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落ち込んでいる僕を救ってくれたのは幼馴染とシェアハウスでした .3

〇:おはよう

遥香:〇〇君おはよう


さくら:おはよぉ

飛鳥:眠い...あと4時間くらい寝たい

〇:バカなこと言ってないで学校いけ

飛鳥:〇〇私が先輩だってこと知ってる?

〇:ダラケた人だってことしか知らない

飛鳥:むぅ...先輩だぞぉ!

美月:学校ではあんなに男にチヤホヤされる飛鳥でも家ではただのダラケた人呼ばわり...笑

〇:美月さんも相当チヤホヤされてるんじゃないですか?

美月:私は...そんなにチヤホヤされてないよ?

飛鳥:でも愛想ばら撒きまくってるからみんな美月のこと好きだよ

美月:愛想ばら撒きまくってるなんて...人聞きが悪いこと言わないで!

飛鳥:だってそうでしょ?

美月:飛鳥が愛想無さすぎなだけ!

飛鳥:だってそんなことしなくてもいっぱい人来ちゃうんだもん

冷たいが故に逆に人が寄ってきてしまうのだろう


〇:(すごい会話だ...




そして学校につくなり

『さくらさん可愛さが限界突破してる!』

『遥香さんのビジュも最っ高だぞ?』

『バカ!あの2人に甲乙なんてつけれるわけないだろ』


〇:人気だなぁ笑

遥香:やめて欲しいんだけどね

さくら:照れちゃう///




そして授業の準備に入り

〇:次の授業ってなに?

遥香:体育だよ

男1:ニヤニヤ

遥香:なんでにやけてるの?

男1:だって今日の体育は剣道なんだよ?

〇:え...マジか(いやだなぁ

遥香:〇〇君の剣道みれるじゃん!


遥香:遅れないようにはやく着替えないと!

そういって足早に着替え場所へ向かう遥香

〇:まぁ...体育だしいっか

男1:よっしゃ!



そうして体育の授業が始まると

先生:今日は剣道をする。

先生:とはいってもほとんどの人は剣道のことをよく知らないと思うからここでお手本をみてもらいたい

〇:(なにかの手違いで違うスポーツにならないかな

先生:そこで男1と〇〇君に試合をしてもらいたいと思う

〇:え?

男1:まっじかよ!!

先生:2人ともいいかな?

男1:お任せ下さい!!

〇: (断るのも悪いし...やるか

〇:わかりました

遥香:(2人の対決か...どうなるんだろ?

さくら:(まぁ〇〇がすぐ勝っちゃうんだろうなぁ




お互いに防具をつけ向かい合い

〇:どれくらいの力でやったらいい?

男1:フルMAXでお願い!

〇:わかった。

その瞬間〇〇の目つきが変わった



先生:それでは......はじめ!

〇:(フルMAXか、ならまずは


〇:めぇ”ーん!

男1:え......(はぁ!?剣先がみえねぇぞ...

〇:コテぇ”ー!

男1:(なんじゃこのスピードは!

そして〇〇は男1に詰め寄り

男1:(くっ...この距離じゃ面が打てない

そう思った瞬間〇〇は距離を取り...

〇:めぇ”ーーん!

先生:やめっ



〇:大丈夫だった...?

少し心配そうに男1をみる〇〇

男1:速すぎて剣先の動きがまったく分からなかったよ

〇:フルMAXでって言ったからね

さくら:こらぁぁあ!

〇:ん?

さくら:あんなにボッコボコにしなくてもいいでしょ!


〇:い、いやその...男1がいったんだm…

さくら:あんなにやられたらかわいそうでしょ!

〇:すいません...

遥香:〇〇君の動きがアニメみたいだった笑

男1:あれが人間なんて信じられない...

先生:男1…すまなかった

男1:それよけい傷つくんでやめてください!

さくら:よしっ私も〇〇みたいに面打つ!

遥香:(さくちゃんすごいやる気だ




そして体育が終わり


遥香:さくちゃんに勝ったー!

さくら:くやしいぃ

さくら:めーん!ってしたのに...


そう。さくらは面を打とうとしたら遥香から銅を打たれたのだ


〇:下手くそだね笑

さくら:難しいんだもん

〇:まぁたしかに剣道ってむずいよな


そして昼休みになり


ザワザワ

さくら:あれ?なんかあったのかな?

