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自分の心を満たしてあげることで、誰かに何かできそうな気持ちが出てきたことについて

(※今日の内容を音声で楽しみたい方はコチラからどうぞ(^^)↓)


ここ最近になってというか、恥ずかしながら今頃になってかもしれないけれど、「誰かに何かしてあげられることはないか」「誰かのために自分に何かできることがあればやってみたい」という気持ちになって行動することが、ちょっとずつできるようになってきたように感じる。

これまでは、なんというか自分のことが最優先という考え方をしていたように思うし、そもそも何か手伝うのもめんどくさいなあと感じていたところもあった。

とはいえ今はというと、自分でもちょっと変わったのかなと感じるくらいに「人のために動く」ということを少しずつではあるけれど、割とすんなりとできるようになってきた。

ついこの前も、いろんなご縁があって知り合った人と久しぶりにお会いしてお話しさせていただいた時に「こういうことやってみようと思っているんです」というその人のやりたいことを聞いていたら、自然と「何かお手伝いできることあったら言ってください」と言っている自分がいて、正直いうと自分で自分にびっくりした。

まあ、僕はいまだに人見知りではあるし、思ったことをこうやって文章では割とすらすらと書けるのだけれど、これが人前となると、思ったり感じていることの数パーセントくらいしか言えないし、会話もぎこちないわけである。

ところがその時は、自分でも「お前がそんなこと言うなんて初めて聞いたよ」と思うくらい、すんなりとごく自然に、知り合って合うのも2回目ではあったけれど「何かお手伝いできることあったら言ってください」という言葉が口から出てきた。

そしてそう言ったら喜んでもらえて、実際にお手伝いをさせていただくことになった。

人生とは自分でもどうなるのかなんてさっぱりわからないものなのだなあと、その時つくづく感じた。

どうしてそういうことを自分からすんなりと言えたのだろう?と考えてみたけれど、まず「自分がこの人のために何かできることがあればやりたいと心から思ったし、その気持ちを伝えたいとも思ったからだ」ということに気づいた。

もしかしたら、シンプルで素直なそういう気持ちになったのは初めてのことだったので、自分でも、自分の感情とか行動に驚いたのかもしれない。

ただ、間違いなく自分の心境とか行動は変わったんだなと感じた。

そしてなんで素直にそうやって、誰かに何かできそうな、何かできることがあればやってみたいと思えるようになったのかというと、「今の自分の心が満たされているから」ではないかということに気づいた。

今、正直に言って、自分の心はとても穏やかで満たされていて、あれが欲しいとか、これが足りないとか、どうなりたいみたいなものも特にない。

自分の好きなことをいくつかやって、ぐっすり寝て、心も体も調子がよければもう十分という感じで過ごしている。

なので、ようやく自分のコップを満たすことができたというのか、まわりに目を向ける気持ちの余裕が出てきたのかもしれないなあと感じている。

だから家族にも何かやることがあれば、自分から「あ、手伝おうか?」「一緒にやろう」みたいに声をかけることができるようになった。

前だったら「なんだかめんどくさいなあ」と思って、知らんぷりというか、声をかけていなかったと思う。

今思うと我ながらどうしようもない奴だったのかもしれないけれど、その時の自分は心が満たされていなかったのだろうし、誰かのために動くという気持ちにも、なかなかなれなかったのかもしれない。

そして誰かのために何かしよう、動いてみようという時の気持ちはとても心地よいというのか、うまく言えないけれど、なんだかぽかぽかした気分になる。

そういう気持ちになれたことそのものがなんというか嬉しいし、幸せなことでもあるし、そしてそれはちゃんと自分の心を満たすことができたからこそ初めてそういう気持ちになれたのだと思うし、そのことに気づけたことも幸せなのだと今は心から感じている。



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ささきたけよし
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