ミューラル(壁画)の解釈について
こんにちは!
WALL SHARE株式会社CEO川添です。
この記事では、WALL SHAREなりの『ミューラルとは?』を解釈した内容を書かさせていただきます。
ただ世界的に見ても明確な定義はなく、それぞれの解釈に任せられている部分もあると思います。そして『これから述べる内容が正解』という考えも持ち合わせておりません。
解釈を明確にする理由
その中、あえて私たちが解釈を明確にして記する理由としては以下となります。
①カルチャーと関わるサービスである以上、自分たちで考える明確なスタンスは在るべきだと考えている為
②関わっていただける方(クライアント・アーティスト)にとって、パートナーであるWALL SHAREがカルチャーへの理解やスタンスが明確でないのは失礼だと思う為。
企業がアートを活用するにあたって、アーティストやカルチャーへのリスペクトが欠けるケース(アーティストに無許可の展覧会や使用、商品化、類似作品の制作等)が見受けることが多く、私たちとしては死守したいポイントでもあります。
SDGsの領域でSDGsウォッシュなどの言葉が流行ったように、アートでも同じような目線で見られるケースが今後増えるのではないか?そう感じます。
(先駆者の方々は自分たちが携わって築いてきたカルチャーを守る為に、新たな取組への批評はあって当然だと思います。)
その中でアートの活用や取り入れに挑戦をして下さった企業が、間違った見え方(一方的な批判を浴びるような..)にならないよう、そして関わるアーティストのブランディングもポジティブな方向に動くように、WALL SHAREはスタンスを明確にする必要があります。
WALL SHAREのスタンス
そして大前提、グラフィティ(イリーガル/非合法)を否定も肯定もしておらず、ミューラルがカルチャーの領域内で高いステージに在るもの等の主張ではございません。
また、グラフィティの領域で活動をされている方(ライター)さんにしか分からない(感じられない)、アクションを続ける理由などは、その領域にいない私たちにとって本来語れるものではないので、深ぼった話はしない(できない)内容とします。
しかしグラフィティから生まれた表現も数多くあり、皆さんの身近なところにも、その要素が加わっているケースも数多くあると思います。
上記の内容を含めてご興味があられる方はご一読くださいませ!
自分たち自身が好きなカルチャーを仕事にし、様々なアーティストさんと現場でコミュニケーションをとりながら得たナレッジとスタンスになります。
スタートアップ企業の私たちが、ビジネスにカルチャーの話を持ち込むことに対して疑問を持つ方も多いかもしれませんが、私たちは最重要項目と考えており、カルチャーへのリスペクトやナレッジがあるからこそ、ビジネスとして成り立ち、結果アーティストが活躍できる場を創れると考えます。
ミューラルの解釈
ミューラルは『壁画』で、英語のMuralを直訳をした意味でブレはないと考えます。
大切な要素は類似のポジションにあるグラフィティと分けて認識を持つ必要があることです。
グラフィティはイリーガル且つヴァンダリズム(公共または私有財産を故意に破壊する行動主義)的な行為です。
またグラフィティとストリートアートを同じ文脈でまとめてしまうことにも議論があるべきと考えています。(スタンスやルーツによって異なる為)
ただ非合法でも合法でもそれぞれのステージで活動をしているアーティスト(またはライター)として、混在した内容になることは双方にとってのリスペクトが欠けており、しっかりと分けて考えることがミューラルのカルチャーを共にするWALL SHAREのあるべきスタンスと考えます。
そしてWALL SHAREをパートナーに選んでくださった方々が、よりカルチャーにフィットしたプロジェクトを実行でき、日本におけるアートシーンの活性化をご一緒できると嬉しく思います。
まとめ
以下の記事にもありますが、アーティストやカルチャーへのリスペクトが深まることが、日本におけるアートのポジションが今よりもポジティブ且つ、身近な存在になると考えます。
WALL SHAREが目指す世界
リスペクトと愛で、新しいカルチャー、考え、感動が生まれることを願います!