遥香:あのザワつきって...

さくら:あ〜飛鳥さんと美月さんだ!

飛鳥:よっ!

美月:一緒にお弁当食べよ〜


さくら:いいですよ〜

飛鳥:あれ?〇〇ってかっきーの隣なんだ

〇:うん

飛鳥:贅沢者め

〇:まぁ飛鳥の隣よりはるかに贅沢だよね

飛鳥:どういう意味だ!

美月:てか、うちらなんでこんなクラスの男子からみられてるの?笑

遥香:それは美月さんが可愛くてカワイくて仕方ないからですよ!

さくら:かっきー美月さんへの愛が溢れてるよ

遥香:はっ...いけないいけない

〇:遥香さんって意外と面白いよね

遥香: ///

飛鳥:にしてもこっちみ過ぎじゃない?ボソッ

そう言うと美月がいきなり立ち上がり


美月:今日のみんなカッコイイ!今日ぜったい告白した方がいいよ!ビジュ最高じゃん!

クラス:!!

マドンナにそう言われ気分が上がるクラスの男子


美月:好きな人に告白してきな!!

クラス:はいっっ

そういってクラスを飛び出す男子生徒


美月:よし。これで見てくる人減りましたよ

飛鳥:ひどいやり方だなぁ〜

美月:私は本心で言ってますよ?笑

〇:(絶対ウソだ

さくら:でもあれ言っちゃったら......放課後大変なことになりそう

遥香:いそいで帰らなきゃね

飛鳥:そうじゃん!あんた何してんの!

美月:あちゃ〜それ考えて無かった

飛鳥:やっぱバカだ

遥香:告白されちゃったら大変な家事やることになるからなぁ

〇:マドンナって大変だね

遥香:マドンナなんかじゃないよ

〇:(いやいやあの発言はマドンナの他ないでしょ!

美月:ん〜今日だけ部活入ろっかな

飛鳥:家事嫌いすぎでしょ

さくら:ですね笑


こうして昼の談笑を楽しみ



ホームルームが終わり


『家事争奪戦スタート!』


遥香:さくちゃん帰るよ!

さくら:うん!


〇:(まぁ俺はゆっくり行くか

“あの!遥香さん屋上に行きませんか?”

遥香:(うわぁ......

遥香:わかった......

〇:(遥香さん脱落か



“ さくらさんちょっと待っててくれませんか?”


さくら:えっとぉ......うん


〇:さくらも脱落か

〇:これでゆっくり帰れるな


そう気を抜いていると


“〇〇さん!”

〇:ん?え!僕!?


“そうです!今日の体育の授業で〇〇さんのことが大好きになりました!” 付き合ってください!

〇:あぁ...ごめんなさい

〇:そ、それじゃあ僕いそいでるから!





〇:はぁはぁはぁ

〇:1番のりだ

飛鳥:ざんねーん。飛鳥ちゃんが先でした〜

〇:まじかぁ...

〇:飛鳥はどの家事選んだの?

飛鳥:リビングの片付け〜♪

〇:それ大人気だな

飛鳥:楽だからね

〇:じゃあ俺は皿洗いにしよっかな

飛鳥:え?なんでめんどくさいやつ選ぶの?

〇:だって今学校で好きでもない人に告白されまくってるなか、家帰ってきたらめんどくさい家事って最悪じゃん

飛鳥:なんか...〇〇大人になったね

〇:飛鳥と違ってね

飛鳥:なんかいった?

〇:飛鳥は冷徹オンナって言った

飛鳥:もう〇〇嫌いっ

〇:どうせ明日には今言われたことも忘れてるくせに

飛鳥:あすかちゃんをバカにするなー!!


そして20分ほど経つとさくら達が帰ってきはじめ

さくら:疲れた...

咲月:今日やたら告白されたんですけど何かあったんですか?

飛鳥:美月が告白しろ〜って男子に言った

咲月:だからか......


さくら:でもまだ美月さん帰ってきてないですね

飛鳥:自業自得ってやつだね

さくら:でもかっきーも帰ってきてない...

