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育ちがいい人はツマラナイ

本屋行けば目につく「育ちがいい人だけが知っていること」
流れてくるネット記事「育ちがいい人が絶対にやらないこと8選」
初対面の人へのお世辞「なんか育ちよさそうですよね~」

今日意図せずして「育ちがいい」という言葉を3回も聞いたので
「育ちのいいひと」に対してちょっとだけ文句言います。


◆育ちがいい人の特徴◆
(1)言葉遣いが丁寧
(2)礼儀正しい
(3)人の悪口を言わない
(4)食べ方がきれい
(5)姿勢がきれい
(6)身なりが整っている
(7)誰にでも平等に接する
(8)態度が落ち着いている

言わんとしてることはわかります。自分も上記項目に当てはまる方見かけるときちんとした親からきちんとした教育受けてきたんだなぁと思いますもん。

職場にもそのような方がいらっしゃって、大変物腰が柔らかくて落ち着いてて誰とでも話せる緩衝材みたいな存在の方がいます。
自分からだれそれに話しかけに行くようなタイプの人ではないけど話しかけられたら機嫌よく笑顔で会話してくれるし言葉遣いも上品。
ワインや料理に対する造詣が深くておすすめワイン尋ねれば人それぞれに合ったワインを紹介してくれる。
もちろん人の悪口を発してる姿なんて見たこともないし、逆に「○○さんが~」と愚痴を相談されてもまぁまぁとたしなめている姿を多々見ます。

客観的に見て自分だけの評価だけじゃなく職場の人たち皆さんからそう思われてるんじゃないかとおもいます。

ただ一点だけ「それは間違ってるんじゃないの?」と思うところがあって、

それは飲み会での立ち振る舞いです。

飲み会の醍醐味というか楽しみ方の一つとして普段職場じゃ言えない悪口とか同僚たちへの不満・愚痴を笑いながらさらけ出しあうのがあると思うんです。
職場じゃ言えない・シラフじゃ言えない・信用してない人には言えない・ここだけの話にしてほしい。
職場での愚痴を周りを気にせず大きな声で言えるのがこの場なんです。それを楽しみにしている人もいると思うんです。

して、育ちのいいあなたは言います、仲間が酔いが回り気分よく饒舌になったときに「そうかなぁ?自分はそうは思わないよ」って答えるのはマナーとして合ってるんでしょうか。
自己発信で人の悪口言わないのは性分でしょうから分かります。じゃああなたみたいに出来上がってない人の楽しみを奪うのは良しとするんですか?人の話の腰を折るのは飲み会におけるマナーとしてどうなんでしょうか。
今何をすべきかで考えたら愚痴を言ってる人の気持ちに寄り添うこと、飲み会の雰囲気・流れを崩さないこと、自分も同じような思いを抱えてる演技をすることじゃないかと思うんです。

自分は良しとしないけれど相手にこの場を楽しんでもらう為に必要悪として演技するのは親から教わらなかったですか?いや、社会経験して自分で学びませんでしたか。
自分の中に硬い芯を持ちつつも、状況に応じて外皮を環境に合わせる事です

相も変わらず聖人君子なようなので自分が引きうけてこちらが粗暴な人間の仲間入りしましたよ。

もちろん普段から人の噂話や悪口を話のタネにする人間は自分も大嫌いで、彼らのそんな話には参加しませんしスルーすることが多いです。ただこの飲み会の場においては、不満を抱えている人からその愚痴を引きずり出して吐き出してもらい同調するのが人間として正しい嗜みだと自分は考えます。

また、よく言われるのことがありまして、
愚痴や不満を一切言わないのは人間味がなくて面白くないです。
外面は確かにきれいですけど内面をさらけ出してくれてないような気がしてこちらとしてはちょっと寂しい気持ちになります。
こっちサイドの人間は汚い言葉を使って本音で話してるのに、そちらは体裁を繕った正しい言葉しか言わないので腹を割った話ができていない、信用されてないって勘違いしてしまう可能性ありますよ。
人から信用されるには多少なりとも不平不満を抱えてたほうが人間ぽくて面白いですよ。

むしろ、内面をさらけ出すのに抵抗があるのかと勘ぐってしまいます。


話変わりますが育ちの良さに関してもう一点


近ごろは、貧富の差が目に見えているような気がする。しかも資本主義上流階級の方は容姿も整ってきたときた。

戦後華族などの特権階級が解体され個人個人の資本主義が台頭して男性優位の高度経済成長を迎えた、もちろん時勢の上流階級おじさん達の容姿は特段整ってるとは言い難かったと思う。ただ、金を持ってるおじさんは女性が選び放題むしろ女性の方から言い寄られてくることもあったでしょう。そこでおじさんは生命の性「ハロー効果」により生存競争に有利であろう顔やスタイルの整った美女をめとる、で子を産む。
顔の評価「C-のおじさん」と「A+の美女」の遺伝子で生まれる子供は「中間的Bの子供」としましょう(もっと複雑とは思いますが簡単に考えて)
裕福な家庭に生まれたBの子供は幼少期から塾なり習い事なりに励んでいたので有名大学に進学→大企業に就職、父と同じく富裕層の仲間入り。そこでまたA+の美女と結婚して子供を作る…以下同じ事でおおよそこのサイクルが現在までで4回転くらいしてると思う。
メンデルの法則やダーウィンの進化論にのっとり、合理的に考えれば現在の上流階級家庭の子供さん方は容姿が人並み以上に整ってる状態と判断してもいいんじゃないでしょうか、実際自分の目で見てそうなってると感じます。

容姿がよくて頭もよくて実家も太い若者が最近はわんさかしています。
そのような方々同士でパートナーとなるので貧富の差が目に見えます。

もうこれは逆転できないんでしょうか?

ここまで書いてますが上記行を再現したような面白そうな映画みつけたので簡単なまとめだけ書いてちょっと見てきます。


自分が思う育ちが良い人は「心に素直に生きる人」です。

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