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議会で、「自治組織のIT機能整備への支援」について質問しました。

 6月15日木曜日、ふじみ野市議会で一般質問を行いました。新しい任期になって初めての質問です。質問は、「自治組織のIT機能整備への支援」です。私は、一人暮らし高齢者の孤独や健康管理などの問題への対策を重視しています。こうした方々には、行政や周囲の方々の支援や寄り添いが必要と考えています。自治会・町内会などの自治組織の活動の魅力化が、一人暮らし高齢者の孤独や健康管理の問題への一つの対策になるのではないか、と考えて、この質問をしました。以下、私の質問です。
【質問】
 現在、一般社会における情報技術サービスの普及により、市内の自治会、町内会といった自治組織の集会施設でも、インターネットサービスを利用した様々な取り組みが行われつつあります。パソコンやインターネット通信環境は、自治組織内部の文書作成、連絡頒布や市役所関係部署との連絡において、利便性や紙資料の削減などの視点から、その必要性は高まっています。また、パソコンやネットの内容をテレビ画面などで展示できるようになると、各種講座の資料、災害時の気象情報、動画視聴による住民の交流、市の動画配信の視聴などが可能になり、これまでコミュニティ交流に縁遠かった方々の交流参加促進といった面で積極的な影響が期待されます。自治組織のこうしたIT機能整備に対する市の評価と支援の状況についてうかがいます。

市の回答は要旨以下のとおりです。
【答弁】
○自治組織において、IT機能の活用を図ることにつきましては、これまでアナログで行っていた作業をデジタル化することで、作業の効率化や事務負担の軽減が図れるほか、災害時における安否確認や電子回覧板による情報伝達の速達性の確立、地域活動の見える化などに寄与するものとして、大変有効な取組であると考えています。
○本市における自治組織に対する財政的な支援としましては、パソコンの購入やネット環境の初期導入に係る費用や、その後の経常的に発生する維持管理費用について、市からの自治組織補助金や一般財団法人自治総合センターが宝くじの社会貢献事業として実施しているコミュニティ助成金など、目的や用途に応じて活用いただいています。
○本市としましても、若い世代の加入促進や各自治組織の負担軽減につながる取組や、DX化によるメリットを享受できる地域社会づくりを構築してことができるよう、自治組織連合会と緊密な連携を図ってまいりたいと考えております。
 
答弁を受けた私の意見・要望です。
【意見・要望】自治組織のこうしたIT機能整備に対して、市として、非常に高く評価されていると受け取れました。また、財政的支援として、パソコンの購入やネット環境の整備など初期費用や維持管理費用が、市などからの補助金が利用できるとのことでした。今後も財政補助の継続、充実を進めていただければ、と思います。
 ピンシャン体操について、市はユーチューブ動画を作成していますが、こうした市の推奨する事柄の動画や、市が主催する各種講座の録画動画なども集会所などで、視聴できるようになれば、と考えます(もちろん個人のスマホでもですが)。IT機能未整備の自治組織に対しては、整備にあたってアドバイスなどの支援も進めていただければ、と考えます。
 お答えに合ったように、若い世代の加入促進、自治組織の負担軽減、メリット享受を目標に、IT機能整備への支援を進めていただきたくお願いします。

【所感・課題】従前より、市の補助金の適用範囲が広がり、IT機能整備関係へ多くの充当ができるようになったことは喜ばしいと考えます。今後は、コンテンツ(いわゆる動画作品)やマネージ(実用の仕方)が重要と考えます。市のほうで、他地域の事例紹介や、アドバイスや情報支援に取組んでいただければ、と思います。

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