久しぶりに会った〇〇と再婚することになりました .10
〇:それじゃあ行くか
さくら:パパどこいくの?
美月:お魚屋さんだよ
さくら:さくもいく!
〇:お!さくら来てくれるの?
さくら:うん!
さくら:ママはいかないのぉ?
美月:うん。あの独特なにおいが苦手でね...
さくら:ふ〜ん
〇:それじゃあさくら着替えよっか
さくら:はーい
そして魚屋さんにつくと
◯:ん〜どれにすっかなー
さくら:おさかなさんいっぱいだ!
おじさん:お、めずらしく子供がきてくれたね
さくら:こんにちは
おじさん:挨拶ができて偉いね
さくら:へへ
◯:あ!この魚にすっかな
おじさん:お!お兄さんいいのみつけるね
◯:やっぱり?笑
さくら:パパこのおさかななんてなまえなの?
◯:メバチマグロだね
おじさん:それにしても兄ちゃんはこれ捌ききるのかね?
おじさん:3枚に分けるとこまではしてやろうか?
◯:大丈夫ですよ
◯:捌けるんで
おじさん:お〜最近の若いもんにしては珍しいね
◯:そうですかね笑
おじさん:はい。それじゃあ持ってけ〜
そういって大きい袋にいれてくれるおじさん
さくら:さくがもつ!
◯:え?持てる?
さくら:もつの!
◯:じゃ、じゃあ持ってみな
さくら:うん!
そういってフラフラしながらも楽しそうに持つさくら
〇:おっ!ちゃんと持てるんだ
さくら:うん!
おじさん:それじゃあ子供ちゃん頑張ってね
さくら:はーい
そして家に帰り
美月:おぉぉ!めっちゃしっかりしてる魚じゃん!
さくら:ふぅ...ふぅ......ふぅ.........
〇:さくらよくここまで持てたな ナデナデ
さくら:うん!
美月:さくらも成長したね
〇:だな
美月:ところでこの魚ってなに?
〇:なにか分からないの?
美月:ん〜ブリとか?
〇:マグロだよ
美月:マグロっ!?
〇:うん
さくら:はやく食べたい!
〇:それじゃあ捌くか
美月:がんばれーー!
さくら:さくもやる〜
〇:さすがに無理だよ...笑
〇:臓器とって、頭取って......
美月:〇〇って何でもできてずるいよね
〇:どこがだよ笑
〇:出来ないことばっかだよ
美月:だって魚捌けてお菓子も作れて子供の扱いもしっかり出来るじゃん
〇:そんだけじゃん
美月:それプラス仕事も成績トップでしょ?
〇:まぁな
美月:完璧じゃん
〇:美月だって子育てしながら料理も作って俺含めた子供の世話も上手いじゃん
美月:まぁたしかにウチは子供2人みたいなもんだからな〜
美月:すぐリビングで洋服脱ぎ捨てるし
〇:うん......
美月:でもそこ直したら私が勝てるとこ無くなるからちょっと困るけど
〇:こまるんかい笑
美月:だって手も足も出なくなったらダメじゃん?
〇:大丈夫。美月は手も足も出なくても顔可愛いし性格いいから
美月:いいこと言うじゃん
〇:じゃあお小遣い増やして
美月:それが思惑かい!
そして魚を3枚におろし
巻き寿司用の大きさに切り...
2時間ほど経ち
〇:それじゃあ巻くか〜
さくら:まく?
〇:うん。巻くの
さくら:なにまくの!
興味を持ち始めるさくら
〇:この海苔でご飯とお魚さんを巻くんだよ
さくら:さくもやるー!
〇:何にでも興味持つようになったな笑
美月:〇〇と一緒にいるようになってから急にこうなったんだよね
〇:いや〜やっぱ俺といると成長するな〜
〇:天才はこまるよ笑
美月:腹立つ〜💢
〇:ごめん ごめん
さくら:はやくやろ〜
〇:そうだったね笑
〇:まずは酢飯を敷いてネタを乗せて...
〇:よし、一緒に巻くか
さくら:うん!
〇:じゃあまずは巻き簾の端を持って
さくら:こう?
〇:それじゃあ海苔を触っちゃってるからもうちょっと端っこ持たないと
さくら:こう?
〇:そうそう
〇:そしてここまで海苔を持っていく
さくら:こ、こう?
〇:お〜よく出来てるじゃん
さくら:へへ
〇:そしたら巻き簾から1回手を離して
さくら:はーい
そして巻き簾をすこし転がし...
〇:はい。さくら海苔をギュッてして
さくら:うん!
そして巻くために頑張って海苔を握るが
〇:手が小さすぎるね笑
さくら:できない......
〇:じゃあここは俺がするよ
さくら:うん......
〇:(最後まで出来なくて悔しいか...笑
それから巻き寿司を完成させ
さくら:ママみてーできたー!
美月:すごいじゃん!さくが作ったの?
さくら:うん!
美月:えらいえらい ナデナデ
ピースしながら美月の顔を見るさくら
〇:いや〜疲れた
美月:ご苦労さま
美月:魚捌いて巻き寿司にまでするってさすがだよ
〇:買った方が楽だな笑
美月:でもこれこそ本当の贅沢だよね
〇:まぁな
さくら:はやくたべたい!
美月:今年はどこ向きだっけ?
〇:南南東だよ
美月:そっか
美月:でも黙って1本食べるのって大変なんだよね...
〇:だと思って細巻き作っといたよ
美月:さっすが〜
〇:さくらもあっち向いて静かに食べるんだよ
さくら:え〜おはなししてたべたい!
〇:ダメなんだよ笑
美月:それじゃあ食べよ〜♪
南南東をむき食べ始めると
美月:(うまっ
さくら:(おいひ〜
そして3人とも食べ終わり
美月:〇〇さん頭いいですな
〇:なんで敬語なんだよ笑
美月:だってこれ醤油つけなくていいように漬けマグロにしてるでしょ?
〇:正解!
〇:机ないし醤油つけにくいからね
美月:抜け目がない...
さくら:さくもっと食べたい!
〇:まだ何本かあるから食べろ〜
さくら:やった!
〇:そういえば与田たちにもあげればよかったな
美月:たしかに
〇:まぁ今言ってもどうしようもないけど笑
美月:まぁそうだね
そしてひと通り食べ終わり
美月:食べ終わったしアレやりますか〜
さくら:アレ...?
〇:なんかあったっけ?
美月:〇〇はあっちでこれ被って〜
そういってお面を渡され......
〇:そういうことね
美月:さくら!この豆を今から来る鬼さんに投げるんだよ!
さくら:なげるの!?
美月:そう!『鬼は〜そと〜 福は〜うち〜』って言いながらね
さくら:たのしそう!!
美月:それじゃあ鬼さん入ってきて〜
鬼(?):うわぁぁ!
さくら:あ!パパだ!
鬼(?):まぁそうなるだろうな笑
美月:そ、そういうのはどうでもいいから早く投げて笑
さくら:おには〜そと〜 ふくは〜うち〜!
鬼(?):いてっ...いてぇ
さくら:おには〜そと〜 ふくは〜うち〜!
鬼(?):(豆ってこんな痛いものなん!?
それから必死に飛んでくる豆に耐え...
〇:いってぇ......
さくら:パパだいじょうぶぅ...?
〇:大丈夫だよ笑
〇:なかなか痛かったけど
美月:子供が投げたようなやつでも痛いんだね笑
〇:美月もしっかり腕振って投げてただろうが!
美月:バレてた...笑
〇:当たり前だ!
こうして疲れるし痛い節分は終わるのでした
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