モデルナのロット別副反応

今日も、厚労省の報告もグラフ化してみました。元資料は、12月3日のワクチン分科会副反応検討部会の資料1-1-1「予防接種法に基づく医療機関からの副反応疑い報告状況について」という資料の41ページです。

ファイザーと同様に全部をグラフ化してみました。

まず、ロット番号、出荷開始日、納品数です。最初の出荷が5月23日でファイザーより3か月後のことでした。

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以下は横軸はロット番号(出荷順)です。上のオレンジ棒グラフは、下では折れ線グラフにしました。
副反応報告がこちら:↓  (右軸が棒グラフの目盛)

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急な減少が起きているのは7月6日の出荷分からです。その後の明らかに値が大きいのは、7月13日出荷のロット番号3004228です。同じ日に3つ出荷されているにもかかわらず、大きな違いがありました。(以前問題になったロットです)

重篤はこちら:↓

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死亡はこちら:↓

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モデルナのワクチンの死亡報告には、ロットごとに大きな偏りがあるのですね。ちなみに一番死亡率が高いのは7月30日出荷分で、3004228とは別です。10万人あたりの死亡報告は、0.552人。ファイザーの場合は最多は4月16日出荷分の3.687人ですから、実はモデルナの方が死亡報告数は圧倒的に少ないことがわかります。

アナフィラキシーがこちら:↓

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極端に多いのが6月29日出荷の3ロットの1つです。

モデルナは、随分ロット間で差があることがわかります。ファイザーの報告が減りきった頃からの接種開始なので、あまり報告数の減少が見られませんが、それでも少しづつ減少傾向があるように見えます。

引き続き、ファイザー・モデルナの比較、ロットや時期について少し考察してみようと思います。