咲月:すっごい時間かかっちゃうのかも...

〇:気の毒だね...

さくら:そういえば〇〇も告られてたね笑

〇:うん。まさかの俺にも告白されちゃった

咲月:モッテモテだ

〇:恥ずかしいからやめてよ


ー1時間後ー

〇:さすがにまだ帰ってこないのはおかしくない?

さくら:たしかに遅すぎるよね


飛鳥:美月は別にいいとしてかっきーが心配だね

〇:美月さんも心配でしょ

飛鳥:アイツは自業自得

〇:相当恨んでんな

咲月:でも本当に心配ですね

〇:うん......俺ちょっとみてくる

飛鳥:学校まで行く気?

〇:うん

さくら:さくも行く

〇:いや、さくらも行くと更に告られてめんどくさくなりそうだから一人で行くよ

飛鳥:〇〇頼んだよ

〇:おう



そして学校につき

〇:ん〜着いたのはいいけど、どこにいるんだろ?

〇:とりあえず教室か

そう思い、〇〇の教室へ向かい


〇:だーれもいないじゃん

〇:(そういえば屋上に呼ばれてたから...屋上か



階段をあがり屋上にたどり着き


『だから!あなたのこと好きじゃないからお断りします』

“何回いったらわかるんだよ!”

“俺はこんなにお前のこと好きなのになんで好きになってくれねぇんだよ!!”

〇:(こういうやつアニメ以外にいるんだ

『ごめんなさい。お断りします』

“お断りしますじゃねーよ!お前は俺と付き合うの!”

『無理です。本当に無理です』

“お前俺の事舐めてんな?

そう言い男は右手を振り上げる

〇:ちょっと待てっ

“あ?どうした転校生”

〇:遥香さんに手だそうとしてんな

“言葉でわからないなら力ずくでわからせるためにな”

“お前も見とけよ。”

男の右手が遥香の右頬に当たるギリギリで...

〇:あっぶね

ギリギリで男の右手を抑える〇〇

“反射神経よすぎるだろ”

“でもよ...お前は竹刀がないと何も出来ねぇだろ”

〇:それはどうだろうね

グイッ

その瞬間〇〇の左手が男の右アバラに食い込む


〇:どう?

“なんだこのパンチ...”

〇:竹刀がすべてな人生なんて送ってねぇんだよ

“も、もういい...帰る!”

〇:いいけど...また遥香になんかしたら次は頭にやるからな?

“わ、わかった、、もうしない”

そしてそそくさと逃げていく男


遥香:グスッ グスッ

〇:遥香さん大丈夫?

遥香:こわかった......殴られるかと思った...グスッ

〇:助けるの遅くなってごめん

遥香:いいよ。助けてくれただけで嬉しいもん

〇:そっか

遥香:でも......助けてくれた時の〇〇君カッコよかった


〇:そうなの?怒ってたからあんまり覚えてないや笑

遥香:この2日間で1番かっこよかったよ

〇:ありがと笑

〇:それじゃあ帰ろっか

遥香:うん。帰ろう





そして2人で帰ると家には美月さんが既に帰っていた

〇:ただいま

遥香:すいません遅くなりました

飛鳥:かっきー大丈夫だった!?

遥香:〇〇が助けに来てくれました!

〇:殴られそうになってたね

さくら:かっきーのことを殴ろうとしてた人がいたの?

遥香:うん

さくら:そんなやつさくがわからせてやるっ

ぶんぶん腕を振りまくるさくら


〇:大丈夫だよ。もう殴ることないから

さくら:どうして?

〇: “しっかり” わからせたからね

飛鳥:なんかこわっ


遥香:〇〇君かっこよかったですよ

飛鳥:こんなのがぁ...?笑

〇:こんなのって言うな!

美月:ごめんね......かっきー

遥香:全然いいですよ!それに美月さんのせいじゃないし

美月:いや、私のせいだよ。本当にごめん

遥香:本当にいいんですって!

遥香:それに美月さんは私の憧れなんですから!

美月:フフ...かっきーありがとね

飛鳥:美月は罰としてかっきーの家事もやることだね

美月:ちゃんと罪を償わせていただきます



結局その日の家事は遥香さんの分どころか、全ての家事を美月さんがこなした


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