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教科書

今日は紹介したい映画がある。
「運び屋」
クリント・イーストウッドが監督と主演をしている。
87歳の老人が1人でコカインを大量に運んだという実際にあった記事をもとに孤独な老人を描いた作品。

its just time, is all
i could buy anything
but i couldn't buy time
時間が全てだ。
何でも買えるが、時間だけは買えなかった。

作品の中でこうようなセリフがある。
人は生きていていく上でいくつかのコミュニティーに属する。
その中で優位に立ちたい、必要とされたい、尊敬されたいという思いから見栄を張ったり、自分を無理して作ってしまう。
それは誰しもがあるものだと思う。
自分は特にそうで、人からどのように見られてるかを凄く気にする人間である。
人から必要とされなくなるのが恐ろしく、怖いのだ。
ただそれはとても小さな一部分でしか見れていない、とこの映画を通して学ぶことができる。
僕はこの映画の中での描かれているラストはとても悲しいと思ってしまったが、同時に幸せに気付き今までの過ちに対して向き合う姿はとても美しいとも思えた。
本当に本当に必要なものとはなにか。
幸せとはなにか。
人それぞれ価値は違うから、見栄を張ったりすることを否定するわけではない。
ただ、目の前の大事なことから目を背けるためにつく、嘘や見栄はとても悲しい。

映画は娯楽であるが、同時に人生の教科書みたなものだとも思う。
ただ見て感動するだけでなく、勉強し活かすこともできる。

運び屋は教科書のような映画だと思った。

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