移転の話
こんにちは、たまです。
この春、事務所を移転することになりました。
これまでの事務所(0.7坪)と比べると、だいたい7倍くらいの広さ(5坪)になります。
これまでの事務所は開業の時に借りたレンタルオフィスの一室。
0.7坪で、少し動けばすぐに壁にぶつかるくらいのスペースしかない部屋。
でも、この場所がなければ、お金の無い僕はおそらく開業できていなかったと思う。
この場所には心の底から感謝している。
移転を決めた理由
実は開業した時点で「どうなったら移転するか」をある程度決めていた。
その時に参考にしたのは数年前のセミナーで聞いた話。
僕とは状況がちょっと違うが「大福屋さんが2号店を出すタイミングはいつが良いか?」という話だった。
いつ2号店を出すか。
その答えは、売り上げが大きくなって資金が溜まったタイミングではなく、利益が出る度に大福の中の餡子を増量していき、餡子の量が限界に達して大福の皮が破れたタイミングだ、という話だった。
セミナーで聞いた時、本当に素晴らしい判断基準だと感じて、自分が事務所を広くするときに参考にしようと決めていた。
で、今回の移転。
開業以降に買った大量の書籍、参加したセミナーの資料やCD・DVD、一定期間保管する義務のある手続き資料などなどが0.7坪の部屋を埋め尽くし、パンパンになった。
この先もまだまだ色々学んでいきたいので書籍も資料も増えていくことは確定しているし、お客様のお手伝いをさせて頂くたびに保管義務のある資料も増えていく。
自分が成長してお客様に還元していくことを考えると、僕にとっては今が大福の皮が破れるタイミングなんだと判断して移転に至りました。
何故この文章を書いたか?
この文章を書いたのは、移転に際して一部の方から「儲かってるんだね~」とからかわれたから。
現状を言えば、きちんと報酬を頂けるようになったし、贅沢をしなければ食べることにも困らない状態は維持できている。
でも、世間がイメージする「儲かっている人」には程遠いと思う。
以前も書いたけど、発生した利益は、生活費と老後の備えを除けば、自己投資に消えている。
家が広くなったとか、車が新しくなったとか、贅沢な食事をするようになったとか、そういうのは…無い…。
これからもきっと、そんな感じのお金の使い方でやっていくんだと思う。
ウハウハに儲かったから事務所を広くするわけじゃないよ、ってことをお分かり頂けたら嬉しいです。
ここまでお読み頂きました方、ありがとうございます。