週末レビュー(2021/4/25)

週の出来事と雑感

言語化するのがまだ難しいのだけど、マネジメントとして1ステップレベルアップした感じがする。

会社・事業として優先度高く取り組み、達成/解決しないといけない目標・課題の解像度を上げ、言語化することとそれを各領域の担当者に丁寧にコミュニケーションし、イシューと権限を渡すこと、その権限と責任をちゃんと事前・事後でチェックし、いびつな組織にならないように微調整を繰り返すことを一体として運用できるようになりつつある。

これまで組織をうまく動かせていなかったのは、同僚・部下がイシューや目標に対してではなく、僕が出した指示に対してコミットするコミュニケーションや組織運営をしていたからで、今回うまくやれるようになったのは

・会社・事業として達成/解決しないといけない目標・課題の言語化
・各領域の担当者への落とし込み→イシュー・権限の委譲
・上記を達成するという目的においての管理のオペレーションへの落とし込み

を順序立てて、かつ整合をさせて考え、運用できるようになったからだと思う。

少なくとも事業の全体像が組織のミドルマネージャーには共有され、各領域の仕事が定量的/定性的に定義され、その上で実務を踏まえて権限とリソースの調整が現場単位で調整をし、最後に事業全体としての方向性がぶれないような管理体制を敷かないと全くインパクトのないリニアな改善しか出てこないことが身に染みて分かった。上が馬鹿な組織は、全員の努力を無駄にするどころか、マイナスのアウトプットを出してしまう。

そしてもう一つ大事な学びは、「好調な時ほど通常の倍考えて、倍働くことが大切」だということ。

マネジメントの仕事は、①非連続な成長を実現させること、②組織のアウトプットを最大化することであって、足元にある課題を陣頭に立って捌き続けることではない。(当たり前すぎるし、頭での理解はあるのに、いざ働いてると後者に疲弊して仕事をしてないことが多すぎる、本当に反省。)

仕事の定義が①、②なんだとすると、足元の問題が落ち着いていて、稼働に空きがある時期(=好調な時)こそ、本質的に思考し、手数を増やしてアプローチしないといけない①、②の仕事にどっぷり浸かるべき。これまでの僕の未熟なところは、課題をある程度捌き切って、まさに仕事が出来るボーナスタイミングで気を抜き、ペースを落として働いていたところ。こんな動き方をしてたら組織が非連続に成長することなんてできないよね、とこれも反省&学び。

読んだ本・見たもの

『憂鬱でなければ、仕事じゃない』、見城徹・藤田晋

圧倒的成果を出し続けるには、憂鬱なこともやり切ることが何より大切ということを個性が圧倒的に強いお二人がコラム的に書き連ねている本。癒着でも、癖でも、清濁併せて物事にあたるべし、という見城さんの主張は同意する、というか自分も見習う必要があると思う。

『爆速成長マネジメント(HIGH GROWTH HANDBOOK)』、イラッド・ギル

英語版は昔読んだのだけど、翻訳版が出たから再読中。マネジメントの動き方としてはこれが一番参考になる。日本語訳の精度もかなり良くストレスなく読めるのだけど、タイトルだけどうにかならなかったものか。実務書的な地味なタイトルにすると部数が出ないからなんだろうけど、外で読むにはちょっと恥ずかしい。

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