子どもと一緒にワーケーションはできるのか?やってみた!

2020年8月中旬、同じ会社で働くママ友(仕事上は大先輩)と伊豆下田へワーケーションに1週間行ってきました。その時の経験と感じたことを書き留めました。

ワーケーションってなに?

ワーケーションとは、「Work(仕事)」と「Vacation(休暇)」を組み合わせた造語だ。 リゾート地や地方など、普段の職場とは異なる場所で働きながら休暇を過ごす仕組みのこと
だ、そうです。

私は「会社でも家でもないところで仕事をし、仕事以外は普段得られない体験・出会いをする期間」だと捉えています。

なぜワーケーションをしようと思ったか?

大きく3点あります。

1.会社の制度としてワーケーションが認められていたから行きやすかった

2.2年ほど前にも参加した経験があったので不安がなかった

3.夏休みにあまり思い出を残せておらず、子どもが不憫かなと思った

いろいろ書きましたが、最大のきっかけはママ友先輩に誘われたことです。その時のノリとテンションで即決する直感型の人間なので。

何事もやってみなくちゃわからない!

どうやって行った?

◇親の方

先述通り、会社の制度として指定された施設 LivingAnywhere Commonsを利用すれば勤務扱いになるので社内手続き的なハードルは皆無です。職場の上長や同僚に、この期間ワーケーションに行きたい旨を伝えました。非常にありがたい職場で私のチャレンジを応援して下さり本当に感謝です。また当時社内の複数プロジェクトのPMをしていましたが、自分の仕事に余裕ができそうなタイミングだったことも非常に重要でした。もし子どもを連れてワーケーションに行くことを検討している方は、ご自身の仕事の状況もよくご確認を。知っての通り子連れ旅は何が起こるかわかりませんからね・・・

LivingAnywhere Commonsとは?

◇子どもの方

小学1年生の娘は学童保育を1週間お休みになるのと、その期間習い事にもいけなくなるので予め夏期講習的なスケジュールを抑えることに気を付けました。最も大事なのはワーケーションに行く前にすべての宿題を終わらせるということです。これで心置きなく遊べます(親子共々)

滞在期間と場所

滞在期間は8月16日~23日のまるまる1週間

場所は伊豆下田にあるLivingAnywhereCommons IZU-SHIMODA

に滞在しました。

理想と現実(育児編)

子どもの面倒をママたちでシフトのように休みを回しながら、平日5日間働く予定でしたが、実際行ってみると子どもたちのハイテンションパワーに圧倒され初日で危機的状況に・・・

◇現実

・大人1人で3人の子どもたちの面倒を見るのが困難

・大人1人では危ないので施設内で過ごす予定だったが、子どもたちがうるさく他の利用者の方に迷惑をかけてしまう

などあり、急きょ休暇を追加しながら過ごしました。

子どもにとっては毎日が特別な日で、海に行ったり水族館に行ったりと本当に楽しい思い出になったことは言うまでもありません。

1泊2日の旅行では体験できないバケーションを長期滞在だからこそ体験できました。

詳細はぜひ、同行したかえさん(誘ってくれたママ友先輩)のnoteもご覧ください。

理想と現実(仕事編)

仕事の面では、ワーキングスペースがとても快適で(連日の在宅勤務でデスクと椅子の重要性を痛感)とても捗ります。このあたりは予定通りでした。

ワーキングスペースに向かう道中の海や山を眺めるだけで、仕事脳と育児脳がリセットされる感覚がありました。

また1週間のワーケーションでリフレッシュできたにも関わらず、翌週仕事が殆ど停滞していないことも嬉しい誤算の1つです。

完全に1週間休んでしまうと休み明け、メールやチャットのキャッチアップから始まりタスクに追われ、頭はなんとなく休みを引きずる状態になるのですが、休みと仕事が交互にあることで翌週の積み残しがほとんどありません。

ワーケーションで「普段得られない体験・出会い」は得られたのか?

利用したLivingAnywhere Commonsでは利用者同士の共創(Co-ldeation,Creation)と実践(Co-Living,working)の循環することで好きな場所でやりたいことをしながら暮らす生き方(LivingAnywhere)の実現を図っています。

私の理解ですが、要は「お客様じゃないよ」ということだと思っています。

一般的なホテルや旅館では当然私たちはお客様で、度合いはあれど「至れり尽くせり」なサービスを受けに行きます。LivingAnywhere Commonsの面白いところは暮らすように生きるためには「自分のことは自分でする」当たり前のことから始まり、ここで暮らす一員として家族が家の中でなんらかの役割を果たすように「役割を果たす」ことで新しい出会いや経験を得られることです。(逆にせっかくの旅行・休暇は何にもしたくない~~~!という方には不向きとも言えますね)

具体的には、自分たちの利用するベットのシーツを替えたり部屋の掃除をする。利用した水回りは綺麗にして戻す、食事の準備や手配は自分でする、等自分でする必要があります。自宅だとつい効率重視で、私がやってしまうことをこの機会に子どもにも積極的させてみました。もちろんすんなり楽しくお手伝いできた時もあれば逃げられた時もありますが、あなたもここで生活するメンバーの1人なら何かしないとだめだよ、という体験が少しできました。

特に育児面では「普段得られない体験」をたくさんできた1週間でした。

一方、「普段得られない出会い」はあまり達成できませんでした。

ほとんど一緒に同行したメンバー以外と交流を持つ余裕がなかったことが要因です。普段接点がない人たちとの出会いも本当はたくさんあったはずなのに...次回は絶対リベンジしたい!ちがう年代や職業、職種、様々は背景のある人たちと話す機会ってなかなかないですから。

最後に

最後にもう1つ、今回の私の反省を忘れないために書きます。

「役割を果たす」ことをもっと意識して過ごせばよかったなと思っています。例えば、日頃の業務で培った能力だったり、何か還元できたら今後の施設の運営や他のメンバーの方の役に立ったかもしれないし交流が生まれたかもしれない。

ちなみにもう1人のママ友先輩のしほさんはデザイナーなので、キッズルームの注意事項をまとめたわかりやすいポスターを作成していて

「さすが!!すぎる!!!」と思いました。すごいです。

私は長年培った主婦力を生かして、最終日に水回りのお掃除などして帰ってきました。

長くなりましたが、子どもと一緒に過ごすワーケーションは

新しい働き方というよりも新しいバケーションのカタチ

だと思いました。

仕事のことをとろ火でコトコト煮込むように常に考える(ポジティブな意味で)タイプの人にはぴったりの過ごし方なのではないでしょうか。

冬休みもワーケーションするぞ~っ!


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