お金をなめらかに流すことについて
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前にお金のブロックが外れかかっているということを書いたけれど、なんというか、お金に対する意識みたいなものも、どんどん変わってきているように感じている。
これまではお金は生きるためにどうしても必要なもの、仕事して働いてキツい思いをしてようやく手に入るもの、たくさんあればたくさんあるほど幸せになるもの、みたいにずっと思って生きていて、お金という存在を自分より上というのかちょっと特別なものとしてとらえて、そしてお金にというよりはお金のブロック、思い込みに縛られていた。
今はお金は生きるために「ある程度は」必要なものであり、楽しいことやワクワクすることをしていれば自然とやってきてくれるものであり、たくさんないとしても、十分に幸せは感じることができるということが、頭でというより感覚で、あるいは体感としてわかってきた。
そしてお金というのは、シンプルにツールであり、エネルギーであるというのか、とても便利というのもあって、どうしても何か特別な存在として見てしまうところがあったけれど、もっとフラットに見ていいというのか、自分のまわりにあるモノと同様に、やりたいことをやるためのツールのひとつくらいに考えている。
もちろんお金でないと払えないものというのもあるだろうし、それもほとんど全てがそうだと思い込んでいたけれど、お金でなくても自分でどうにかできることもあることに気づいたら、そんなにたくさんの有り余るほどのお金がないとしても楽しく幸せに生きられるとわかったし、実際にたくさんお金がなくても、楽しく幸せに生きている自分が今いるわけである。
昔はそれこそ、お金を使って何かを手に入れることが幸せと思って、自分にばかりお金をひたすら使っていた。
もちろん自分にお金を使ってもいいのだろうけれど、今は自分にお金を使うというよりは、友だちのイベントに参加するために使うとか、友だちの活動の応援に使うとか、そういうことに使うようになったし、幸せを感じるようになった。
きっと自分のためにお金で何かをひたすら買っていた時も、今のように友だちの応援に使うようになったのも、どちらにしても「自分が幸せを感じることに使う」という点では同じだろうし、僕のお金を使って幸せを感じるポイントが変わってきただけなんだと思う。
自分のお金に対する意識だったり、使い方がちょっとずつ変わってきて、今は「お金をどうなめらかに流すか？」ということを考えるというのか、お金との付き合い方みたいなものを根本的に見直すタイミングなのかなと思っている。
まあ貯金は大事なことだろうし、ある程度はあったほうがいいのだろうけれど、僕はあんまりそこは考えていないというのか、まあ頭が空っぽなのもあるだろうけれど、お金は心地よく流していればちゃんと流れてくるというのか、必要な時に必要なタイミングでやってきてくれるものだと思うし、いつも必要な時に必要な分があれば、特に困ることはないんじゃないかとだいぶのんきにかまえている。
実際に僕はたいした貯金もなく、というかほとんど銀行の口座にまとまった大きなお金があった時というのがこれまでなかったと思うのだけれど、それでもとてもとてもありがたいことに、こうして40年ほど特にお金に困ることなく生きてこれた。
豊かさというのは、人によってそれぞれあるだろうけれど、これまでは「お金は豊かさの全て」だと思い込んでいたことに気づいて、「お金はたくさんある豊かさのひとつ」というふうに意識が変わると、なんだ僕はたくさんお金を持っていないけれど、そもそも十分に豊かだったんじゃないかということに気づいてありがたいなあと感じるようになった。
だからきっとこれからも特に「お金をたくさん貯金しとかなくちゃ！」とか「お金がもっとたくさん欲しいなあ！」とは思うことなく、必要な時に必要な分があれば十分だし、もし思った以上のお金がやってきたら、それはなめらかに流してめぐらせていく。
今の僕の場合は、お金は好きな人のために使うことがほとんどだけれど、そうやって生きていけば、まあこれまでそうだったように、これからもなんとかなるんじゃないかと気楽に思っているし、自分ができる範囲でお金はなめらかに流してめぐらせていきたい。
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