見出し画像

10代で「若ハゲ」「20代で髪の毛が無くなる」と言われた私が、60歳の今まで地毛を十分に保てた理由/       ① Introduction: 私が経験から得たもの


5年前・同窓会でのこと

あれは、コロナ禍の前だから、約5年前のことで、当時私は55歳であった

その日、中学・高校の同窓会(注)に出席した私は、立食形式の会場の中で、同期のO君を探していた。
O君を探していた理由は、彼にある言葉を言うためである。
その言葉とは、ここ30年ほどの間、「O君に将来同窓会で会ったら、必ず彼に言いたい」と思っていたものである。
(注)私は、中学・高校のいわゆる一貫校に通っていた

ようやく、会場の中でO君を見つけた私は、彼と挨拶のことばを交わした。
「やあ、O君、久しぶりだね。Yだよ。元気だった?」
「おう、Y君か。久しぶりだなぁ。元気にしているよ。君も元気そうだね。」

それから簡単にお互いの近況を報告しあった後、私は、30年間言いたかった言葉を、ついにO君に言うことができた。
「O君、君が中学時代に、僕のことを『若ハゲ』『20代で髪の毛が無くなる』って言ったことを覚えている?
君がそう言ってくれたおかげで、今でもこんなに髪の毛があるんだ。
とても感謝しているよ。ありがとう!」

するとO君は、目をパチパチとさせて、しばらく絶句していた。
そしてようやく次のように言った。
「俺、本当に君にそんなことを君に言ったのか?・・・」

私がO君に言ったことの意味


以上の話は、少しは脚色しているが、すべて事実である。
私が5年前にO君に言った言葉は、もちろん半分は「皮肉・嫌味」である。しかし、半分は本当の意味での「感謝」だった。

O君は、中学生当時の私に対して「からかい」「冷やかし」で「若ハゲ」と呼び、「20代で髪の毛が無くなる」と言った。
それは、私に対する”好意”で言ったものではなかったことは明らかである。
彼がそのように言い出したために、他の学友たちも私のことを「若ハゲ」とからかいはじめ、彼らのイジメの対象にされてしまったのだった。

からかわれ、イジメられたことで、私は深く傷ついた。O君のことを恨みもした。
しかし、後から振り返ってみれば、彼が私に対してそのように言ってくれたことは、実にありがたいことだった。
なぜかと言えば、当時の私は、自分が若ハゲになる可能性が高いことに、気が付いていなかったからである

若ハゲは遺伝の影響が大きいと言われている。
私の場合、父は若くして髪が薄くなっていた。しかし、父方・母方とも、祖父が早くに死去しており、私自身は会ったことが無かったため、両方の祖父の髪がどのような状況になっていたのかはわからなかった。
そのため、自分自身が遺伝的に薄毛になりそうである、ということについてあまり自覚が無かったのである。

ではなぜO君には私が近い将来に薄毛になる、ということがわかったのだろうか。実は、私が高校時代にテレビ出演した時の録画映像が残っており、それを見ると理解できるのである。
高校時代の私には、髪の毛は十分に生えていたが、やはり「髪が薄い」「将来的に禿げそう」と感じさせるものが間違いなくあったのだ。
そのビデオを、大学4年生の時に、友人に見せたことがあるが、ビデオを見終わって、その友人からは次のように言われた。
「Y君、君は実は髪が薄かったんだね。」

そうなのである。
O君がいみじくも指摘した通り、私は、第三者から見れば、明らかに近い将来に毛髪が薄くなりそうであり、禿げそうだったのだ。しかし、残念ながら、当の本人はその事実に気が付いていなかったのである。
だから、O君からからかわれたことは、私が置かれている現実について、「教えてもらった」ということに等しかったのである。

薄毛対策は、早ければ早い方がよい。
O君からからかわれたことで、まだ髪の毛が十分にあった頃から、薄毛対策を始められるチャンスが得られた
のである。

しかし、実際問題としてどうすればよいのか。
からかわれ、イジメられて悩んだ私は、いろいろな本や雑誌を読んで、どうすれば髪が薄くなることを「阻止」できるか、“研究”を始めた。
当時は、まだインターネットが普及していない時期だった。そのため、私の“研究”は様々な雑誌や本を読むことだった。

その結果、しばらくの間は試行錯誤をしたが、やがて一つの結論を得て、「ある方法」を実践していくことにした。
そしてその方法は、数年のうちに効果を出し始めた
のである。

中学時代に若ハゲと言われた私だったが、その後、高校時代にはそれに対する対策を確立した。その結果、大学生の頃には、「髪が薄い」とは言われなくなっていた。

ちなみに、私には約2歳年下の弟がいる。
若いころには、「あの兄弟は、兄(=私)は禿げるが、弟は白髪になる」と陰で言われていたようだ。(友人が私にこっそり教えてくれた)

しかし、現時点で言えば全くその逆になっている。
私は、一部白髪になっているが、髪は十分に残っている。
それに対して、弟はかなり髪が薄くなってしまっている(しかも、白髪である)。
対策を行った私と、行わなかった弟は、若いころとは立場が逆になってしまったのだ。
弟が気の毒だったのは、彼が外見的には薄毛になりそうに見えなかった、ということである。だから、彼は対策を行うのが遅れてしまったのである。

私の経験から得られる薄毛対策のポイント

私の経験から得られる薄毛対策のポイントは、以下の3つである。

  1. 薄毛対策をするべきかどうかは、現在髪の毛があるかどうかということよりも、遺伝的に薄毛になりそうかどうかがより重要である。

  2. 自分の現在の髪の状態よりも、自分自身の父親や、父方・母方の祖父の髪の状況を見て、遺伝的に自分が薄毛になる可能性が高いかどうかを、客観的に判断したほうがよい。

  3. もしも、遺伝的に薄毛になる可能性が高いのであれば、髪の毛が少なくなりはじめる前に、できるだけ早めに対策を始めたほうがよい。

私が行ってきた方法は、サンプルは私1人だけだとはいえ、今となっては成果が出ることがわかった方法である。
少し前から、いろいろな人に話をしたり、インターネットの情報を読んだりもしたが、どうやらとても的を射た方法だったようである。
そうだとすれば、私が試した方法を、興味のある方にお教えすることは、意味があるかもしれない。私はそう思い始めた。

では、私が行ってきた方法は、一般的に言われている方法と比べて、何が同じで、何が異なるのか。
その点について、次回は検討していきたい。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?