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タイ渡航in2021 ~vs 医療ビザO/TR-MT~

渡航時期の決定

元々は2020年11月24日に渡航しSRSを受ける予定でしたが、9月中旬の時点で臨時便(片道約10万円)、ビザ取得、保険加入、PCR検査、入出国時の2週間隔離等単純に計算しても30~40万円の負担が追加。この時点で日本でオペするのと同じくらいの出費となってしまうため、手術を2月に延期することを決意。また、当時日本での新規感染者数は減少傾向にあり(それでも全国で数百名の新規感染者はいた)、タイ国内の感染者発生状況との兼ね合いを見つつ、入国制限の緩和を祈ることに。

ビザ取得のための書類準備

9月からタイ大使館のホームページを穴が開くほど見つめ、世界のCOVID-19感染推移を調べる毎日でした。前回2019年の渡航では観光と称してオペをしたため、「ビザって何年も滞在する人のための許可証的なものでしょ?」と自分には全く関係の無いものだと思い生きていましたが、まさかこんな形でビザを取得することになるとは思いませんでした。下記に2021年1月時点で医療ビザ取得に必要だった書類一覧をお示しいたします。
※あくまで当時必要だった書類ですので、現在渡航をお考えの方は必ずタイ大使館の情報をご確認ください。※

・パスポート
→有効期限6ヵ月以上、査証欄の余白2ページ以上のもの。
・申請書(APPLICATION FOR VISA)
→大使館ホームページからダウンロード。署名欄あり、カラー写真(3.5cm×4.5cm)貼付。英語で記載。
・経歴書(Personal History)
→大使館ホームページからダウンロード。英語で記載。
・日本の医療提供者発行の診断書等(原本)
→英文の診断書や推薦書が望ましい。
・タイの医療提供者発行の診断書等
→現地の病院スタッフさんやアテンドさんが用意してくれる(はず)。有効期限はタイ保健省の承認印から15日以内。
・14日間の隔離を行う医療機関発行のAHQ証明書。
→現地の病院スタッフさんやアテンドさんが用意してくれる(はず)。有効期限はタイ保健省の承認印から15日以内。
・身元保証書原本と保証人の署名入りパスポート(or運転免許証)のコピー
→大使館ホームページからダウンロード。保証人の身分証明書のカラーコピーには余白部分に署名をする。英語で記載。
・銀行残高証明書原本
→英文記載が望ましい。発行に7~10日かかる銀行もあるが、ゆうちょ銀行は即日発行(発行料520円)。金額は¥表記でも可。残高は治療に必要な分賄える金額であれば良い。
・航空券 又は 航空会社発行の予約確認書のコピー

以上の各種書類を揃えて、ビザ申請のアポを取ります。
英語力が皆無なので申請書等の記載が一番手間かかりましたし、ビザを申請するために東京へ行かねばならないことが大きなハードルでした。
英文の推薦状の原本は大使館に提出するので、ガモン用にPDF形式で保存あるいはコピーを取ります。
大使館のビザ申請日予約システムを通じてアポを取り、同時にガモン側で用意する書類(計3枚)の作成を依頼します。保健省の承認印が押された書類のデータを送ってもらい、印刷して提出となります。
アテンドさんを利用する場合は準備してくださると思いますが、個人手配で直接ガモンのスタッフさん(以下Hさん)とLINEでやり取りをしていたので、事前に準備した書類を一式PDFにして内容が間違っていないかどうか確認してもらいました。
ぼくはタイ国際航空を使いましたが、1月頃からZIPAIRも成田↔バンコク便が飛び始めたのでタイミングが合えばそちらの方が安価でした。
※ちなみにタイ国際航空を利用した際の料金ですが、
2/21成田11:45発バンコク17:05着/41,050円
3/9バンコク23:55発成田07:40着/39,820円
いずれも受託手荷物1個(30kg)・軽食・機内食・機内ドリンクが含まれている金額です。

ビザ申請

各書類も準備でき、いざ目黒へ。当時は県央ではなく県南に生息していたためバスではなく新幹線で東京へ行き、東京駅からは徒歩で大使館に向かいました。
都会の満員電車でコロナをもらって来る訳にはいかなかったので、アルコールスプレーは250ccを2本持ち、帰りに服も靴も脱ぎ捨てられるように安いGUのものを着て、それはもう意気込み勇んで歩きました。
google mapでは約7.5km。アポ時間は10:00-11:00、始発で東京駅に着いているので時間的にも距離的にも歩けなくないなと思いましたが、案外坂道が多かったり細い路地を間違えたりで予定時間の30分遅れで到着。
そして1月末だというのに日差しが強く、マスクも相まって相当な運動量。PokemonGoでセットしておいた7kmタマゴも全部孵しましたし、なんなら10kmタマゴも孵せました。万歩計の歩数も約20000歩、普段のジョギングよりいい運動だったかもしれません。
大使館に着いたら入口の警備・守衛さんにビザの申請予約をしている旨を伝え、整理券を渡されます。検温をしてドアを通り進むと窓口があります。整理券の番号を警備員さんに伝え、待機椅子へ通されました。ビザの窓口は3つあり、タイ人2名と日本人1名の職員で対応されていました。

まさかの事態

いよいよぼくの番となり、準備してきた書類を日本人職員へ渡しました。青ペンでスラスラチェックしている最中に一言。
「診断書の原本はありませんか?」
と。日本の病院の診断書をまさかのコピーで持参してしまい、アウト。
原本田舎なんです、新幹線で今日ここまで来まして…え、コピーじゃダメ…ですよね…エージェント会社等は利用していませんので…。
原本でないと受付出来ません、本日中に用意できるのであれば午後に再度受け付けることは可能、エージェントと連絡が取れるなら対応できるかもしれないとのこと。ここから某心のクリニックに行って再発行してもらうか…?でもなるべく東京にいたくない、人とのふれあいを避けたい、足がもつかなど色々考えた結果、一週間後にまた来ます、と伝え、再チャレンジすることに。職員さんも次回はすぐに完了できるようにと診断書以外の書類は全部チェックして送付用伝票も渡してくれたので助かりましたが、決まりは決まりなので、と。
おそらくコロナ禍で医療ビザを使ってタイに行く人の大半がSRSなのだと思います。それもアテンドさんを利用している方がほとんどでしょう(だからエージェントと連絡を取る対応を提示されたんだと推測)。個人で渡航すると決めたからには、しっかりすべてに責任を持とうと気持ちを引き締めた事件でした。原本を入れたつもりでコピーを持ってきてしまわないように、確認は怠らないように気を付けましょう(戒め)。
無事に2/4にビザの申請を受け付けて頂き、2/6にビザの貼られたパスポートが実家に届きました。この日も軽くハプニングがありまして。Hさんに「ビザ申請終わったー!地元帰るー!」とLINEして新幹線に乗った後、「ガモンから発行した書類の日付が2020年になっていた!!!どうしよう!!!ごめん!!!😢」とメッセージが。気付かれなかったので結果オーライでした。
何事も無く終わるのが一番ですが、ハプニングどんとこい人間なので逆にいい経験が沢山できてよかったです。

次回は~vs COE申請~に続きます。

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