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田通、絶対大丈夫

S a .さんの作品。寒色で力強い構図に惹かれました。使わせていただきありがとうございます。

救急救命講習に参加してきました。コロナ禍で延び延びになっていましたが、ここにきて落ち着いてきたのでやっと参加することができました。ただし積極的というわけではなく、仕事の一環としての参加です。どちらかといえば参加は見送りたいと思っていましたが、仕事なら参加しないわけにはいきません。

今から6年ほど前、営業中に横断歩道に倒れた高齢の女性を発見し119番通報したことがあります。目を疑ったというのが偽りのない感想です。どうすればいい?逡巡しました。ただ発見したからには救助する義務がある。瞬時にそう判断し初めて119番通報を経験しました。私は吃音でかなり言葉が出にくく、逆に怪しまれはしないかと危惧しましたが、懸命に言葉を発しました。こんなとき吃音って思った言葉がなかなか出てこずもどかしいんですよね。

で、今日の救急救命講習。やはり実技はありました。倒れている方に声をかけるとき緊張しました。声をかけて意識が戻ってくれたらそれでOKですが、そのとき私から言葉が出なかったら・・・生死を左右する可能性もあるわけです。それでもやらなければならない。本気でやりました。なんとか言葉は出てくれました。よかったと思いました。でもあくまでも練習です。本番というか実生活でこういう場面に出くわしたら・・・出くわしたくないですね。まぁ誰もでしょうけども。どうなるんだろうか。やっぱり吃音ってつらいなぁ、そう思いました。

ただそれを憂いていても仕方がないとも思いました。もしまた119番通報する機会があってもそのときにできることをするだけ。それで結果がどうであれそれその事態に向き合った自分を誇ろう。そう思わなければいけない、そんな自分を肯定しようと思いました。セ・リーグ優勝のヤクルトスワローズの高津監督の口グセである、対大丈夫。自分に言い聞かせている自分がいました。

そんなことを考えながら救急救命講習を終えて帰路につきました。

本日もお読みいただきありがとうございます。

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