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【傾聴の本当の意味】自分のあり方を整える

みなさん、こんにちは!ターチです。

昨日に引き続き、聴き方について本当の意味というものをご説明したいと思います。
ところでみなさんは、自分の「あり方」を考えたことはありますか?

そんなことは普段あんまり考えないという方も多いかもしれません。
しかし、実は、傾聴を通じて、「あり方」を見直すことができます。前回の記事でお伝えしたとおり、ルドルフ・シュタイナー(シュタイナー教育でも有名な人)が、傾聴によって我を消すことができれば、より高次元の自分と出会えると述べているという話をしました。

少し胡散臭い話に聞こえるかもしれませんが、私自身、経験を通じてこのことを強く感じているのでみなさんに共有しています。
まだ20代の頃はまったく人の話を真剣に聴いていませんでした。むしろ自分の話をどう聴いてもらうかばかり考えていました。
それはそれですごくよかったのですが、どうしてもやはりエゴになりがちでした。

その後、デール・カーネギーの『人を動かす』という本をきっかけに人の話を聴くことの重要性を学びました。
そこから、10年弱ですが、傾聴を実践してきて思うのですが、いつのまにかエゴが薄くなり、しかも何か困ったり、迷ったりすると高次元の自分に頼るようになるようになり、またそれでずいぶん助けられてきました。

こういうことは非常に疑い深く見る人もいますが、このような類の話は、カーネギーの『道は開ける』やナポレオンヒルの『成功哲学』でもたくさんの事例が紹介されています。

というわけで、やはり困ったときは自分に助けてもらう、まさに「自ら助くるものを助く」なのです。


■自分の内側を見る(内観)することで、自分の在り方を鍛えられる

それでやはり、傾聴を通じて、何を学ぶかというと、コミュニケーションはもちろんなのですが、実は「自分の内側を観る」ということなのです。

でもなぜ、そのように自分の内側を観る(内観)が重要なのか?という方もいると思います。これはご存じの方もいるかもしれませんが、実は外の現象はすべて内側の鏡になっているからです。ですから外の現象を変えたいと思うのであれば、内側を見つめることに取り組まなければならないのです。

同じ問題が繰り返しやってくる、いつか来た道を何度も来るというのは、自分の心を見つめなおしなさいという内側からのメッセージです。

みなさんどうでしょう、よく考えてみると心あたりはありませんか?。自分の心が乱れているときはトラブルが多くなかったかでしょうか?逆に楽しく、安心しているときは、何か不思議と物事がスムーズにいかなかったでしょうか?


■傾聴のゴールデン・ルールはスキル2割、在り方8割

さあ、傾聴に関して本質の部分に迫っていきたいと思います。傾聴は、実はそれ自体が目的ではなく、手段であるということです。
自分を見つめなおす方法なのです。そのために、みなさんの普段の「あり方」に注意する必要があるのです。あり方にすべての本質があるといえるでしょう。

はっきりいうとどれだけ聴くスキルを磨いていても、そこに内側の自分(つまり人格)が伴わなければ、ただのフェイクに過ぎません。それは外見だけブランドで固めた、中身がからっぽの人のようなものでしょう。

本当の「聴く」は、内面から出てくる愛を含んだ聴き方です。だからこそ、私は、傾聴ではスキル2割、あり方8割の心構えだと思います。これが私が思う傾聴のゴールデン・ルールです。


■没我に取り組む人が増えるほど、より相手を幸せにできる

我を抑える➡内観する➡高次元の本当の声を聴く➡ありのままの自分になる(我に左右されない。本来の自分)➡さらに人に傾聴し、幸せにする➡自分を見直す

この繰り返しです。常にこの循環の中において、自らの成長があり、そして人を幸せにできる流れがあります。

傾聴を通じ、自らを見直すことで、自分を内観し、高次の自分に出会い、またそのことで相手に施す。この循環こそが傾聴でおこるだ第一義的な正のスパイラルだと私は思っています。


ただし、まずはみなさん自分を満たしてください。自分の平安を常に保ってください。これこそが、本当の傾聴に至る道であると考えています。


【お知らせ】

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