のベットで出来るからいいよ笑

久保:ダメなんです!〇〇さん1人だと絶対やんないじゃないですか!

〇: ….(たしかに

久保:でも〇〇さん堕落とは無縁な感じだから2週間はかかるかも....

〇:いや、さすがに2週間も泊まらないよ?

久保:ぜーったい泊まらせますからっ!!




それから勢いで2週間泊まらされ....



久保:〇〇〜今日休みだけどどっか行くぅ?

〇:なーに言ってんの、土日はゴロゴロするための日だろ〜?

久保:へへ 、〇〇も完全に染まっちゃったね笑




それから堕落を許さない〇〇は久保を超えるレベルの堕落な暮らしをしているのだとか....

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