言葉の重さの視覚化
言葉って重いと思う。
言った言わないに繋がるし、
その一言で関係性が良くなったり、
反対に崩れたりする。
意思疎通を図るために生まれた言葉は、
時には人を支え、時には武器になってしまう。
言葉の恐ろしさは、
出してみないとわからないところ。
聞いて、見て、触らないと伝わらない。
発信をしないと言葉は生まれない。
そう考えると、とても気楽に使っている。
気楽に使っているが故に、間違えてしまうことがある。良く考えて発信するタイプだが、それでも間違える。
言葉って重い。
その重みを1人でも多く理解したら、世の中は慎重に、誠実に言葉を選ぶようになるだろうか?
1人でも多く言葉の重さを理解できるように、言葉に重さをつけるのはどうか。この言葉は何キログラム、何トンと表記をする。
例えば、さようなら。
この言葉の重さはどれくらいだろう。
もし、もう二度と会いたくない時に使うのであれば、受ける側にとってどれくらいだろう。
その人の重みを体現しているのであれば、
60キロぐらいだろうか。重い。
もし、運命の定めにより別れをしなければいけないときに使うのであれば、どれくらいだろう。
これまで積み上げて来た時間や思い出の品を考えると、700キロ(軽トラ)くらいだろうか。まあ、全く思い入れがなければ75グラム、ヤクルト一本分だろうか。
言葉は、シチュエーションと時間で重さが変わってきそうだ。自分がどの場面でその言葉を使うのか、相手はその言葉に対してどれくらいの時間を積み重ねて来たのか。
これまで発して来た言葉はあの人なら理解してもらえたが、あの人には理解してもらえなかった。きっとそんな経験があるだろう。
重く受け止められないだろうと思っても、人によってはひどく重く感じるかもしれない。
反対にきついこと言ってしまったかと思えば、全く気にもしない人もいる。
性格や育った環境が違うだけで、受け止め方も変わるのは不思議である。
動物達も皆、異なる受け止め方をしているのだろうか。
言葉を数値で視覚的に理解することで、
重い言葉を与えてしまう可能性があることを事前に気付けるかもしれない。
言葉を発する時に、どんな状況でどんな人に対して適切な言葉を使うべきか、知るきっかけになるかもしれない。
インターネットであれば、入力した文字が重いと認知した時には文字が太くなったり、キーボードが重くなり、これ以上入力がしにくくなったりしないだろうか。
言葉を体験することで、重さに気付き、心地よくコミュニケーションを取れるようになりたい。
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